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★MotoGP2015 ホンダ 「我々はペドロサを支えなければならない。」

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レース終了後に電撃発表となったペドロサ選手の腕上がり問題。こうした症状のせいで本来の実力でライディング出来ていないというのは、本当に悔しいでしょうね。。ペドロサ選手を想うリヴィオ・スッポの言葉が熱いです。

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ダニ・ペドロサは一刻も速く腕上がりの症状を治療する必要があると明らかにしたが、それ以上のコメントは彼からは得られなかったので、レプソルのチームマネージャーであるリヴィオ・スッポに詳しい事情を聞いてみることにした。

 ペドロサは予選2位でスタートしながら決勝6位で終わってしまったが、全ては呪わしい腕上がりに原因がある。

腕上がりは専門的には「慢性筋区画症候群」という症状だ。前腕に力が入らなくなるバイクレーサーの職業病で、ほとんどの場合は手術で症状が軽減される。ペドロサは既に右腕の腕上がり手術を2度も行っており、直近では昨年のヘレスGPの後に手術を受けている。医師によると、今までの手術による筋組織への傷に加えて、3度目の手術は症状を悪化させる可能性があるとしている。

リヴィオ・スッポ

「今現在、彼は非常に落ち込んでいます。この冬は問題が出なかったので、彼は腕は良くなっていると思っていたんです。しかし今年の初戦で今までと何も症状が変わっていないことに気付かされたんです。彼の気持ちは痛いほどにわかります。今現在彼がわかっているのは、こんな状態ではレースは出来ない。ということだけです。ですから、何かしら他に方法が無いかと思案しているところです。昨年は腕上がりの症状が酷く出ていましたが、第2戦のオースティンではそこまで酷い症状ではなかったんです。おそらくサーキットや環境によって症状は左右されるんだと思います。」

 

「ドクターのミアと話をしなければなりませんね。おそらく3度目の手術は症状を悪化させるだけだという話ではありますが。。ドクターが説明してくれた別の手術があるんですが、非常に難しい手術で、彼自身もやった事はないし、世界でその手術が出来る医者は1人しかいないようなんです。ですから、今現在はとにかく体を休めてオースティンの前にドクター達と何が最善なのかを話すことだけなんです。。テストの間は腕上がりの症状は出ていませんでしたが、この症状はバイクに長時間乗らないと出ないんです。ですからドクターにとっても診察が難しいわけなんです。」

 

「ペドロサ自身のキャリアの終わりになるのかはわかりません。勿論そうでないことを願いますが。。たとえ腕上がりの問題があったとしてもダニは本当に最高のライダーなんです。昨年、彼は素晴らしい走りを見せてくれました。常に表彰台圏内の走りでしたし、チャンピオンシップでも存在感を発揮していました。こういった問題を抱えながらでもね。彼の今の気持ちは本当に痛いほどにわかります。シーズンの開幕で同じ問題がまた起きてしまって、でも彼の目標はあくまでタイトル獲得なんです。本当に残念ですし、我々はなんとかして彼を支えなければなりません。

 

「ダニは彼のキャリアのスタートからホンダライダーなんです。彼が片手だけで成し遂げて来た成績を残せるライダーが他にいると思いますか?ダニは3度の世界チャンピオンです。彼は常にMotoGPクラスでチャンピオンを獲得しようと努力してきました。そして彼はいつも候補の一人として数えられていた。彼の考えとして、そうした強い走りが出来ないということは到底受け入れがたいことなんですよ。でも、今の最優先は彼の体です。なんとかして解決策を見つけたいと思います。」

 

代役としてストーナーというのは絶対にあり得ませんね。彼は2度とMotoGPの舞台には戻らないと明言していますから。ダニの腕上がりを解消する方法を見つけられると信じていますよ。」

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