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★BMW S1000RベースのS1000XRを最終テスト中

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最新モデルはリーク段階から名前が結構変わりますね。今まではS1000Fと呼ばれていたような…

それはさておき、S1000RベースのデュアルパーパスバイクS1000XRの最新テストが捉えられました。
 
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BMWの新たなスポーツツアラーS1000XRがヨーロッパで最終テストを行っている様子が捉えられた。
 
S1000XRは2014年の我々のお気に入りのバイクS1000Rをベースとしている。
 
そもそもデュアルパーパス、長距離走行に特化したアドヴェンチャーというジャンルを生み出したのはBMWであり、デュアルパーパスの中でオンロード/オフロード性能を向上させたライバルをBMWが追撃するというのは皮肉である。

 

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写真から見てとれるのはトラベル量の多いサスペンション、ワンピースのハンドルバー、触媒によって最低地上高が下がることを嫌って肥大化したマフラーなどだ。
 
ウインドスクリーンは上下前後に位置調整が可能なようであり、写真では一番高い位置にあるのがわかる。
 
S1000XRのデザインで目に付くのは左右対称のヘッドライトだ。これはずっと左右非対称デザインを採用してきたBMWの流れからすると目新しい。もしかするとBMWのデザインポリシーに変化があったのかもしれない。
 
車体のリヤ周りは、より多くの積載量を可能とするためのシートフレームが特徴だ。写真でもトップボックスとサドルバック用のフレームが見てとれる。
 
かなり低く見えるシート高、延長されたスイングアームによってセンタースタンドのスペースが確保されている。
 
エンジンは中低速に振ってあると予想されるが、そこまで大きな変更はされていないだろう。999ccの排気量にも変更は無いだろうが、マイルドなカムと小さいスロットルボディーが搭載されている可能性はある。
 
S1000Rのライドバイワイヤ機構は素晴らしい出来だし、変更があるとしてもXRに最適化され、何種類から選べるエンジンマッピングの変更が加わるくらいだろう。
 
BMWの他のラインナップのように積載量を増やしたモデルやセミアクティブサスペンションやヒートグリップを搭載したモデルが登場することも考えられる。
 
他のBMWと同様にS1000XRも標準でABSを搭載する。ブレーキキャリパーはブランドロゴを隠されているが、2ピースのブレンボキャリパーであることを期待しよう。
 
ただ、最新モデルのR1200RTに搭載されているクラッチレスでのギアチェンジを可能とするシステムなどの新たなシステムが搭載される可能性も高い。
 
このモデルの最新情報は9/30にドイツで開催されるインターモトで明らかになるだろう。またS1000RのようにハイパフォーマンスラインのHPシリーズの展開もあるだろう。
 
価格はおそらく$16,000前後、完全装備のモデルで$20,000前後になると予想される。