★MotoGP2015 マルケス「2年前なら転倒してリタイアしていたかもしれない。」
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結果は5位ながらも、その追い上げは凄まじいものがありました。オースティンはマルケスのホームとも言われているほど得意としているコースですので、どういったレース展開になるか楽しみですね。
マルケスは初戦カタールの1周目1コーナーで外に大きくはらみ、22周のレースを後ろから追い上げる形でのレース展開となった。
5位まで順位を上げた彼は貴重な11ポイントを獲得している。
マルク・マルケス
「いつもみたいな良いスタートが出来ませんでした。1コーナーのブレーキはかなり良かったんですが、コーナリングがワイドになってしまって路面が汚れたところで少しフロントが滑ってしまったんです。そのままインにマシンを向けることも出来たんですが、限界に近い操縦だったのでワイドなラインを選んだんです。そのせいでかなり順位を落としてしまったんですよね。1コーナーは少しでもアウトに出てしまうと路面が汚れていて滑りやすいので難しいんですよ。」
「可能な限りプッシュしました。その時イアンノーネとロレンゾまで2.5秒でした。ラストラップはミスをしてしまって危うく転倒するところだったんです。ですから11ポイントで取り敢えず良しとしたんです。この結果は受け入れがたいですよ。でも仕方ないですね。2年前なら多分転倒して、レースをグラベルで終えていたでしょうから。ここの難しさはタイヤのマネジメントですね。100%の力で攻めるとタイヤをオーバーヒートさせてしまって、数周はタイヤを休めないといけなくなるんです。かなりの数のライダーをオーバテイクしたことで自分もタイヤをオーバーヒートさせてしまったんですが、休んでいるような暇もないですからね。」
「もしミスが無くトップにいたとして、ヴァレンティーノやドヴィヅィオーソと勝負ができていたかはわかりません。そういうシチュエーションの場合は違う意味でレースをコントロールしないといけないですからね。いくつかの箇所では自分のほうが良いペースだったことは事実ですけど。自分もトップ争いが出来るだけのコンディションではあったんですけど、今日の場合はそれはもう手遅れでしたね。5位で終えたわけですが心配はしていません。バイクは良いしフィーリングも良いです。オースティンでは勿論優勝を狙います。今回の練習走行ではヤマハが遅くてホンダが速く、決勝では逆でしたね。奇妙だなとは思いますが、オースティンではこうした状況を変えたいですね。」
「アルヴァロ・バウティスタには申し訳ないと思います。(※マルケスの接触でリタイアしている。)ビデオで見るまで知らなかったんです。コンタクトはそれほど大きなものでは無かったですか。彼がかなりワイドなラインで走っていて自分がその隙を付いただけですから。とにかく申し訳ないと思っています。彼との関係は良いと思いますし、アンラッキーだったなとは思います。」