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★フィリップアイランド3日目 ロレンソ「今のところコーナリングスピードがない」

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テスト最終日は8位タイムとなったロレンソ選手。ペースは29秒台が数回と30秒台が多かったという形ですが、バイクへの理解が進んだことで意外にも上機嫌です。ヤマハと比較してコーナリングスピードが低いDucatiは、ブレーキングとスロットルのオンオフが激しく全く違うライディングスタイルだと言います。 f:id:teletele916:20170218230119j:plain (Photo courtesy of michelin)

ホルへ・ロレンソはこの日は午前も午後もしかめっ面をしていたが、8位となった最終日のフィリップアイランドでのパフォーマンスの全体に関しては満足しているという。ロレンソはバレンシア、セパンに比べて最初の2日間は苦戦したことを認めたが、マシンの理解が進み、新たなソフトタイヤがロレンソのゴール達成を助けたという。ロレンソはこの日29秒台を記録し、30秒台で周回を重ねた。ロレンソは金曜日にも自己ベストを更新する1分29秒342を記録し、チームメイトのドヴィツィオーゾから0.1秒差であった。

ホルへ・ロレンソ

「ゴールはバイクのフィーリングを改善すること、今のバイクで限界に近づく方法を理解することでしたが、このゴールを達成しました。また29秒台をコンスタントに記録するというゴールもそうです。また30秒前半もかなり記録することが出来ました。今日は良い日でした。将来的にやらなければいけないのはバイクを向上させさらに完璧なバイクにするということです。今のバイクでは自分の限界に到達するまでの道のりも長いですね。おそらく別のトラックで異なる状況で、さらにグリップがあって違うタイヤであればまた違った結果になるでしょう。ですからポジティブであることが必要です。」


「カタールではなんでも起こり得ると思います。セパンではここよりも簡単でした。ここでは新しいタイヤを使用するまで難しい状態で、新しいタイヤのグリップが問題の半分を解決してくれました。カタールではソフトタイヤで、理論的にはDucatiに合ったトラックです。競争力を発揮出来ると思います。優勝争いが出来るかどうかはわかりません。まだ先のことですからね。それにビニャーレスとマルケス、ホンダ、ヤマハが大きく前進を遂げました。昨年ようにウイングもありません。ただここよりは状況がよくなるのは間違いないでしょう。」


明らかにロレンソはGP17足りない何かについて説明を求められた金曜の夜のほうが、他の日よりも機嫌が良かった。今週のスタート言えるマーヴェリック・ビニャーレスとマルク・マルケスと比較して、ロレンソはペースとコンスタントさにかけるとしたが、Ducatiの操作性の悪さもあるという。チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾはロレンソほど機嫌が良いわけではなく、フィリップアイランドの高速コーナーでの旋回性の悪さを延べた。この考えの違いについてロレンソは、ドヴィツィオーゾのほうがバイクの限界にすぐ気がつくからだという。


「ドヴィツィオーゾのほうが自分よりもこのバイクの限界に速く到達してしまうんです。自分の場合はもう少し時間がかかります。ですから自分はより改善したと感じるんですよ。多分異なる部分について作業をしているんでしょう。今日は自分達はバイクへの理解を深め、さらに限界に近づきました。自分の目標は29秒台半ばで安定して周回することで、それが出来ました。だいたい10周くらいですけどね。その後は30秒台前半でした。ですから前進しています。ただ明らかに優勝出来るレベルではありません。ただいくつかのトラックでは優勝出来るでしょう。ですから引き続き全てのトラックで完璧なバイクにするという作業を続ける必要があります。すべての状況で、全てのタイヤでね。ただまた別のトラックでのテストを待つ必要もあります。」


「このトラックでのライディングスタイルに関してはいまだに難しいですね。完全に異なるバイクですし、乗り方も真逆なんです。限界に真逆の方法で到達する必要があるんです。今のところDucatiにコーナリングスピードはありません。ですからブレーキングで詰めるしかないんです。そしてスロットルをアグレッシブに開ける必要もあります。ライディングの方法が全く異なります。ですからこの面に関して徐々に理解が深まってきました。特に今日はそうです。このバイクの最大限の力を発揮するには、まだまだ乗り慣れる必要があります。ただ将来的にはもっと曲がるバイクにしたいと思っています。」


「ビニャーレスを見ても後悔はありませんよ。ハッピーです。Ducatiは自分を素晴らしい形で扱ってくれますし、チームとも良い関係です。本当にプロフェッショナルですね。クリスチャン・ガバッリーニとも良い関係ですしね。ですから今本当にハッピーですよ。」

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