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★MotoGP2015ヴァレンシアGP 決勝プレスカンファレンス全文翻訳 前半

ヴァレンシアGP プレスカンファレンス MotoGP2015

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お待たせしました。最終戦ヴァレンシアの決勝後プレスカンファレンス前半部分の全文翻訳です。今回は表彰台3人に加えてチャンピオンシップで優勝したロレンゾ選手に別途時間をとっての形式になりますので、この記事の3者インタビューの25分、後半のロレンゾ選手単独インタビューが34分ほどとなります。(※これから翻訳にかかります。。)今回もロッシ選手が「マルケスはロレンゾのボディーガードみたいだった。」と話していたり、そのあたり記者からのエグい質問が多めで、ロレンゾ選手、マルケス選手も厳しい表情をしています。ペドロサ選手は純粋にトップで戦える状態に戻ってこれた喜びと、それを支えてくれたチームへの感謝を述べています。

ニックハリス

「すごい展開のレースとなりました。あなたのキャリアの中でも最もタフなレースになったのではないでしょうか?」

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ホルヘ・ロレンゾ

「ええ。タフなレースの1つでした。緊張感とプレッシャーが1コーナーの段階で非常に高かったです。自分の限界まで攻める走りを1周目の1コーナーからする事が出来ました。ただ、その後はリヤタイヤの特に右側のグリップが落ちてしまい非常に苦労しました。加速のたびにスライドしてマシンが動きまわってしまい、転倒しないように気を使う必要がありました。その後に31秒5、31秒後半、32秒台とタイムを維持していくのが難しく、今の状況がどのようになっているのか、あと何周あるのかなどボードを見る余裕がありませんでした。」

「1周目の1コーナーから、完走するまで全力を尽くしてバイクとタイヤの全てを出しきる事だけを考えていました。最後になってマルケスが近づいて来ているのがわかり、ダニもリカバリーして追いついてきているとわかりました。自分は出来る限りの力でひたすらにプッシュをし、こうして5度目の世界タイトル、3度目のMotoGPタイトルを獲得する事が出来ました。これはウェイン・レイニー、自分の友人でもあるケニー・ロバーツ、4輪の世界ではアイルトン・セナらの記録に並び、今はこの瞬間を午後、そして夜に存分に楽しみたいです。本当にここまで来るのは大変な事ですし、またこれを繰り返すのも大変な事だと思います。」

 

ニック・ハリス

「最後の瞬間で色々と状況が変わる中で、マルケスに抜かれて2位でもチャンピオン獲得は出来ましたが、ダニにも抜かれるという事もありえたわけですが。」

ホルヘ・ロレンゾ

「難しい状況でしたね。トラックに集中したかったのでボードを見る余裕がなく、ヴァレンティーノは4位だと仮定して走っていました。とにかく自分の最高のパフォーマンスを出すことを考えていましたね。最終コーナーに入った時点では、まだあと数周あると思っていたんです。チェッカーフラッグを見てようやく深呼吸をして。。普段泣く事は無いんですが、スペイン国旗を手にとった時、今回はこらえる事が出来ませんでした。感情的になっていたのでファンに声をかけたりする事が出来ませんでしたね。」

 

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。後でまた質問をさせていただきます。それでは次にマルク・マルケス。今日はずっとホルへの後を追って最後は彼をパスしようとしていましたね。」

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マルク・マルケス

「レースのスタートに非常に集中していました。ホルヘは一周目から速かったですし、最初の20周は彼に付いて行くのに苦労しました。ホルヘの1秒後につけるのに最大限の力を使っていました。その時はダニは後方にいましたね。あと6、7周あればホルへを捉えられたと思っていて、インディの時のように彼をパスしようと思っていたんです。その時も残り4周くらいでしたからね。残り4周のあたりで彼に近づいたんですが、そこでイエローフラッグが出ていて次の周でアタックしようと思っていたんです。しかしダニにパスされてしまいました。彼の動きは素晴らしかったですね。ただ、その後彼はワイドに膨らんだので彼のインに入ってホルへを追おうとしました。しかしこれで0.5秒を失ってしまい、最後になって彼に追いつき最終コーナーで勝負しようと思っていたんですが十分ではありませんでした。こういう結果でシーズンを終えるというのは残念ですが、最後に表彰台を獲得できましたので来年はきっと良い年になるでしょう。」

