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★アルゼンチンGP ロッシ「決勝で結果を残せるという事を証明出来ている」

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これでシーズン2勝目、3戦連続表彰台のロッシ選手。マルケス選手との接触に関する説明がかなり詳細で面白いですね。毎戦しっかりと戦闘力を発揮出来て決勝で結果を残せるということが何よりも重要だということですね。

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ニック・ハリス
「金曜日の段階でエクストラハードタイヤを使用すると話していましたが、最適なチョイスでしたね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「ええ。大正解でした。去年の後半以外は良いレースが出来ていた経験を活かしてエクストラハードを使用するという選択をしました。今日はマルケスの事をあまり意識せずに走ったのが良かったですね。出来るだけタイヤをレース距離で保たせようという事に集中していました。ウォームアップでマルケスが良いペースでしたので良いスタートを切る必要があるなと感じていました。」

「実際スタートは最高の形でしたがイアンノーネに外側に押し出されてしまったんです。でも集中して前に出て行けるよう走りました。その後は2位を目指して走っていました。その後マルケスと数秒差になった時にまだまだ行けるなと思ったんです。周回を重ねてリヤのスライドが多くなればなるほどに、自分たちのバイクのほうが速いということがわかっていたんです。」

 

「前を走るマルケスのスライド量がどんどん多くなるのを後ろから見ていて、これはラストラップあたり行けるんじゃないか?と思ったんですよね。彼に追いついた後に彼がクラッシュしてしまったのは残念でしたね。でも自分に言わせるとあれはマルケスのミスですね。マルケスはいつも0か100のライダーだと思います。彼を抜いた時に最初の接触があって、次に加速しているときに再度接触がありましたが、その時は右なのか左なのかどちらに接触されたのかはわかりませんでした。それで彼は転倒したわけです。最後まで良いバトルが出来ただろうに残念ですね。でも、最高のレースでしたね。」

 

ニック・ハリス
「レースの中のどのタイミングでこれは勝てるかもな?と思ったんでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「彼に勝てるか、もしくは脅かすことは出来るかなと思っていました。練習走行の段階からペースは良いことはわかっていましたから。それに前を走るライダー達が自分よりも苦戦していて、自分はエクストラハードを履いているということですね。でも勝利を確信したというのは無いですね。ただ集中して走っていたという感じです。」

 

ニック・ハリス
「3戦目にして2回の優勝ですね。そして2位には6ポイントのリードでチャンピオンシップをリードしています。そしてこれからホームレースのイタリア、スペインに向かうわけですね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「勝利しているということも嬉しいですけど、どのトラックでも戦闘力があるということが嬉しいですね。オースティンでは苦戦するとわかっていましたが、結果的には3位で終えることが出来ましたからね。このトラックはヤマハ向きではありますが練習走行の段階では少し苦戦していました。でも決勝になれば速いんだということを証明できましたね。去年よりもどこでも速く勝てるということ。これが目標ですね。」

 

ニック・ハリス
「次のヘレスでは過去にもたくさん勝っていますね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「ヨーロッパラウンドは大好きなトラックばかりですね。チャンピオンシップで多くのポイントを稼いでいるには良いことですけど道のりは長いですから。これからも1戦1戦集中していかないと。今年は各ライダーの強さだとかそういったバランスが変化していますからね。毎戦違った展開になっていくかと思いますが、ヘレスでも良いレースがしたいですね。」

 

ニック・ハリス
「110回目の優勝おめでとうございました。」

 

Q
「マルケスを抜いた直後彼が転倒する前に、右肩越しにマルケスのポジションを確認しました?そして3戦終えた段階で10回目のタイトル獲得の可能性を100%で表すとどれくらいですか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「彼に追いついた時は0.6秒くらい自分が速かったんです。でも抜いた後に彼が仕掛けてくるのはわかりきっていました。でもコーナーの中頃で彼が自分にぶつかってきたんです。その瞬間はF*ck!と思わず叫びましたね。アグレッシブなのはわかってるけど、そこまでだとは思ってないよってね。その後少しでも次のブレーキングに備えたアドバンテージを作ろうと思って加速したんです。そしたらまた彼が接触してきてね。」

 

「その瞬間は右なのか左なのかどこにぶつかられたのかはわかりませんでした。その後にピットボードでドヴィが後ろにいるという表示だったので何かあったと思ったんです。そして次の周で彼のバイクが止まっているのを見たんですよ。3戦のパフォーマンスは良いですね。バイクはストレートではとても遅いんですよ。なぜ去年よりもストレートで遅いのかはまったくわかりません。でも、去年苦戦してマルケスに負けていた部分でのマシンの改善が進んでいると思いますね。」

 

Q
「この勝利は心理的にあなたにとってどの程度重要ですか?そしてこれはライバル、マルケスにとってどういった意味を持つと思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「このトラックは速いだろうということはわかっていましたが、マルケスも速かったので正直2位でも良いかなと思っていたんです。でもマルケスはハードタイヤを選んだ時に、自分たちのほうが後半のタイムは良いわけだから可能性はあるなと思ったんです。他のライバルにどういった意味合いがあるかはわからないけど、とにかく自分にとっては毎戦戦闘力を発揮できるということは物凄く重要な意味合いがありますね。」

 

Q
「マルケスにとってこの転倒というのは何か影響があると思いますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「マルケスみたいなライダーはこんなことではへこたれないと思いますよ。大事な事はレースにおいて自分たちが強いということを彼に証明出来ているということですね。どちらかと言うと自分たちは最高のスタートが出来ているという状態で、すぐ後ろにドヴィヅィオーソがいるということのほうが重要です。またホルヘ、イアンノーネ、カルも今後強くなってくると思います。」

 

Q
「シーズンでこれだけ調子が良かったのはいつでしたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ
「2009年かな?この段階で66ポイント獲得出来ているというのは良いことですよね。これからのヨーロッパラウンドでもこの調子を続けていきたいですね。」