★マルケスが物理学を無視している事を証明する5つの写真
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マルク・マルケス選手と言えば、圧倒的な強さ、速さだけでなく、他の選手ならば絶対に転倒しているような状況でも転倒しないマシンコントロールも有名です。こうした転倒すれすれのライディングが生まれる理由については、練習走行中に各コーナーの限界(※どこまで攻めたら転倒、もしくはコントロール不能になるのか)を把握しようとしているからと、過去に何度かインタビューで語っています。そして決勝レースではその限界の内側で走り、スパートが必要な時はその限界ギリギリで走るというのが、彼の勝負強さの秘密の1つと言えるでしょう。
ブレーキをハードにかけながらコーナーに進入しようとしているところ。リアホイールはヘレスの路面から浮き上がっている。マルケスはこうしたライディングをMotoGPにおいて普通のものとしたライダーで、他のライダーにもこうしたレベルで走るか、このゲームから去るかの選択を余儀なくした張本人である。
右足はバイクから投げ出され、左肘が接地しフロントタイヤがスライドしている。2013年のサンマリノGPにおいて、マルケスはどういうわけかRC213Vをグラベルに突っ込まずに立て直した。
このリーンアングルはほぼ67度に達する。マルケスがMotoGPとMoto2で達成したこうしたリーンアングルには驚くばかりだ。
マルケスが手に持っているスマートフォンの写真を見て欲しい。2014年のチェコGPの練習走行での一枚だが、マルケスの肩と体の右側は、路面に擦り付けられている。驚くことに彼はこの状態からなんとか立て直したのだ。マルケスはどういうわけかバイクによじ登り、その後ピットインした。
レースの最中にリアスライドをしまっくている選手がいたら、それはマルケスだ。彼はトラクションコントロールとライダー補助システム(電子制御)はレースを退屈にしていると語っている。