★カタールテスト2日目 マルケス「コーナー脱出時のグリップが足りない」
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初日はコーナーの中で向きが変わらない為に大きなコーナーで差が出るというような話をしていたマルケス選手ですが、2日目はようやくこの問題が解決した様子。ただ今度はコーナーの出口でのグリップ不足からのストレートスピードに影響が出ているようです。この部分を解決出来ない限りはラップタイムは向上しないでしょうから、今日のテストでどこまで改善出来るかが鍵になりそうです。
レプソルホンダのマルク・マルケスはハンドリングが向上したと語りながらも、コーナー脱出スピードをかなりロストしていると語る。マルケスはテスト2日目に1:56.046秒で9位タイム。トップタイムを記録したスズキのビニャーレスからは0.9秒遅れのタイムとなった。水曜からは0.5秒ほどタイムを向上したマルケスは、高速ラップを記録するためには不可欠なコーナー脱出時のリヤグリップの向上を最終日に注力するとのこと。
マルク・マルケス
「昨日と比較すると大きく前進しました。バイクも曲がるようになりましたし、今はシャーシ、ジオメトリーに注力をしているところです。これに関しては前進があったので、リヤのグリップに注力しているところです。昨日は全く良いセッティングが見つからなかったんですよね。ようやくコーナーの中での向き替えで自信が持てるようになってきました。しかしコーナの出口で多くのタイムを失っています。今の段階ではリヤのグリップを見つけることは難しいですね。これはコーナーの後のストレートスピードに関わってくる部分で、ここで多くのタイムを失っているのでこの部分の作業が必要です。」
「ハードのフロントタイヤは試していません。今日はずっと34番のフロントを試していました。これは36番よりも硬いように感じます。34番は快適な感じではないんですが、安定していますので悪くはないです。今の段階では別のサスペンションパーツは試していません。今日はバイクのフロントのジオメトリーと重量バランスについて多くの作業をこなしました。明日はコーナーの出口の部分について、どこを改善出来るかを確認したいと思います。最後にウイングレットを試してみたんです。たった4周ですけどね。湿度が高くなったことでトラックも少し滑りやすくなっている状態でした。効果は少しだけ感じましたね。ほんの少しです。ただ見てのとおり小さいウイングですので、違いを感じるのは難しいですね。ただ良い感触はありましたよ。明日はさらに理解を進めるために周回を重ねたいですね。」
