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★MotoGP2016 マルケス「優勝よりもタイトル獲得のほうが重要」

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以前は勝利数を少し積み上げなければと語っていたマルケス選手ですが、今の心境としては優勝をこれ以上追加せずとも、チャンピオンシップ優勝することが重要と語っています。とは言え勝てそうなレースではリスクを冒していくとのこと。 f:id:teletele916:20160923054723p:plain 残り5戦という状態で、マルク・マルケスはヴァレンティーノ・ロッシに対して43ポイントのリードを保っている。そして、ホルヘ・ロレンゾはロッシから18ポイント差だ。


先月のチェコGPの前に、マルケスはあと2戦は勝利する必要があると語っていた。それ以降マルケスは勝利を積み重ねておらず、毎戦ロッシの後ろで完走している。マルケスの得点差は以前として大きく、マルケスは彼の集中しているポイントが変わってきたと語る。

マルク・マルケス

「今はこれ以上優勝を重ねないでチャンピオンシップで優勝したとしてもOKだなと考えています。今はこの差を維持すること、ハードに働く事が必要です。アラゴンは自分達にとっては良いサーキットだというのもわかっていますし。フィリップアイランドやヴァレンシアも自分達には合っているサーキットです。ただ今年に関してはどうなるかわかりません。タイヤとエレクトロニクスに関しては、2位に10秒差で勝つことも、1位から10秒差を付けられる事もあり得ると思います。何が起こるかわかりませんし、コンスタントでいることが大事です。全ての練習走行、予選、そしてレースでトップ3にいようとすることが重要です。」


今年は8人の異なるライダーが優勝していることもあって、マルケスの獲得のチャンスを増やしている。そしてチャンピオンシップ争いをしている上位3選手の勝利数も僅かだ。マルケスとロレンゾは3勝、ロッシは2勝であるが、マルケスは表彰台のトップで完走するかどうかについては、あまり関係ないとする。タイトルを決めた2つのシーズンにおいて、マルケスは2013年は6勝、2014年は13勝し、ロレンゾが7勝してチャンピオンシップ優勝を果たした昨年は5勝している。


「昨年学んだのは、新しいシーズンが始まると、皆タイトルを獲得したライダーは覚えているけど、レースでより多く勝利したライダーだとか、表彰台をより多く獲得した選手だとかは覚えていないんですよ。最終的にはタイトルを獲得することですし、その実現にむけて動いています。ミサノのように4位で完走せざるを得ないのであればそうします。ただリスクを冒して勝てるのであれば勝負します。シルバーストーンでやったようにね。これはバイクのフィーリング次第で、いかにマネジメント出来るかにもよってきますね。それにミスをしたとしても若干はアドバンテージがありますから。ミスをしたとしてもチャンピオンシップ争いは出来ます。もし他のライダーがミスをしたとしたら彼らは多くのポイントを失い、さらに後ろに後退しますから。」