気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★MotoGP インドネシアでの開催は2018年からか?

Sponsored Link

各メーカーにとって重要な市場であるインドネシアMotoGP開催に向けて動きがあるようです。どこに作るかという問題だけでなく、賄賂で建設資金が消えるかも。。なんていう心配をする必要があるというのは困ったものです。選手にとってはマレーシア同様に厳しいコンディションでのレースになるでしょうね。

★MotoGP インドネシアでの開催は2018年から?

ドルナとMotoGPに参戦しているメーカーがインドネシアでレースをすることに注意を払っているのは公然の事実だ。インドネシアは東南アジアの中でもモータースポーツの関心が高く、スクーターと小排気量車両にとって世界最大の市場の1つだ。ホンダ、ヤマハ、スズキはここでレースをしたがっている。中間排気量の市場は欧州のDucatiのようなメーカーにしても重要な市場であり、彼らのセールスもここで伸び始めている。

2015年を通してドルナはインドネシアの青年スポーツ省の大臣であるImam Nahrawi、セントラルサーキットのCEOのTinton Soepraptoなどと話し合いの場を持った。現在のところドルナは大臣からの基本合意書を取り付けており、2017年から3年間インドネシアでレースを行なうという予備的な契約を結んでいる。

 

しかしここには1つの問題があり、インドネシア政府はSentulサーキットを使用したくないようなのだ。MotoGPホモロゲーションに沿うにはトラックの再舗装と設備を新しくする必要がある。多くのF1のサーキットのデザインを受け持つHermann Tilkeはこのサーキットのアップグレードに関する契約を交わしており、このトラックをグランプリレースが開催出来るように長く、安全なサーキットにしようとしている。このような改修には多くの資金が必要になり、これらの資金はインドネシア政府が負担することになる。だが政府はSentulの個人所有主に対しての資金提供を行なう事を、賄賂、収賄で多額の資金が消える事を恐れて拒んでいる。

 

この合意は既に遅滞している。インドネシア政府はマスタープランの提出期限とレースに向けた契約を既に逃している。しかし、インドネシアの青年スポーツ省の大臣は提出期限を延期するように交渉を行なっている。2017年にレースを開催する事は非常に難しいだろう。しかし政府は全てを2018年に行う事を計画している。計画の中でも最も致命的なのはサーキットだ。現在新しいサーキットの建設を含めたいくつかの代替となる場所が提案されている。その中の1つとして南スマトラにサーキットを建造するというものがあるが、人口、主な国際空港からの距離を考えて反対案が出ている。

 

ジャヴァの西、インドネシアの首都ジャカルタにサーキットを建設するというプランもある。しかしながら、MotoMatters.comはジャカルタに建設されるサーキットが一番の候補地ではないかと考えている。このトラックは街の西側に建設され、丁度空港と街との間に位置することになる。建設はすぐにでも着手されるだろう。新しいサーキットは公営となる見通しで、2017年の開催に間に合う可能性がある。

 

インドネシアMotoGPを開催するにはまだ多くの課題があるが、どうやらそのプロセスのペースは上がっているようだ。インドネシアに多くの注目か集まるのは時間の問題だろう。背景情報を提供してくれたTMCBlog.comのAli YusufとTaufik of、Scherezade M.Sに感謝したい。

by David Emmett

MotoGP in Indonesia - Probably Delayed Until 2018, Probably Not at Sentul | MotoMatters.com | Kropotkin Thinks