★Ducati パオロ・チャバッティ「ロサイルで優勝出来る可能性もある」
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ロレンソ選手のミュージアムのオープニングに参加したDucatiのパオロ・チャバッティは、2017年シーズンの開幕から3戦に自信を覗かせています。しかしエアロダイナミクスに関してはあまり詳しく語っていません。噂されている2重構造のフェアリングを纏ったデスモセディチを見てみたい気もします。 (Photo courtesy of michelin)
アンドラのロレンソのミュージアムのオープニングセレモニーには、ロレンソのヤマハ時代のスタッフも参加していたが、Ducatiのメンバーも参加していた。ダヴィデ・タルドッツィ、そしてパオロ・チャバッティだ。彼らにとってもロレンソの記念すべき過去を見つめ、来るべきシーズンと比較を行うチャンスだった。
Q
「ミュージアムには長く滞在されたのですか?」
パオロ・チャバッティ
「素晴らしかったですね。ホルヘは素晴らしい仕事をしました。歴史的な展示物もありましたしね。ラウダとマンセルのレーシングスーツ、セナのヘルメットは素晴らしい品です。バイクと車のレースの世界の過去と現在の展示がありますので、訪れる価値があるミュージアムだと思います。」
Q
「ロレンソは2017年にやる気に溢れているようです。」
パオロ・チャバッティ
「これから彼は休暇を楽しんで、仕事に戻る形になります。来年は彼にとって非常に重要な1年になります。彼はモチベーションに溢れていますが、それ以上に、ボルゴパニガーレにストーナー以来のタイトルを取り戻すという野望があるわけです。しかし、これは当然Ducatiにとっても重要になります。バイクの性能を向上させて、ロレンソとドヴィツィオーゾに競争力の高いバイクを与えようとしているわけですからね。」
Q
「次回はセパンテストですが、どのようなDucatiを我々は見ることになるのでしょうか?」
パオロ・チャバッティ
「エンジンは我々のバイクの強みです。向上したシャーシ構造とコーナー進入が容易なマシンになっていることを期待します。ホルへもドヴィツィオーゾも、このバイクがフィジカルの強さを要求すると語っています。」
Q
「エアロダイナミクスに関しても疑問が残ります。どのようなアプローチを取るのでしょう?」
パオロ・チャバッティ
「過去にはボルゴパニガーレには、ウイングレットを設計する小さな部門がありました。整然とした科学的なアプローチを通じて、チームは常にハードに仕事をしていますから楽観的に考えています。エンジンの変更は出来ず、1年の中で2回フェアリングの変更が出来るのみです。」
Q
「カタール、アルゼンチン、オースティンは長いストレートがありますが、良い結果が出せそうでしょうか?」
パオロ・チャバッティ
「過去に戦闘力を発揮出来るとわかっている3つのサーキットですね。初戦のロサイルは優勝など素晴らしい結果を出せる可能性がある理想的な場所でしょう。もちろんライバルもいるわけで、ホンダとマルケスは常にオースティンで勝利しています。ヤマハもビニャーレスをとロッシという組み合わせで強力です。」
Q
「コーチについての話題が最近もちきりです。ケーシー・ストーナーはロレンソのコーチになるのでしょうか?」
パオロ・チャバッティ
「そうは思いません。ただケーシーが我々のテストの中での成長のプロセスにおいて大切な要素であることから、彼に何らかの役職を与えようと考えています。1月の終わりのセパンには彼も参加するでしょう。昨年のようにバイクに乗ってね。」
Q
「ミシュランに関しては?」
パオロ・チャバッティ
「今シーズンに関してはタイヤに関してある程度難しい状況だった事は確かです。彼らもまた進化していますし、現在のタイヤは安定しています。ですから2017年の最初のテストから自信を持っていますよ。」