★SLYFOX CUSTOMS KZ440カフェレーサー
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有名ショップのカスタムに比べると細かい仕上がりの質感が低いですが、全体的にセンス良くまとまったカスタムバイクです。このKZ440というバイク、日本ではZ400LTDの輸出仕様の440cc版として知られているようですね。この車両のカスタムエキゾーストは見た感じエンド部分を吊り下げて保持していないようなので、いつか根本あたりからポキっといきそうなのが気になりますが。。 狐のように賢くというのはスキルを要することだ。自分がすることに関して完璧に知恵を働かせている必要がある。別の意味では悪い意味になるがこの場合はそうではない。ナイジェルのバイクビルディングに関する様々なスキルセットはまさに、狐のように賢くと言えるだろう。父の助けも借りて、ナイジェルはBMXバイクから車などのカスタムを若い頃に経験した。このカワサキKZ440は彼にとって初めてカフェレーサーを作るという試みであったが、その結果は実に素晴らしいものだ。
SLYFOX CUSTOMS ナイジェル
「この1980年製KZ440は友達からもらったんです。このバイクで何をするかまったくアイディアを持っていなかったんですが、家に帰ってこのバイクをばらしている時に、手持ちのイングリッシホイールで遊んでいたんですよ。」
ナイジェルは知らぬうちにKZ440のプロジェクトを形にしていき、夜、そして週末はこのバイクの製造に打ち込んだ。ナイジェルはこのバイクを全て自分の手で手がけた。外装の製作、そしてペイントまでだ。ナイジェルはイングリッシュホイールを使用して素晴らしいテールエンドを製作、カワサキのデザイナーも誇りに思うことだろう。純正のタンクと同じラインを活かし、彼は流れるようなリアエンドを製作。LEDテールライトが見た目を引き締めている。次に彼はクリップオンハンドルに合わせるためにタンクを凹ませ、純正のオーバーサイズのパーツに満足出来なかった彼は、チェーンガードを作り直した。
エキゾーストシステムの作り直しは、彼が普段顧客に対して行っている事と同様で、KZも同様にワンオフのエキゾーストパイプをステンレスから作っている。小さなマフラーも同じくカスタムメイドだ。エンジンは内部パーツの変更、アップデートを行っており、新しいリング、バルブ、シール、ベアリングなどが使用されている。キャブレターもエキゾーストに合わせてジェットを大型化し、フォームフィルターを装備している。
フレーム自体は綺麗に掃除され、新しいリアステップマウントが溶接され、リアショック周りの剛性の弱さを補うために補強が施されている。その後フレームはガンメタルで塗装され、キャンディオレンジの外装に合わされている。
最後にバイク全体の配線をやり直し、イグニッションはシート下に場所を改められている。ヘッドライトとウインカーはeBayで購入したものだそうだ。現在はアフターマーケットのスピードメーターを装備しているが、ナイジェルは近いうちにGPS付きのユニットに交換しようと考えているらしい。