★クラシカルレーサーをこの手に！MAGNI FILOROSSO（フィロロッソ）

クラシカルな佇まいと最新パーツの融合。エンジンもそうですが、コックピットの絵面の新旧混同感が凄いです。実際乗るとなると足回りやブレーキは最新型のほうが安全性は高いですけど、オリジナルにこだわりたいというのも確かに一理あります。

筆者がMVアグスタ350/500など3気筒のレーサーに憧れる懐古主義だというのは認めよう。しかし、このMagniのバイク、Filorosso（フィロロッソ）は最高だ。

 イタリア語でFilorosso（フィロロッソ）はThin（薄い）というような意味になる。Magniは今までBMW、Moto Guzzi、スズキなどのエンジンを使用したバイクを製作しており、MVアグスタのF4sのエンジンを使用したモデルも存在する。このモデルではMVアグスタF3の3気筒エンジンを搭載し、125馬力を発生する。

フレームはかつてのレーサーを思い起こさせるクラシカルな鉄管チューブフレームだ。

このバイクのシンプルさは今までの既存メーカーのこうしたモデルにはない潔さであり、使用しているパーツもことごとくクラシカルなものだ。

フロントフォークはチェリアーニ、旧型のブレンボ製ブレーキディスク、6本スポークの18インチアルミホイールなど。燃料タンクはハンドメイドのアルミ製で、バイクの重量は僅かに145kgにとどまる。

このコンセプトモデルが生産されるかはわからないが、大量生産される際は、クラシカルなパーツ（複数現存しないもの）類は最新のパーツに置き換わるということを余儀なくされるだろう。とはいえ、このモデルの美しさが損なわれることはないだろう。

Magni Filorosso Prototype MV Agusta GP Racer- CW CUSTOM & STYLE