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★MotoGP2014 クラッチロー「トラブルは誰の責任でも無い」

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またしてもレースを完走できなかったクラッチロー選手。原因はエレクトロニクスのようです。

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クラッチローはカタルーニャGPでのリタイヤを余儀無くされた。彼がレースを最後まで完走出来なかったのは、これでシーズン4度目となる。

予選で13位スタートと苦しんだ後の結果がマシントラブルによるリタイヤとなってしまった。

「もちろんガッカリしましたよ。あるコーナーではパワーがまったく出なくて、あるコーナーではフルパワーで走れるんですからね。カタールの時に良く似ていますね。」

「ディスプレイに何の警告も出ていなかったんですよ。通常は何かしらの警告が出るんですが。何かおかしいとは思っていたんですが、警告が出ていないのでレースを続けました。10周目にいきなりエンジンが止まり、ディスプレイに赤い警告灯がフラッシュしていました。ちょうどコーナーの途中だったので、危うくクラッシュするところでした。後ろを走っている選手達を心配しましたが何事なく幸いでしたね。今現在、トラブルの原因は調査中です。」

「パワーがなくなった後にブラドルが追いついてきて、その後のコーナーでいきなりパワーが回復したことによって、次のコーナー進入で並んでしまったんですね。なんとか彼のラインから外れようとしたんですが。彼には謝っておきましたよ。その二つ先のコーナーでバイクが止まってしまいました。」

クラッチローの不運はカタールECUトラブル、オースティンでメカニックの作業ミス、アルゼンチンを怪我で欠場、タイヤ空気圧による問題でのムジェロ転倒。

「多くの人がなぜ怒らないのか聞いてきますが、レースはこういうものですからね。誰のせいでもありません。ムジェロでは転んでしまったし、今回はテクニカルな問題がでたというだけです。唯一のグッドニュースはブレーキングの改善ですね。それ以外は笑ってないと泣きそうですよ。」

「とにかく今は運が悪いですね。早いところチェッカーフラッグをちゃんとした形で受けたいです。そう簡単には諦めませんし、今までもそうしてきました。フラストレーションを感じているのは、自分もチームも同じですよ」

ジジ・ダリーニャは「もちろんカルのバイクに問題が起きてガッカリしています。本来起きてはならない事ですから。現在はその原因を突き止めようとしているところです。」と語る。

ピットでレースの行方を見守ることになったクラッチローは

「当然こういう形でレースを見守るというのは不本意ですよ。去年のアッセンやザクセンリンクみたいですね。ただ、トップ3のこの戦いはMotoGPにとってはいいことですよね。素晴らしい戦いでしたからね。」と語る。

8位でレースを終えたチームメイトのドヴィツィオーゾは、「今日のペースやトップとのギャップに関しても、満足のゆく結果だったとは言えますね。去年よりは確実に早くなっていますからね。ポル・エスパロガロとは、ほぼレース全体を通して争っていた形ですね。最終的に1000分の1秒ほど彼に遅れを取ってしまいましたが、今週の出来る限りのベストを尽くしたと思います。」と語った。