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★MotoGP2016ミシュラン ドイツGPプレビュー

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ご紹介のタイミングがレース後になってしまいましたが、ミシュランのザクセンリンクのプレビューをご紹介します。

★MotoGP2016ミシュラン ドイツGPプレビュー

ミシュランはMotoGPの中間戦となるザクセンリンクへと向かう。ザクセンリンクはテクニカルなサーキットで、シーズンの中でも最も短い3,671mという長さにも関わらず、高速で長い左コーナー、低速の右コーナー、荒い路面などが特徴で、カレンダーの中でも最もタイヤへの要求が厳しいサーキットだ。こうした事を考慮し、ミシュランはアシンメトリックのミシュランパワースリックのフロントタイヤをシーズンの中で初めて投入。これらの新しいコンパウンドのタイヤは、ザクセンリンクの10の左コーナーのストレスを考えた特別なもの。

★MotoGP2016ミシュラン ドイツGPプレビュー

フロントタイヤの左肩はこのトラックが生み出すであろう高温に対応してハードになっている。ホワイトのラインが入ったソフトタイヤも使用可能で、ハードコンパウンドにはイエローのラインが入る。これら2つのアシンメトリックタイヤは、ライン無しのミディアムのシンメトリックタイヤと共にラインナップされ、ライダーはこの中からタイヤを選択出来る。フロントに対応してリアも同様に左肩部分がハードなもので、アシンメトリックデザインとなる。フロントと同様に高速の左コーナーに対応する為のもので、毎周始めに登場する低速の右コーナーの為に、タイヤ右側はクイックに温度が上昇するようにソフトになっている。無印のミディアム、イエローラインのハードが使用可能で、良いパフォーマンスをライダーに与える為に異なるコンパウンドのタイヤのバランスが非常に重要になり、最大限の安全性と耐久性を提供することが、また重要となる。これらのタイヤに加えて、ミシュランはアッセンでも使用されたパワーレイン、ミックスコンディション為にパワーインターも準備する。


ドイツ東部のドレスデンから100kmほど離れたザクセンリンクは、アッセン、ブルノ、マン島TTと同様に公道を閉鎖してレースを行なうサーキットだった。しかし1996年からホーエンシュタイン=エルンストタールの近くで正式なトラックで開催されるようになり、1998年から毎年モーターサイクルグランプリレーシングの舞台となっている。歴史的にこの地はドイツの自動車産業の中心地で、これらのメーカーはこのあたりでレースを行っていた。またパーティーの雰囲気も合わさり、ザクセンリンクの週末はモーターサイクルレースのファンが愛するエキサイトメントに包まれている。


ミシュランとMotoGPパドックは金曜に2つの練習セッションを行い、翌朝にさらなる練習走行を行なう。この3つの練習走行によって、日曜の30周のレースの決勝グリッドを決定する土曜の予選走行に、どのライダーが参加するかが決定される。今回もまたチケット完売となったこのレースは日曜の14時にスタートする。


ミシュラン ピエロ・タラマッソ

「アッセンでのエキサイティングで変わりゆくコンディションの中、通常の週末が過ごせるのは良いことです。ただそれを望むのであれば、それはザクセンリンクはありませんけどね。ここはレイアウト的に非常に要求の高いサーキットです。長い左コーナーはタイヤに多くの熱を発生させ、タイヤはこれに対応出来なければなりません。こういった事を頭に入れて我々は完全に新しいコンパウンドをこのトラックのために作りました。高温に耐える為にタイヤの左側をハードなものとし、一方クイックに温まるように右側にソフトなゴムを使用したタイヤは今回が初めてです。低速の右コーナーは毎周すぐにやってくるレイアウトです。」


「この後は多くの左コーナーが続き、メインストレートに戻ってきます。ですからライダーが必要としているグリップがすぐに立ち上がる必要があるんです。ザクセンリンクはまた我々が初めてフロントにアシンメトリックタイヤを使用するサーキットとなります。また、ザクセンリンクは天候が変わりやすいサーキットでもあります。これはアッセンと同様です。ですからそれにしっかりと対応しないといけません。しかしいかなるコンディションであっても、ドイツの大勢の観衆は素晴らしい時を楽しむことになるでしょう。これはシーズンの中でも最も多きなパーティーレースと言えるレースの1つですから。」


出典元:ミシュランタイヤ