 

ニック・ハリス

「今年は結果の浮き沈みが大きいですね。」

マルク・マルケス

「避けねばならないミスがいくつもあったシーズンでした。今年6回も転倒していますから、今回は絶対に転ばないようにと思っていましたので、リスクを冒す事が出来ませんでした。トップからはだいぶ離されてしまったシーズンでしたが、来シーズンはタイトルを目指して戦いたいですね。」

 

ニック・ハリス

「マルクありがとう。それではノリに乗っているダニ・ペドロサ。最後は素晴らしかったですね。最後は勝利出来ると思っていましたか??」

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ダニ・ペドロサ

「ええ。でも今週はバイクのセッティングを出すのに非常に苦労していたんです。決勝でも同様にバイクのセッティングに苦労していました。スタートの1コーナーでは燃料満タンの状態もあってフォークが柔らかすぎて、何度もトライしたんですがそのたびに上手く行かなかったので、一旦落ち着いてタイヤをマネージしようと思ったんですよ。中盤にもう一度アタックを試みたんですがフロントの感触が悪くて、自分のレースをしようと決めたんです。あまりアタックをせずに走っていたら最後の7周ほどの段階で良い調子になってきて、同時に彼らのペースが落ち始めたのでアタックを開始したんです。ボードを見るとあと2周しか無かったので焦っていたのかもしれませんね。マルクを抜いた時バンクが深すぎてワイドになってしまい再びマルクに抜かれてしまいました。3位ではあるもののとても嬉しいですね。ホームGPの雰囲気も、シーズンの終え方も、自分たちの進化の具合もね。色々な事があったタフなシーズンでしたがチームがそばにいてくれましたし、スポンサーの人たちも同様です。本当に上手くいくかわからない中で信じるということはとても大変なことでしたが、こうしてこの場に戻ってこれたという事が嬉しいです。将来に向けて良い兆候ですね。」

ニック・ハリス

「ダニありがとう。そして3位おめでとう。それでは皆さん。レースに関する質問をどうぞ。」

 

Q

「ホルヘおめでとうございます。ホンダの2人に質問ですが、ロッシは今日はホンダが速いだろうと話しており、「ホルヘは彼らが何故自分を抜けなかったのかを説明出来ないだろう。」とも話していましたが、それに対してどのように感じますか。」

(※管理人注 ロッシ選手の主張するところによると、スペイン軍団はロレンゾ選手の優勝を助けようとしているという事)

マルク・マルケス

「今日は自分もダニも100%の力でプッシュしていましたし、暑くなるとフロントタイヤに問題を抱えることも分かっていました。今日は気温が低くなるのを期待していたんですが、昨日よりも5℃高かったですね。ダニの事はわからないけど、自分は序盤からフロントに問題を抱えていました。それで先程も話したように最後の6周になって勝利の可能性が出てきたんです。でもダニに抜かれて2人とも0.5秒ほど失ってホルヘに追いつけなかったんですよ。」

ダニ・ペドロサ

「今週は土曜まで苦戦していましたし、レースでも見てわかったと思いますが、非常に苦戦していました。最後になってフィーリングが良くなって追い上げることが出来ましたけど、ヴァレンティーノは自分がバイクの上でどのように感じていたかはわからないでしょう。」

 

Q

「ホルヘ、おめでとうございます。先ほどTVの取材にタイトルはスペインに留まるべきだと話していましたが、どのような意味合いだったのかわからないのですが、説明して頂けますでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「ワールドタイトルがスペインだけにふさわしいものという意味では無いんです。ただレースの結果などを見れば、勝利数、ポールポジション数、最速ラップタイム、練習走行のタイムなんかを見てもスペインがタイトルに相応しいとわかると思います。表彰台の回数なんかはあちらのほうが上だけど、そういう状況もあったわけですからね。雨では自分は確かに良い結果を残せなかったけどね。シーズンの序盤は良い結果を残せず、ヴァレンシアに20とか40ポイントとかのリードを持った状態で挑めてはいませんでしたけど、これは自分たちのバイクを知っている人からすれば明らかな事ですし、トラックでTVで自分を見てもわかる事だと思います。」

