★MotoGP2016 レプソルのホスピタリティはどのようになっているのか?
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MotoGPパドックの裏側の中でも各チームのホスピタリティがどのようになっているのか?というのはファンならば気になるところですが、今回レプソルのホスピタリティについて詳しく書かれた記事を紹介します。 MotoGPパドックへようこそ。ガレージの裏はライダー達、彼らの友人と家族、チームのゲストなどVIPがおり、時折メディアもリラックスすることが出来る。こえがホスピタリテイだ。各ホスピタリテイは何かしら特別なものだ。チームホスピタリテイは、基本的に朝食とランチ、ディナーをチームとゲストに提供する。ホスピタリテイはスポンサーによって提供されるもので、スペインの石油企業であるレプソルのホスピタリテイは、主にゲストとVIPを饗し、いくつかイベントのホストも行う。
レプソルの5つ星のホスピタリテイの中では、マルク・マルケスの母であるとか、ダニ・ペドロサの父親に会うことが出来る。アンヘル・ニエト、アレックス・クリビーレが彼らの妻と一緒にいることもある。ここは元ライダー達がリラックスする秘密の場所であり、選手の両親達がTVの無分別な目から離れてレースを観戦出来る場所だ。
マネージャーのザビエル・ガルシア・ブラスコは、この素晴らしい施設を案内してくれた。彼はレプソルの元で20年間働いてきている。入り口を入ると、80平方メートルの空間があり、ここは受付とバーを兼ねている。そして別室に90平方メートルのレストランがあり、オフィス、キッチン、テラスが屋上にある。
すべての施設は梱包されて3台のトラックに収まり、これらの組み立てには3日を要する。毎週末のレースには14名のスタッフが帯同し、その中にはキッチンスタッフ、ケータリング、ホスピタリティのセットアップを行う人々が含まれる。
ホスピタリティは基本的にはメディアとレプソルのゲスト向けのものだ。レースウィークには平均して500人がここで食事をする。量ではなく質が重要とされる。レプソルはスペインとポルトガル向けにレストランガイドを出しているため、質が重要なのだ。キッチンでは3人のシェフが働いており、そのうち1人はバルセロナのホテルマネジメントの学校で博士号を持っている。シェフ達はフルタイムで働いており、ケータリングからメニューのデザインなども手がける。
ザビエル・ガルシア・ブラスコ
「メニューのフィロソフィーは品質と多様性です。ブッフェにはベジタリアン向けのコーナーもあります。アジアンフュージョンコーナーは主にホンダの日本スタッフ向けで、フレッシュfromマーケットというコーナーもあります。スペインのガスパチョのようなフレッシュスープもありますし、パスタや米、肉、魚、野菜など豊富に取り揃えています。アレルギーに関する注意書きもありますし、グルテンフリー、乳糖不耐症の方向けのメニューもあります。これは我々の顧客にとって重要なことなんです。日本の伝統的な食事メニューもありますよ。」
ライダー達はどうなのだろうか?
「マルク・マルケスとダニ・ペドロサは炭水化物とプロテインの組み合わせという特定の食事ルールに沿った食事をしています。レース前に彼らは基本的に炭水化物を取ります。ですから、我々は彼らのために特別に調理をし、彼らは基本的には彼らのモーターホームの中で静かに食事をします。ホスピタリティはまたイベントをアレンジしますが、そういった時はミシュランのスターシェフ達が調理をする事もあります。クッキングショーの”molecular kitchen”のパコ・ロンゼロ シェフが調理をする時などは自分はサポートに回ります。こうしたイベントにはライダーも招待されます。」
ブッフェの写真を見て、我々はこうした素晴らしい料理を食べられる事を嬉しく思った。読者向けに、レプソルホスピタリティのシェフは、2つのレシピを教えてくれた。1つはスペインの伝統料理、そしてもう1つはアジアンジュージョンスタイルだ。レプソルは2016年のMotoGPチャンピオンであるマルク・マルケスとダニ・ペドロサが所属する、ホンダHRCファクトリーチームのメインスポンサーだ。であるからして、彼らが提供している日本食はホンダのボス達にも喜ばれているものだ。以下がレシピだ。ぜひ作って感想を聞かせて欲しい。
オリーブのピュレとハムにトマトタルタルを添えて
(コンフィトマトの材料)
完熟トマト:750g
塩:2g
砂糖:20g
(タルタルの材料)
ダイスカットしたコンフィトマト:250g
ドライトマトのオイル漬けをカットしたもの:125g
ブラックオリーブピュレ:50g
イベリコハムの薄切り:65g
(作り方)
トマトの皮を向いて種を取り除く。170°のオーブンで塩、砂糖をまぶしてコンフィにする。冷ました後にダイス状にカットする。
コンフィトマトとドライトマトをよく混ぜ、丸型にいれて平らにならす。
丸型を取り除き、ブラックオリーブピュレとタルタルを盛り付ける。
イベリコハムを薄切りにし、タルタルの上に乗せる。
ポークフィレタイカレー
(材料)
豚のヒレ肉:2.3kg
タイカレーペースト:300g
玉ねぎ:1.5kg
オリーブオイル:0.5l
ビーフストック:1.2l
ココナッツミルク:1L
タイ米
(作り方)
ヒレ肉を薄切りにし、カレーペーストに1時間ほど漬ける
厚底のフライパンでヒレ肉をソテーする。肉を取り出し、鍋の中に肉汁を取っておく
同じフライパンに玉ねぎをいれて、カラメル色になるまで炒める
ヒレ肉を戻し、3−5分良く混ぜながら炒める
ビフストックを加え、4分の3に減るまで煮込む
最後にココナッツミルクを加え、10分煮込む
炊飯したタイ米を入れたボウルに盛り付ける