★MotoGP2016マルケス「全てのライダーがトラック上ではプロフェッショナルである必要がある。」
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オーストリアのRed Bull Ringでペドロサ選手と共にRC213V-Sのプロモーション走行を行ったマルケス選手ですが、バイクは違えどトラックを走行出来た事はプラスになったようです。別のインタビューでは「左コーナーが2つしか無いため、1周目などはタイヤの左サイドが温まらないために注意が必要だろう」とも語っています。
カタルーニャGPでの行い、ロッシ選手への後腐れのない接し方、こうしたインタビューを読むと、走りは相変わらずアグレッシブながらもライダーとして大きくなったと感じますね。
Q
「またチャンピオンシップ争いでトップに戻ってきましたが、追われる側と追う側とどちらが良いですか?」
マルク・マルケス
「トップにいたほうがマージンがありますから、トップにいたほうが良いですよ。今は10ポイントですね。例えば自分はル・マンで転倒して3ポイントしか獲得出来ませんでしたが、リードしていれば抜かれてもトップ付近に留まる事が出来ます。でも2位や3位ポジションにいるとミスは出来ないってことですから。」
Q
「ロレンゾに対して10ポイントですがこれは僅かなリードと言えますか?」
マルク・マルケス
「個人的には10ポイントは無いも同じです。次のレースで自分が3位で彼が優勝すればたった1ポイントですから。10ポイントはあるのは嬉しいですけど、無いも同然ですね。でも非常に接近していますよね。ヴァレンティーノも7戦を終えて僅かに22ポイントしか離れていませんし。トップ3人が25ポイント以下に収まっているということは、最後まで接戦になるでしょう。」
Q
「ロッシとロレンゾのどちらがトラック上では強いのでしょうか?」
マルク・マルケス
「トラックにもよりますね。ロレンゾの調子が良い時は彼は本当に速いです。ヴァレンティーノよりも強いですね。ロレンゾは凄いスピードがあるんですが、ヴァレンティーノのほうが経験があります。彼はいかなる状況でもいかに相手を上回るという事を知っています。彼が速い時は彼に勝つことは難しいです。たとえ彼がそのレースウィークに速く無かったとしてもね。彼は本当にコンスタントなんですよ。」
Q
「ヴァレンティーノと握手をしましたが、ライバル関係は終わったということでしょうか?」
マルク・マルケス
「どのライダーともライバル関係ですよ。トラック上ではチームメイトであっても負かそうと思いますし、友人であって他のチームにいるライダーにしてもそうです。全てのライダーがプロフェッショナルな関係を維持しないといけないんです。自分達は多くのリスクをトラック上で冒しているんですから。ヴァレンシアのレースでも言いましたが、自分はいつでも握手をする準備がありました。遅くなりましたけど、ようやくという感じですね。でもこれは重要なことです。それに関して問題はありません。」
Q
「オーストリアのRed Bull Ringで6月14日にトレーニングを行いましたが、8月14日のレースについて良い下見になったのでは?」
マルク・マルケス
「MotoGPマシンで試したかったですね。ただルールがありますから、ここで十分にテストする時間がありませんでした。ただ似たバイクでのテスト(※RC213V-S)でしたから重要なテストでしたね。2ヶ月後に違うバイクで戻ってきますが、少なくともトラックの事はわかりました。」