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★ムジェロGP決勝インタビュー ロレンゾ「最高に調子が良い」

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またしても完璧なレース展開を見せたロレンゾ選手。1周目のプッシュがとにかく素晴らしかったですね。次は地元スペインでのレースとなります。
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ニック・ハリス

「今日のレース展開は完璧でしたね。アグレッシブな1周目から後は一気に引き離しましたね。」
ムジェロGP優勝 ホルヘ・ロレンゾ
「木曜に話したように今年はヤマハの年になると思います。ヤマハが優勝出来るか、今の調子を維持できるかというのをどうこう言うのはシーズンは長いので時期尚早ですけど、6戦でヤマハは5回勝利しています。これは何かしらの意味があることですし、自分たちのバイクが素晴らしいということでもあると思います。」

 

「今回はDucatiが速かったですよね。アンドレア(多分ドヴィヅィオーソ選手のこと)がウォームアップでも速かったですけど、決勝はコンディションが変わってしまったので47秒台を出すのが困難になりました。今日は自分は48秒台が出せたのでそれもラッキーでした。それもあって逃げ切る展開でレースが出来ました。こういうチャンスがある時は最大限に活かさなければね。」
 
ニック・ハリス
「1周目のアグレッシブな走りは実に見事でした。あの序盤の走りが非常に勝利において重要でしたね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「スタートではドヴィヅィオーソに抜かれてしまったんですが、1コーナーでワイドなラインを取ることでコーナリングスピードを稼いだんです。そこでドヴィヅィオーソをアウトサイドから抜くことが出来ました。少しリスクは有りましたけどね。ウォームアップを見ていてイアンノーネのほうが今日は手強いなと思っていたので、自分とイアンノーネの間にドヴィヅィオーソにいて欲しかったんです。ですから、1stアラビアータの前にを何とかしてドヴィヅィオーソを抜いてギャップを作りたいと思っていたんです。」
 
ニック・ハリス
「バルセロナはホームレースとなり、ヴァレンティーノとのポイント差は6ポイントです。3戦連続での優勝ですしホームレースを迎えるには最高の状態ですね。」
ホルヘ・ロレンゾ
「ヴァレンティーノは今年は表彰台を逃したのは1回のみという素晴らしいシーズンですよね。今日はラッキーなことにヴァレンティーノとの間にイアンノーネが居ましたけどヴァレンティーノにポイントで追いつくのは難しいと思います。こうやってポイントで追いつけているのは嬉しいですが、今後何が起こるかはわかりません。ヴァレンティーノに勝てないかもしれないし、Ducatiやマルケス抜かれることもあるかもしれません。ですから自分もヤマハも努力を続けて、今のこの最高の状態を続けていくこと、そしてそこからメリットを最大限引き出すことを意識したいですね。」
 
Q
「金曜と土曜の間にどうやってこの素晴らしいペースを出していく方向性ができたんでしょうか。」
ホルヘ・ロレンゾ
「今回はル・マンのセッティングに近い状態で始めたんですが、それに満足せずに出していったセッティングが良い方向に繋がりました。これによって0.2〜0.3秒ほど速く走行出来るようになったんです。」
 
Q
「3人に質問ですが、今日の転倒でマルケスのタイトル獲得が絶望的になったと感じますか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「それはないですね。まだ12戦残っていますし、自分たちがエンジンを壊したりミスをすることも可能性としてはありますから。マルクが今日の自分のような走りをすることもあるでしょう。確かに彼が転倒したのはチャンピオンシップにおいてはラッキーでしたけどね。」
 
Q
「ピットボードでマルケスがすぐ後ろにいるのがわかった時、どう感じましたか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「彼のタイムからすると抜かれるかもなと思いましたが、ラッキーなことにギャップが広がって行きましたね。これはええっと。。(※英語でなんと言うのかわからず口ごもり、横にいるイアンノーネ選手が肩を叩く。会場爆笑w イアンノーネ選手はいつも英語インタビューには苦戦しており、今回も英語で話すのは難しいと話していたという経緯があります。 )いや、わかっているんだけど…ジャーナリストからの質問に答えるのはレースよりも難しいよ(笑)」
 
Q
「こうして良い状態に復活してきたというのはどれくらい重要なことでしょうか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「自分の場合カタールでも良い結果を残せるはずだったんですが、ヘルメットの問題がありました。ヴァレンティーノはフリープラクティスで良いタイムが出ない中でも決勝では必ず上位に来ますよね。そういう彼を見るのは、彼に勝とうする自分にも大きなモチベーションを与えてくれます。」
 
Q
「今がキャリアの中でも最高と言えますか?」
ホルヘ・ロレンゾ
「そうですね。2013年はM1が今のようなバイクに仕上がっていなかったので、ホンダに対するアドバンテージは微々たるものでした。マルケスがルーキーだったのもありましたし。それでも2013年は良いレースが多かったんですが、今のバイクの仕上がりは色々な面を考えても素晴らしいですね。ストレートも速いと思いますし。今後も改善を続けていきたいですね。」