気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★MotoGP2016 カル・クラッチロー「ホンダのバイクが一番難しい」

Sponsored Link

クラッチロー選手によるとホンダのバイクはMotoGPで乗った中では最も乗りにくいということですが、それがホンダであって、それがエキサイティングなんだと言います。 f:id:teletele916:20161217063308p:plain (Photo courtesy of michelin)

ホンダの2016年のRC213Vは前年モデルを上回る性能だったが、カル・クラッチローによるとMotoGPで最も乗りにくいバイクだと言う。クラッチローはテック3ヤマハの後に1年間Ducatiファクトリーで走り、2015年にLCRホンダに参加した。これはクラッチローにとっては3つ目のメーカーとなり、彼が経験したMotoGPマシンの中でも最も乗りにくいと言う。ホンダのアグレッシブなパワーデリバリーが統一ECU、ミシュランタイヤに変更になったこともあり、2016年はさらなるチャレンジであったとクラッチローが感じている。

カル・クラッチロー

「今年は今までより悪かったでしょうね。いつも言っているようにヤマハはライディングが容易なんです。ホンダに比べたら乗りながらタバコを吹かせるくらいですよ。Ducatiは真ん中くらいで、ホンダは一番乗るのが難しいですね。他のバイクに乗っている時に比べたら心拍数が高いですし、身体的に、精神的に完璧である必要があるんですよ。他のライダーがただ乗るだけであるのに比べてね。ライバルのバイクであればリアブレーキの心配する必要はないし、ウイリーに頭を悩ませる事もないでしょう。でもそれがホンダであって、それがバイクをエキサイティングにしていて、チャレンジングにしているんです。もし移りたきゃ自分はチームを変えますよ。」


マルク・マルケスはホンダでの4年間で、3度目のMotoGPタイトルを2016年に獲得。マルケスは今シーズン5勝し、クラッチローは2勝、ダニ・ペドロサとMarc VDSのジャック・ミラーは1勝している。これでホンダは合計で18戦で9勝したが、ペドロサはランキング6位、クラッチローはランキング7位となっている。クラッチローにとっては今シーズンのスタートは厳しいもので、開幕から8戦の段階では18位だった。その後の結果については、クラッチローはホンダが洗練されていないエレクトロニクスに関してブレイクスルーを遂げたわけではなく、バイクに対する理解が進んだことが理由だと考えている。


「何かバイクが急激に良くなったということではないと思います。マルクはエレクトロニクスが良くなったと事あるごとに言ってますが、自分達はそうした種類のアップデートなんてものは何も受けていません。皆がこのパッケージを上手く乗るという事を学んでいるということなんですよ。ティトとジャックを見てみれば、遥か後ろにいるでしょう。何も特別だとか新しいものはないですし、今あるものがどうこうよりも、いかに速く乗るかを学んでいるというだけです。自分とマルク、ダニ以外に、このパッケージでこのスピードを発揮出来るライダーはいないと思いますね。もしそういうライダーがいるとしたら、全く別のライダーでしょう。」

www.autosport.com