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★MotoGP2017 アンジェロ・イアンノーネ インタビュー

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イアンノーネ選手の兄弟であるアンジェロ・イアンノーネへの珍しいインタビューがありましたのでご紹介します。エスパルガロやマルケス兄弟のように2人共ライダーというのも面白いですが、兄弟で同じピットで最高の結果を求めて戦うというのもいいですね。今年はスズキでの表彰台獲得に期待です。 f:id:teletele916:20170122072602j:plain 彼らは同じ苗字を持ち、その年令も僅かに22ヶ月しか離れていない。アンドレアとアンジェロはMotoGPにおける2人のイアンノーネだ。1人目のイアンノーネはよく知られており説明の必要はないだろう。2人目のほうはアンドレアの影のような存在だ。パドックではいつも2人でいるのを見ることが出来る。この2人の関係は遺伝や仕事といった枠を超えている。アンジェロは実際アンドレアよりも先にバイクに乗り始めた。

アンジェロ・イアンノーネ

「自分達の年齢もあって、自分はまずミニバイクでレースを初めました。地方選手権でいくつか優勝し、イタリアシリーズでは5位でした。ドヴィツィオーゾ、シモンチェリ、パジーニなどとレースをしました。成績は悪くなかったんですが12歳でレースを辞めました。なんとなくこれじゃないという感じがしたんです。コーナーを60km/hじゃなく70km/hで走るとしたら、これは速過ぎだと感じたんです。ただ、アンドレアにとってはそうでなかったんですよ。それでレースは自分に向いているんじゃなく、彼に向いているんだと思ったんです。今でもカートをすると彼は本当に速いですから。」


「その後もアンドレアのレースには一緒に行っていて、ある時から手伝い始めたんですよ。彼のヘルメットの準備だとかドリンクだとかね。大事なことは彼と一緒にいるということで、自分とアンドレア、父であるレガリノは常にこの世界にいましたから。今日もその当時と同じ感じですよ。アンドレアがレースをする時は常に自分達もそこにいるんです。今もそうした事をしてますけど、それに加えてスポンサー関係、契約関係、マネジメント、ファンクラブ周りの仕事もしています。自分のシーズンは10月に始まります。」


「レースの間はいつも自分は同じ場所に座っているんです。アンドレアの椅子にね。いつも500ccほど水を飲むんです。彼が勝利した時は本当に嬉しいですし、彼が負けた時は自分達も負けたという気持ちになります。子供の頃はいつもくだらないことで喧嘩をしてましたね。でもそれ以降はずっと喧嘩はしてないですね。1日の中で何度か意見が合わないこともありますけど、最終的にはいつも夕飯を一緒に食べているんです。いつもアンドレアがだいたい正しいんですよ。最初に自分が彼のほうが間違っていると思ってもね。それは認める必要がありますし、彼から学んだ事は多いですね。彼がトラックで成し遂げることはいつも自分を動機付けてくれますし、自分も同じような仕事をしたくなるんです。」


「彼の素晴らしいところはアイディアを沢山持っているということなんです。いくつかは不可能に思えたりしますけど、懸命に努力すればそれも可能だとわかるんです。彼はそのプロ意識で持って関わってくれるという事が素晴らしいんですよ。いくつか不満がありとすれば、ここ最近は彼は少しダイレクト過ぎるかなというのはあります。良い意味でも悪い意味でもね。これは彼の性格の一部ですからね。彼はいつもゴールを持ってその日をスタートしています。2015年は皆彼はドヴィツィオーゾのようだと話していました。彼はハードに働き、彼が望むものを達成したんです。」


「アンドレアが話した内容を再び話す必要はありませんが、彼はDucatiにとても愛着を感じていました。ただ彼は良い決断をしたと思います。冬の間はバッテリーをチャージして集中していますね。アンドレアはいつも自分にMotoGPバイクを試してみるかい?って聞いてくるんですが、いつか彼の言うとおりにテストしないといけないかもしれませんね。(笑)」

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