★MotoGP2016 各メーカーのウイングレット比較
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Facebookで「各メーカーのウイングレットの写真比較をしたらどうか?」とのご意見を頂き、各メーカーのウイングレットを比べてみました。決勝レースで使用されたものとヘレスの決勝後のテストで使用されたものが混ざっているので何とも一概には言えないところではありますが、パット見た印象ではホンダとヤマハのウイングレットは比較的似ているように思えます。
マルケス選手は月曜日に3種類ほどのウイングレットをテストしていたようです。
ロレンゾ選手はこのところウイングレットの仕様が目立っていましたが、ロッシ選手もヘレスではウイングレットを使用。ヘレスは小さいコーナーで素早く向きを変えるために、フロントの荷重を高めるなどの意味でも有効と判断したチームが多かったとのこと。
ウイングレットを昨年から積極的に取り入れていたDucatiは唯一、大掛かりなウイングレットを装着しているメーカーです。これだけウイングレットが横に突き出していると、1コーナーの進入が狭いトラックなどではスタートの後の混戦で危険性が高いというのは容易に想像出来ます。
スズキのビニャーレス選手は月曜日のテストで初めてウイングレットをテスト。レースディスタンスでの走行で操縦が楽になると語っています。他車のウイングレットと比較すると薄いように思えます。
アプリリアも同じくウイングレットを使用。形状としてはDucatiがサイドカウルに装着しているものに近いように思えます。
先ほどの記事でもご紹介しましたが、マルケス選手は月曜日に3枚ずつ計6枚のウイングレットも試していました。ここまで来るともはや、どの形状がどういったメリットがあるのかは見ている側には全くわかりません。。
なお余談ですが、アレイシ選手のTwitterによると最初にウイングレットの原型をグランプリレーシングで採用したメーカーはスズキだそうで、76年のRG500が最初にウイングレットを採用したマシンだったはずとのことです。今のまさに翼、カナードとも言えるウイングレットから考えると、随分控えめなウイングレットであった事がわかります。
[参照]
http://www.suzuki-racing.com/motogp/
http://www.motogp.com/en/news/2016/04/23/iannone-it-bothers-me-a-lot/199306