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★MotoGP2017 レディング「もう少し中間クラスで経験を積みたかった」

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相変わらず口の悪いレディング選手、インタビューの度にFで始まる言葉を連発していますが、実は中間排気量でもう少し経験を積んでからMotoGPにステップアップしたかったんだとか。サテライトチームで年間ランキング5位くらいを2017年、2018年と獲得出来れば、2019年にファクトリーシート獲得のチャンスもあるかもしれません。 f:id:teletele916:20170109074709j:plain スコット・レディングは2014年にMotoGPに参戦する前に、ジュニアクラスであまり時間を過ごさなかった事を残念だと感じている。彼は2008年、15歳の特にアプリリアから125ccクラスで世界グランプリのキャリアをスタート。ホームとなるドニントンパークでの勝利で、その年の最年少でのグランプリレーシング優勝ライダーとなった。125ccでもう1年を過ごした後に、250ccから変わって中間クラスとなったMoto2に2010年にステップアップ。この年はポル・エスパルガロに次いでランキング2位となり、この年が彼自身4年目となるMarc VDSでの最後のシーズンとなった。


レディングは常に最も背が高いライダーの1人であった。185.4cmという彼の身長は、MotoGPクラスで最も背が低いダニ・ペドロサよりも20.3cmも背が高い。これに加え彼の体重というハンデもあり、Moto2クラスを含めて低パワーのクラスは彼には支障となっていた。Moto2クラスに最低重量215kgが2013年に導入された時、レディングは彼の希望よりも速くステップアップをすることとなった。

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スコット・レディング

「常に強いられて自分がいるところに収まる形になっていると言ってきました。Moto2にはあんなに速くステップアップしたくありませんでしたし、MotoGPにしてもここまで速くステップアップしたくありませんでした。ただ、自分のサイズと体重のせいで選択肢がなかったんです。125ccには1年以上いたいと思っていましたし、Moto2にもステップアップの準備が整うまで長くいたいと思っていました。」


レディングは2014年に21歳でMotoGPに参戦する前、6年間をジュニアクラスの世界選手権で過ごしてきた。そうした中で、彼は4度の優勝、15の表彰台、3回のポールポジションを獲得している。今年のMotoGPルーキーはMoto2で2度の総合優勝を飾ったヨハン・ザルコ、彼は26歳で125ccとMoto2クラスで合計8年間を過ごしている。合計で16勝、41の表彰台、19回のポールポジションを獲得している。ザルコはMoto2の優勝ライダーであるジョナス・フォルガーをテック3ヤマハでチームメイトとし、スズキのアレックス・リンスとアプリリアのサム・ローズはファクトリーチームからデビューする。


「彼らを見ると初年度から実にいいバイクに乗っているのがわかりますよね。自分が乗っていたのはク◯の塊みたいなもんで、トップ15でも完走が難しかったんです。」とレディングはグレシーニでの2014年のオープンクラスのホンダについて語る。


「その後いわゆるファクトリーバイクってやつに乗ることが出来ました。(2015年にMarc VDSホンダでのことだ。)ただ、このバイクは以前のバイクに比べても更にク◯ッタレのバイクでしたよ。自分は2年間、何もないところから何かを得ようと無駄にしました。自分にポテンシャルがあるということは既に示していると思います。MotoGPにステップアップする前にMoto2ではタイトル争いをしていましたし、才能の片鱗を見せたと思います。2017年のバイクは良くなっていますから、それを後退ではなくて前進の力に変えたいと思います。」


レディングは2015年型のバイクから、今年は2016年型のバイクを操縦することになる。さらにドヴィツィオーゾの元クルーチーフであるクリスチャン・ププリンが彼の右腕となる。そしてレディングの元クルーチーフであった、ジャコモ・グイドッティはペドロサと働くことになる。
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