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★データで振り返る2016年のMotoGPチャンピオンシップ

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MotoGPの2016年シーズンも終わり、2017年シーズンはバレンシアでの公式テスト、ヘレスでのテストが終了したところです。(※ヤマハ勢はセパンでプライベートテストを終了) f:id:teletele916:20161204171633p:plain (Photo courtesy of michelin)

2016年シーズンはマルケス選手が日本GPでチャンピオンシップ優勝を決めましたが、今年のチャンピオンシップを様々なデータで振り返ってみましょう。今回は振り返る内容としては、獲得ポイント数/1位の状態での周回数/表彰台獲得数/ファステストラップ獲得数/ポールポジション獲得数の5つです。

※本記事はスマートフォン縦表示だとグラフの表示幅が足りなくなると思います。スマホ横向き、もしくはPC、タブレットでお楽しみください。)

獲得ポイント数

一番最初に獲得ポイント数を見てみましょう。マルケス選手(※オレンジ)はフランスGPで転倒したことでチャンピオンシップのリードをロレンソ選手(※ブルー)に奪われますが、ロレンソ選手がカタルーニャでイアンノーネ選手に追突された事による転倒、大波乱のオランダGPで振るわなかったことで一気に差を広げました。ロッシ選手(※イエロー)はチェコGPからアラゴンGPの連続表彰台でロレンソ選手を突き放しています。

ペドロサ選手(※薄い赤)はアラゴンGPまではランキング4位でしたが、日本GPでのハイサイドによって戦線離脱。最終的にはランキング6位となっています。ドヴィツィオーゾ選手(※濃い赤)はイアンノーネ選手とペドロサ選手に巻き沿いを食らう形の転倒がなければさらに多くのポイント数を稼いでいたでしょうし、勢いに乗ってチャンピオンシップ争いに参加することも出来たかもしれないだけに悔やまれます。

表彰台獲得数

1位、2位、3位の表彰台をそれぞれ何回獲得したか?というデータです。今年は9人のライダーが優勝したため、優勝を多くのライダーで分け合う形となりました。「勝てない時は2位、3位に甘んじる」という事を学んだマルケス選手が最多の12回の表彰台を獲得。ロッシ選手とロレンソ選手はそれぞれ10回の表彰台を獲得。ロレンソ選手はマルケス選手に次いで4勝しており、ロッシ選手は2勝しかしていませんが、コツコツと積み上げた2位表彰台のポイントによって2位争いを制しています。

1位での周回数

レースの中で何周1位ポジションで周回していたか?というデータです。これはポールtoウィンを得意とする先行逃げ切り型のロレンソ選手がトップの105周。続いてマルケス選手、ロッシ選手となっています。優勝回数が多いマルケス選手がロレンソ選手よりも1位ポジションでの周回数が少ないというのは、興味深い事実です。マルケス選手の中盤から後半の強さ、ロレンソ選手は後半のペース改善が必要と言えるでしょう。

ファステストラップ/ポールポジション

最後に、ファステストラップとポールポジションの獲得数です。マルケス選手のポールポジション獲得数7回という数字が抜きん出ており、ファステストラップも4回獲得しています。ロレンソ選手はポールポジションを4回獲得。ロッシ選手は予選順位を上げる事を課題としていましたが、2016年のポールポジション獲得数は3回でした。ビニャーレス選手は今年ポールポジションを一度も獲得していませんが、来年チャンピオンシップ争いをするにはポールポジションを獲得する事も重要でしょう。

こうして時系列でポイント推移を追ったり、どの選手がどのような結果をどの程度残したのか?と振り返るのも面白いものですね。2017年は新しい選手とバイクの組み合わせが数多く見られますし、何名のライダーが優勝するのかなどの楽しみもあります。

なお、次回の2017年シーズンのテストは、セパン・インターナショナル・サーキットにおいて1月30日~2月1日に渡って開催されます。