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★MotoGP2016ドイツGP ミシュラン フロントにアシンメトリックタイヤを投入

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ドイツGPにミシュランタイヤは今季初めてフロントのアシンメトリックタイヤを投入します。これはざっくり言うとタイヤの左右で使用しているゴムの固さが違うタイヤのことで、極端に左右のコーナー数が違う、タイヤの左右で大きく消耗の度合いが異なってくるようなサーキットで使用されます。晴れのレースであれば良いですが、ザクセンリンクも天候が怪しい事で有名なサーキットですから、天候も気になる要素ですね。

★MotoGP2016ドイツGP ミシュラン フロントにアシンメトリックタイヤを投入

ミシュランは今週末のMotoGPの舞台であるザクセンリンクにアシンメトリック(左右非対称コンパウンド)フロントタイヤを今シーズン初めて投入する。タイトでツイスティなサーキットは左コーナーが多い。しかし高速でライダーを最も怖気づかせるコーナーはダウンヒルの右コーナーであるターン11、通称 'waterfall' plungeだ。

結果としてフロントタイヤの左肩は右に較べて固いゴムとなる。ソフトとハード両方のアシンメトリックタイヤが利用可能となる。ミディアムタイヤはシンメトリック(左右対称コンパウンド)のタイヤとなる。 フロントタイヤとマッチさせるため、ミシュランはリアのスリックタイヤも同様に左肩が固いアシンメトリックタイヤを採用する。フロントと同様に急激にタイヤの温度が上昇しやすいように、タイヤの右肩部分はソフトなゴムとなる。リアはミディアムとハードが使用可能となる。

ミシュラン ピエロ・タラマッソ

「アッセンでのエキサイティングで変わりゆくコンディションの中、通常の週末が過ごせるのは良いことです。ただそれを望むのであれば、それはザクセンリンクはありませんけどね。ここはレイアウト的に非常に要求の高いサーキットです。長い左コーナーはタイヤに多くの熱を発生させ、タイヤはこれに対応出来なければなりません。こういった事を頭に入れて我々は完全に新しいコンパウンドをこのトラックのために作りました。高温に耐える為にタイヤの左側をハードなものとし、一方クイックに温まるように右側にソフトなゴムを使用したタイヤは今回が初めてです。低速の右コーナーは毎周すぐにやってくるレイアウトです。」


「この後は多くの左コーナーが続き、メインストレートに戻ってきます。ですからライダーが必要としているグリップがすぐに立ち上がる必要があるんです。ザクセンリンクはまた我々が初めてフロントにアシンメトリックタイヤを使用するサーキットとなります。また、ザクセンリンクは天候が変わりやすいサーキットでもあります。これはアッセンと同様です。ですからそれにしっかりと対応しないといけません。しかしいかなるコンディションであっても、ドイツの大勢の観衆は素晴らしい時を楽しむことになるでしょう。これはシーズンの中でも最も多きなパーティーレースと言えるレースの1つですから。」

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