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★MotoGP2017 Ducati セパンで新しいテールユニットを公開

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各メーカーがセパンでのプライベートテストを開始していますが、DucatiはGP17の新しいテールユニットを披露しています。もちろんこれが最終デザインではないでしょうが、”箱”の中に何が入っているのか気になりますね。 f:id:teletele916:20170126010550p:plain 6つのMotoGP参加メーカーのテストチームはセパンでのテストを水曜日から開始した。これは来週から開催されるオフィシャルテストに先駆けたもの。ラップタイムは明らかにされていないため、主な関心はウイングレットのないそのマシンたちの見た目上の変化にある。


Ducatiのウイングレット開発を考え、Ducatiの2017年のカウルには注目が集まっている。彼らはそのカウルデザインを秘密にし、新しいルールで失われたダウンフォースを取り戻す術を見つけたのだろうか?先週、Ducatiのジジ・ダッリーニャは新型のバイクを披露した際に、最終的なデザインは開発と最適化によって開幕までデザインが変更されると語っていた。


「まだ隠し玉があるんです。」と彼は話していたが、水曜日のセパンテストで披露されたGP17のカウルは、フロントではなくリアが変更されていた。テールユニットの下には新しい箱のようなものがついており、GP16がセンターに配置していたエキゾーストは車体右側に集中している。


では、箱の中には何が入っているのか?これはエキゾーストのパフォーマンスに関連するものなのだろうか?Ducatiの”jet exhaust”というパテント登録は先週されたばかりだが、もしかしたら単純に何かしらのエレクトロニクスユニットなのかもしれない。しかしそうであったとしたら、なぜ元々の位置に収めていないのだろうか?Crash.netはミケーレ・ピッロにこうした変更点を聞いてみた。

ミケーレ・ピッロ

「サラダとホットドッグ、コカコーラを入れておく箱なんですよ(笑)10周走ってお腹が空いた時のためにね。」


完璧にごまかされてしまったが、来週この箱がホルへ・ロレンソとアンドレア・ドヴィツィオーゾの乗るバイクにも付いているかどうかということだろう。水曜日にピッロの乗ったバイクには2台ともこの箱が付いていた。1台のバイクはブラックでウイングがなく、彼はこのGP17でほとんどの時間を過ごした。もう1台はレースカラーにペイントされており、2016年同様のウイングがあるものだった。この日のテストはウェットコンディションでスタートしたが乾いていき、午後に再び雨が降った。ピッロはドライ、ウェットの両コンディションでライディングを行った。


「今日は妙な天候でした。雨のせいもあり、新しい路面で完璧にドライのコンディションで走行することが難しかったですね。ただ今日始めたばかりですからね。それに自分達の仕事は新しいバイクに問題がないかテストをするだけですから。コントロールシステムに関しては今の段階では全く問題がありません。ブラックのバイクは塗装も何もないですから、転倒しても何もダメージは受けないでしょうね。明日はウイング有りのバイクに乗ってみます。明日は引き続きシェイクダウンを続けます。完全に新しいバイクですからね。ただベースは良いですし、明日はケーシーもテストに参加するでしょう。」


スズキのテストライダーである津田もGSX-RRの弱点であるウェットでのテストを行い、新たにBSBで契約を果たしたシルヴァン・ギュントーリも新型GSX-Rスーパーバイクのテストを行った。吉村がギュントーリをテストに呼び、スズキのMotoAmericaのライダーであるトニ・エリアス、ロジャー・リー・ヘイデンも、ファクトリーテストライアーの青木宣篤とともにテストを行った。


ホンダ、ヤマハのMotoGP、スーパーバイクマシンも日本人テストライダーと共にトラックテストに出ており、マイク・ディ・メグリオは新型のアプリリアRS-GPをテスト、ミカ・カリオはRC16のテストを行った。プライベートセパンテストは木曜、金曜も続く。公式ライダー達によるテストは来週月曜日から開始となる。

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