「今回ヴァレンティーノに7ポイントビハインドの状態でやってきましたけど、土曜のように、自分は自分の最高のパフォーマンスを引き出せるんだという事を示せたと思います。それに今日もホンダは特に後半で非常に強かったわけですけど、フロントに留まる事が出来て優勝も出来ました。ですからインタビューの冒頭で話した事のとおりなんです。でも自分は自分の走りを外側から見ていたわけではありませんから、自分がわかっているのはリヤタイヤの右側が酷くタレていて車体のコントロールが難しく、32秒台、32秒2など予想もしていないようなペースで走る事になったということです。ですから今日のレースに関してマルクやダニが話していることが正しいんでしょう。」

 

Q

「ロッシが今日は「マルクはロレンゾのボディーガードのようだった。」と話していましたが。。」

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マルク・マルケス

「フィリップアイランドでも既に彼は自分が理解できないようなことを話していました。自分がフィリップアイランドで彼に5ポイントあげて、イアンノーネが彼から4ポイント奪ったというようなことをね。まぁどうでもいいですけどね。フィリップアイランドではレース後に自分のところに来て握手してという感じでしたが、マレーシアについてあの木曜の会見でした。それからレースになり、自分たちは本来の位置ではないところで戦いを始めました。自分は1位を狙いたかったんですが不可能でしたからね。もし今日の自分がロレンゾのボディーガードだったと言うのなら、自分は2位だとか6位をかけて戦いましたよ。ロレンゾを追うなんてリスクは冒さずにね。でも今日は彼を追うためにリスクを冒しました。彼の後を追わないのであれば5秒だとか10秒だとか後ろを走行してればいいわけですよ。でも今日も自分はいつも通り100%の力で走りましたし、勝利をかけて戦いました。」

ホルヘ・ロレンゾ

「少し自分の意見を言いたいんだけど、クラシフィケーション(結果)を見ればわかるけど、ヴァレンティーノは2位を獲得したければ本当に限界まで攻めて走ればいいわけですが、今日の彼は自分たちよりも20秒も後ろですよね。自分のバイクは今日のペースで走れるような状態ではなかったんですけど、自分はそれをなんとかしたわけで、自分のスピード、そして決意というのはチャンピオンシップに相応しいものだと思いますよ。ですから皆さんには最終的なチャンピオンシップの結果を受け止めてもらいたいと思いますね。」

 

Q

「今日はスペインでも多くの人があなたの事を悪く言っていて、ある程度の尊敬を失ったと思いますか?」

マルク・マルケス

「自分たちはプロフェッショナルのライダーですから、そういった人たちの意見も尊重しますし、勝っても負けてもそれを受け入れることが出来ます。ただ自分がトラックに出ていって、その走りについて他のライダーを助けようとしているなんて事を言われると侮辱されたと感じます。自分の事を知ってもらっているからわかると思いますけど、自分はトラックに出て行けば練習走行だろうが決勝だろうが、常に100%の走りをするんですよ。」

 

Q

「100%の走行をしていないと言われると侮辱と感じると話していましたが、ロレンゾは「これはスペインのタイトルでホンダが助けてくれた。」と話していましたが。これはロレンゾからも侮辱されたと感じるわけですか?」(※ロレンゾ選手、呆れたという怒りのジェスチャー)

マルク・マルケス

「ロレンゾはずっとトップでひたすらにプッシュしていたから後ろの事はわからないのだと思います。ただ自分も、おそらくダニもこういった結果になると、人々がまた色々なことを話すだろうというプレッシャーはあったと思います。でも自分はそういう話に関しては同意できません。自分は100%で走っていたし、彼から僅か0.2秒差でゴールしているんです。ダニとの抜き合いで0.5秒失ってリカバーが出来なかったというのもありますしね。」

ダニ・ペドロサ

「これは自分への質問とは思えないけど、自分は常にベストを尽くそうと思っています。自分の状況は全くことなるわけですから、自分の事を知っているチームは自分がこの大きなバイクを乗りこなすのがどれだけ大変なのかを理解していますし、いつも勝利を狙っています。年間のレース数から考えると勝利数は多いかもしれませんが、いつも自分は最高の結果を求めてプッシュしているんです。それに自分はこうやって良いコンディションに戻ってレースが出来ていることが本当に嬉しいんです。こうやってレースが出来る状態に持ってくるという事が、今年の一つの目標だったわけです。でもこれは本当に大変なことでした。ですから今日のようなレースが出来て本当に嬉しいんです。序盤は苦戦しましたけど、後半になって自分の最高のライディングが出来たんですからね。」

