★MotoGP2014 ブリヂストン フィリップアイランドテスト レポート
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早速、ブリヂストンから先日のフィリップアイランドテストのレポートが出てます。
今回のテスト目的は新開発のリヤスリックタイヤが、10月に行われるフィリップアイランドGPでレース終了まで保つパフォーマンス、摩耗性、安全性を提供出来るかという点です。
ブリヂストンは2種類のフロント、8種類のリヤタイヤを持ち込み、その中でも6種類のリヤタイヤは今回のフィリップアイランドのために新開発されたもの。
各メーカーからは5人のライダーがテストに参加しました。Ducatiからはドヴィツィオーゾ選手とクラッチロー選手、レプソルホンダからはペドロサ選手、ヤマハからはロレンゾ選手とロッシ選手。テストは3日間を通して行われ、ライダーが走行した周回数は合計で861周でした。
全てのGPカレンダーの中でも最もリヤタイヤに厳しいフィリップアイランドGPのために、ブリヂストンはリヤタイヤをタイヤコンパウンド違いのもの、構造が違うものを用意。
1日目のテストは新開発の6種類のタイヤのイニシャルテストで、2日目、3日目のテストは、レースシュミレーションを行うことで、より実戦的なデータ、各ライダーからのフィードバックを得る形で行われました。
提供された6種類の新開発のリヤタイヤのうち、3種類が耐久性とパフォーマンス、ライダーからのフィードバックが良好だったようです。
この3種類のタイヤは2日目、3日目のテストで重点的にテストが行われ、この3種類が今年のフィリップアイランドでライダーに提供されるタイヤのベースになるだろうと。
3日間の天候はあまり安定していなかったようですが、逆に色々な天候や温度でのデータが取れたようです。
路面の温度は22°C~52°Cで最終日には少し雨が降りました。
このため最終日のトラック、路面の温度は低く、各ライダーにとっても実戦でも起こりうる様々な環境のテストとなったようです。
以下、ブリヂストンモータースポーツ タイヤ開発部マネージャー青木さんのインタビューです。
「今回のテストはブリヂストンにとって非常に有意義でした。3日間精力的に取り組んでくれた各チームと各ライダーに心から感謝したいです。彼らなしには今回のテストは成り立たなかったですからね。」
「今回の我々の目的はこのサーキットに最適なタイヤを見つける事でした。今回準備した6種類のタイヤのうち3種類のものが非常に好評で、結果も満足いくものでした。」
「この3種類のタイヤが、10月に開催されるフィリップアイランドで各チームに提供されるタイヤのベースになりますが、レース終了まで保つ耐久性とパフォーマンス、安全性を備えたものになると自信を深めています。」
各ライダーの順位、温度、提供されたタイヤ詳細は下記の通り。
1 Jorge LORENZO Yamaha Factory Racing
2 Dani PEDROSA Repsol Honda Team
3 Andrea DOVIZIOSO Ducati Team
4 Valentino ROSSI Yamaha Factory Racing
5 Cal CRUTCHLOW Ducati Team
Bridgestone slick compounds available:
Front: Extra-soft & Soft
Rear: Hard (various test compounds - asymmetric)
Weather: Dry. Ambient 17-33°C - Track 22-52°C (Bridgestone measurement)
ブリヂストンはこの後カタールに向かい、3/7-3/9にかけてロサイル国際サーキットで行われる、シーズン開始前最後のプレシーズンテストに挑むとのこと。
(情報元 cycleworld.com)