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★MotoGP2016 チームスズキエクスター プレス担当インタビュー

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スズキのMotoGPチームのプレスリリース、マーケティングなどを担当しているのはイタリアが主なんですね。全世界の鈴菌がスズキのグランプリ復帰を待ち構えていた2015年と異なり、2016年はそこから飛躍的な発展と着実な結果を積み重ねることが求められていると思います。日本のエンジンを始めとする技術開発もそうですが、全世界に鈴菌をばらまく活動をスズキのファンを増やす活動を、どんどんと推し進めて欲しいですね。

★MotoGP2016 チームスズキエクスター プレス担当インタビュー

MotoGPワールドチャンピオンシップは世界中でもっとも支持されているエキサイティングなスポーツの1つである。全てのイベントは冬期テストから18戦のレースまで何百万ものファンを集め、サーキット、テレビ、ニュースなどを含めた注目が集まっている。スター選手のサーキットでの様子はニュースとなり世界中を巡る。こうした理由から情報とニュースのマネジメントは非常に重要になっており、ライダー達のプロモーション活動も重要になる。チームスズキエクスターはイタリア人のフェデリコ・トンデッリにプレスとコミュニケーション活動を任せている。2016年のセパンテストが先週開始したのを受けて、トンデッリはチームとの初めての年となる昨年の振り返り、彼自身2年目となる3月20日カタールでのチームスズキエクスターのキックオフについて語った。

Q

「チームスズキエクスターとはどのようなストーリーがあるのでしょうか?」

フェデリコ・トンデッリ

「自分のバックグランドは戦略的コミュニケーションとジャーナリズムです。私はデジタルとノンデジタルのエージェンシーで戦略プランナーとして働き、イタリアのマガジンやウェブサイトでジャーナリストとしても働いたことがあります。自分がチームスズキエクスターにやってきたのは、まるで映画のような出来事だと思います。最初にチームマネージャーのダヴィデ・ブリビオに会ったのは2013年のミサノでした。マーケティングのクルーについて話すのには時期尚早というタイミングでした。そういった望みを持ちながらその後も連絡を取り続けていたのですが、2014年に私がジャーナリズムから離れることになり、その後は連絡を取ることはなくなっていったんです。そして2015年の2月、私が自分のプロとしての人生を考え直そうとしていた時に彼から偶然電話がかかってきたんです。これがきっかけで今のパートナーシップの話が短時間で進みました。電話から15日しか経っていなかったと思いますね。セパンの2回目のテストに飛びました。そこからはすぐにスタートして、それが私にとってファクトリーMotoGPチームとの初めての仕事の経験となり、それは非常に結果を求められる仕事でした。ですが、素晴らしくプロフェッショナリズムに満ちた環境だと感じ、多くの経験豊富な人々が、自分もファミリーの一員なんだとすぐに感じさせてくれました。」

Q

「チームの中では具体的に何をしているのでしょうか?」

フェデリコ・トンデッリ

「基本的にはチームの全てのコミュニケーションとPR活動を担当していると言えます。ダヴィデ・ブリビオへの報告などもそうです。これは大きく2つのタスクに分解出来ます。メディアリレーションとSNSでのオンラインアクティビティですね。後者はコンテンツを生み出し続けるという仕事です。主にビジュアル(※ビデオはチャンピオンシップのルールによって禁じられている。)の素材では、ファンにチームをフォローしてもらうことが目的です。主な内容としては”ビハインド・ザ・シーン”というコンテンツでチームに親近感を持ってもらうことです。私たちはゼロから初め初年度は素晴らしい結果を得ています。facebookのファンは55,000人、TwitterInstagramでは20,000人のファンを獲得しました。幾つかのコンテンツではオーガニックでの流入で200万人を超えています。実際、#MotoGPtechというハッシュタグは私達が生み出した流れなんです。とりわけファクトリーチームにとっては、MotoGPはスズキというブランドを広告する乗り物と言えるものなんです。ですからパブリック・リレーションに関するものは私によって判断されているんです。つまり、全てのインタビューのセットアップ、プレスリリース、ジャーナリストの提供するニュース、どのメディアが我々の事を何と言っているかなどね。この種の仕事はコンテンツの製作に関わることですが外交的な内容を含む事もあって、良いライターであるだけでなく、良きリスナーである必要もあるんです。」

Q

「あなたにとっても最初のシーズンとなったわけですが、2015年シーズンをどのように評価しますか?」

フェデリコ・トンデッリ

「私にとってはチームスズキエクスターの一員であるということは、私の2つの情熱、コミュニケーションとモーターサイクルと共に誇らしいものとなりました。私はMotoGPパドックは完全に初めてというわけではなくて、既にMoto2チームとは働いた事があったんです。しかしプレミアムクラスでしかもファクトリーチームでの経験となると話は違います。フィーリングと感情は非常にクイックに大きく変わりました。シーズンの初め数ヶ月で、自分はまるで雷雨の中の小さなボートのような気分になりましたね。今でも覚えているのが初めてのセパンへの旅で、それから開幕カタールでの圧倒される感覚。こうした素晴らしく有名で経験豊富なチームと働いていると、彼らのサポートに頼れるような気がするんですが、同時に彼らのペースに合わせて仕事をしていく事も要求されます。そしてレースを繰り返していくうちに、段々といろんな事が徐々に簡単に出来るようになるんです。一度そのダイナミクスを理解してしまえば、全てがスムーズに動いているんですよ。我々のチームで良いところは素晴らしいクルーがいることですが、皆家族のような感じなんです。同じ目的に向かって互いにサポートをしながらね。もちろん2人のライダーが私が最も一緒に働いている人間ですけど、アレイシとマーヴェリックは二人ともプロフェッショナルで野心家で、彼らの結果はすぐに周囲の注目を集めました。でも彼らはいつでもメディアに対応をするので、私の仕事も多くなりましたね。」

Q

「2016年シーズンはどのように感じているんでしょうか?」

フェデリコ・トンデッリ

「2015年シーズンは我々にとってフレッシュなスタートでした。ダヴィデとマーケティング部門の同僚のハツミと共にね。基本プランとアクティビティの計画を立てたのは良いスタートでしたが、2016年はそこからさらに向上をしていかねばなりません。コミュニケーションオフィスが技術部門と同じ手法をたどるとして、初年度はエンジンをかけ、次はステップアップの年です。昨年は多くのファンとメディアから多くの関心を集めることが出来ました。素晴らしいことでしたが、同時にチャレンジでもありました。 スズキとライダー達への愛情を感じる事が出来るのは素晴らしい事でしたが、同時にこれは彼らも私から、より素晴らしいパフォーマンスを求めているということでもあります。我々のアクティビティは多くの強さを持っていますが、いくばくかの弱さもあります。日本でエンジニアたちが技術的な改良を進める中、ここイタリアでは同じ事をマーケティングとコミュニケーションサポートでやろうとしているんですよ。」

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