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★来年以降、チームが優れたライダーを確保することは難しくなるのか?

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今年はMotoGPでは4メーカー(ホンダ、ヤマハ、Ducati、スズキ)、6チーム(レプソルホンダ、モビスターヤマハ、Ducatiファクトリー、Ecstarスズキ、LCRホンダ、Marc VDSホンダ)、合計で9人の異なるライダーが優勝し、その中にはサテライトバイクも含まれていました。数年前まではファクトリーヤマハ、ファクトリーホンダ以外は勝つのが難しかったMotoGPですが、今年はそういった状況が大きく変わっている事を伺わせました。来年からはKTMもファクトリー参戦し、ライダーであれば誰もが望むファクトリーシートの数が増える形になります。そうなってくると、メーカーにとって優れたライダーをキープするのが難しくなっていくのでは?という質問に対し、ホンダのリヴィオ・スッポとヤマハのリン・ジャービスが最終戦のバレンシアで次のように語っています。 f:id:teletele916:20161228222053p:plain (Photo courtesy of michelin)

ホンダ リヴィオ・スッポ

「確かにライダーをキープしておくことは難しくなるでしょう。ただ、これはこのスポーツにとっては良いことで、今年は9人の優勝ライダーが4つの異なるメーカーから生まれました。これはこのスポーツにとってプラスだと思いますし、ライダーにとってオプションが増えるというのもプラスだと思います。」

リン・ジャービス

「このスポーツに参戦するメーカーが増えるのはプラスだと思います。そしてライダーとファンにとってプラスだと思います。より多くのブランド、より多くのチームをサポート出来る事になるわけですから。ただ、これでライダーの価値が上がっていくでしょうね。昔はファクトリーで走りたければ6個のシートしかなかったわけですが、現時点では12のファクトリーシートがある状態です。ですからトップライダーの契約金というのはさほど変わらないと思いますが、サテライトチームにとって若い才能あるライダーを確保するということが難しくなっていくでしょうね。これは少しマイナスな点ではあります。ただ、そうなってもトップライダーというのは勝利出来るチームに引き寄せられるでしょうね。そしてそれは2つか3つのチームだと思います。」