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★MotoGP2017セパンテスト3日目 ロレンソ「現時点でもレースには勝てる」

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最高峰クラスデビューから9年間ヤマハに乗ってきたロレンソ選手にとって全く異なるバイクでタイムを出すことは流石に難しいようですが、ピッロ選手のアドバイスがロレンソ選手を助けたとのこと。強力なブレーキングが売りのドヴィツィオーゾ選手、一人違う世界に住むテストライダーのケーシー・ストーナーでは走りの参考にならないでしょうから、ジジ・ダッリーニャが手がけたデスモセディチの開発に最初期から携わり、ライディングスタイルが似ているというピッロ選手をライダーコーチに迎えた事は大きなプラスになるでしょう。 f:id:teletele916:20170202111615j:plain (Photo courtesy of michelin)

ホルへ・ロレンソはGP17の強力なパワーとヤマハとは異なるキャラクターに慣れるという作業を行い、「良い1日だった」とテストを振り返り、この調子であればレースで勝利することが出来ると考えている。初日の苦戦の後、火曜にロレンソは8位タイムを獲得。水曜日は自身のベストタイムを0.717秒更新し、総合10位でセパンテストを終えた。Ducatiの新型バイクのテストと合わせてロレンソは19周のレースシミュレーションを行い、マルケスのレースシミュレーションの素晴らしいタイムは別として、月曜から水曜に深まったバイクへの理解を強調した。

ホルへ・ロレンソ

「今日もまた良い1日となりました。ポジションは最高ってわけじゃないですけど、ラップタイムに関しては素晴らしい向上がありましたしバイクの理解が進みました。走る度に良い感触になっていきますし速く走れるようになっています。いくつか新しい内容を試しました。新しいバイクでのシミュレーションも行いました。新しいバイクの調整は済んでおらず完璧ではありませんでしたが、それでも連続して周回することで多くを理解する事が出来ました。既にいろいろな部分を変更しています。自分も少しだけバイクをアグレッシブにライディングする必要がありました。スロットルのオンオフを激しくして、ブレーキングも強めにかけてね。ジジとエンジニアが理解している部分でバイクに少し改善が必要な部分がありますが、将来約に立つであろう素晴らしい点も沢山あります。」


「どの程度バイクに慣れてきたかというのはまだわかりません。初日は本当に大きなショックでした。そしてそこでさらに自分のほうでも作業が必要なんだと気づいたんです。ただ最終的には2日間で大きな改善が見られました。まだ自分達の限界からはかなり遠いところにいると思います。ただ、それは良いことですね。限界から遠いながらも既に速いタイムで走る事が出来ていますから。つまり限界域で走れるようになった場合、とんでもなく速く走れるということですからね。現状から改善が無かったとしてもレースには勝てるでしょうね。チャンピオンシップがどうなるかはわかりませんが、レースには勝てるでしょう。ただ何勝もするには改善が必要な部分があります。それで結果が付いてくるでしょう。」


ロレンソはミケーレ・ピッロがコースサイドでロレンソの走りを見て説明した内容に驚かされ、そうした事もあって今後ピッロはロレンソのライダーコーチを務めることとなり、元グランプリ優勝ライダーのウィルコ・ズィーレンベルグが担った役割を務めることとなる。


「ウィルコは凄い人です。ライダーとしても指導者としてもね。彼は説明が非常に上手で、自分もそのおかげで世界チャンピオンになれたんです。ミケーレには驚かされました。彼は自分と同じようにバイクを操り凄いタイムを出していたんです。ですから彼にトラックアナリストになってもらうことにしました。彼は自分をバイクに素早く適応させるには何が必要か把握しています。彼はDucatiに4、5年ずっといますからね。そして最初は彼も自分と似たような感触を持ったようなんです。彼もコーナリングスピードの高さを好むライダーですからね。で、彼がアドバイスをくれたんですが、そのアドバイスがトラック上でうまい具合に働いたんです。ですからミケーレがいてくれて本当に嬉しいですよ。将来的に素晴らしいチームを作る事が出来るでしょう。」

http://www.crash.net/motogp/news/240087/1/lorenzo-at-this-point-we-can-win-races.html