 

Q

「昨日はあなたのポール獲得のラップが最高のラップだったと話していましたが、レースに関してはいかがでしょうか?」

ホルヘ・ロレンゾ

「今までで最も速いというレースでは無かったですけど、最も重要なレースだったと思います。ですからとても誇らしいですね。これから祝いたいと思います。」

 

Q

「ホルへ、今回のレースは非常に難しいレースだったと思います。後ろからのプレッシャーだとか、色々な事を影で言われたり。ただ、その中であなたは金曜から今日のレースまで完璧にこなしました。あなたのプレッシャーへの対処、そしてたった1つのミスもなくレースを終えた事は素晴らしいと思っています。その事については?」

ホルへ・ロレンゾ

「もし完璧なバイクが手元になく、正しいセッティングが出来なければ、自分はレベルを向上させる事が出来ないなど、ジャーナリストは色々と書くわけですが、自分はイタリアのテレビ局には自分が信じていることを話しました。2014年は3位で終わったわけですが、それ以外は2009年から2015年まで常にチャンピオンシップで1位か2位でシーズンを終えています。誰もが異なる意見を持っており、自分は自分の意見を言いますし、彼らは彼らの意見を言えば良いわけです。自分の集中力、そして困難な時期に落ち着いているという能力は高いのだと思いますね。」

ニック・ハリス

「ホルへにはこのあとゆっくり話を聞きますので、マルケスとダニに質問を絞りましょうか。」

 

Q

「ダニがあなたを抜いた時、後ろから彼がホルヘも抜こうとしているのか観察しようとしたんでしょうか?」

マルク・マルケス

「誰かが自分をパスした後で、抜き返すというのは難しいものですが、ダニが自分を抜いたあとにワイドにふくらんだのはラッキーでした。ホルヘが差を開いていくのがわかったので、ダニのインに飛び込んだんです。自分のアタックはターン5かターン6だったんです。そこではホルヘに接近できていましたが、イエローフラッグのせいで彼を抜けずにいたんです。そうしたらダニにオーバーテイクされたわけですけど、驚きましたね。彼にはターン8で抜かれたんですが、そしたら彼がワイドに膨らんだんですよ。今日は最後の2周か3周でアタックを仕掛けようと思っていただけに、ダニにオーバーテイクされてタイムを失ったことに関しては嬉しくないですね。」

 

Q

「3人に質問ですが、チャンピオンシップのブレーキングポイントはどこだったのでしょうか?」

ニック・ハリス

「ターニングポイントですかね?ホルヘには後ほど時間をとってもらいますので、回答はマルクとダニにお願いしましょう。」

マルク・マルケス

「自分の場合、カタルーニャの後では既にチャンピオンシップは難しい状況でしたね。ムジェロとカタルーニャで多くのポイントを失って、アッセンからはバイクが良い状態でレースが出来たと思います。ヴァレンティーノはコンスタントで、ホルヘのほうが速かったですが、彼はミサノでミスをしてしまいましたよね。でも彼はとても強い走りで戻って来ました。でも難しいですね。最終戦でもやはり苦労はありますからね。ヴァレンティーノからホルヘに対するプレッシャーは非常に大きかったと思います。ホルへは素晴らしいスピードで、ヴァレンティーノはコンスタントさで勝利に見合うと思います。ですからどちらのライダーもチャンピオンに相応しいと思います。ただ、自分達はチャンピオンを獲得するスピードが無かったですね。来年はチャンピオン獲得を目指したいですね。」

ダニ・ペドロサ

「自分の場合は明らかで、最初のレースの後に腕上がりを治すために再手術をすると決意した時です。そこから戻ってきた時には、体力的にも厳しく、バイクもトップの選手達と比べるとデータも無く遅れをとっていました。ですから最後は自分だけなんですよ。他の選手がどういう状態であるとかは全然考える事が出来なくて、この状況を打開する為に自分に集中するだけなんです。結局誰も自分の為には動いてくれませんからね。自分はチームが支えてくれて、徐々にではありますけど、良い結果が出せるようになりましたね。結局6戦を無駄にしてしまいましたから。ですからやはり最初の1戦でしょうね。」

 

ニック・ハリス

「ダニありがとう。2人ともありがとうございました。素晴らしいシーズンでした。それではホルヘには残ってもらいましょう。」

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