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★マン島政府 マン島TTのプロモーターを募集中

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昨年末くらいからの話題ですが、マン島政府がマン島TTレースのプロモーターを探しています。ただこれってただの開催のプロモーターではなく、現在のマン島TTレースを頂点とする世界規模の公道レースのシリーズ戦を作り上げるという役目を担うプロモーターを探しているみたいです。ターマックオンリーのWRCのバイク版と考えるとわかりやすいかもしれませんが、将来的に楽しみな話題ですね。
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マン島TTの開催権を持つマン島政府は、マン島TTレースの開催、宣伝などを一任出来る独立したプロモーターを探している。

 マン島TTレースは世界で最も古いレースイベントの一つだ。始まりは1905年。当時のヨーロピアンカーレース、今で言うところのF1の一戦として開催された。バイクでもレースをするようになったのは1907年からとなる。

 
レースは公道を閉鎖して作る一周約59kmのコースで行われ、合計で7つのカテゴリー(スーパーバイク、スーパースポーツ、スーパーストック、ライトウェイト、エレクトリック、シニア、サイドカー)でレースが行われる。開催は毎年5月の終わりから6月の始めまでの2週間で、約43,000人が観戦に訪れる。
2014年マン島TTレースは130カ国で放映され、世界中の合計で約402時間の放映時間、延べ約2600万人に視聴されている。
 
今回、世界でのマン島TTレースの人気を高めていくため、プロモーターは最終的にはマン島TTレースを頂点とする、世界規模のイベントをTTシリーズとして開発していくこととなる。この事業の推進にあたり、マン島TT政府はプロモーターに全ての商業的な権利(国内、海外での放映権、スポンサーシップ、ライセンス発行、観光、イベントのチケット発給、物販等)を授けることとなる。
 
同時に、プロモーターはマン島TTレースとクラシックTTの開催についての権限と責任をマン島政府と分かつこととなり、世界中で行われるTTシリーズの開催ホストとなる街との個別の契約についての権限も与えられる。なお、興味がある団体は、詳細資料をメールでリクエストすることが出来る。
 
スポーツコンサルティングディレクター マット・ウィルソン(マン島政府の代理人)
「マン島TTレースは世界的に見ても伝統的で象徴的なイベントであり、大きなブランド価値を持っています。我々は世界にはまだまだ未開拓の潜在市場があると考えています。マン島政府と理念を共有し、この素晴らしいイベントを次のレベルに引き上げ、マン島の商業的価値をともに拡大していってくれる独立したプロモーターを探しているというわけです。」


Isle of Man Government Seeks New TT Promoter - Motorcycle USA