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★ティト・ラバト「とても辛いシーズンだったが多くを学んだ」

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今年は本当に厳しい1年となったラバト選手。Moto2では圧倒的な強さを発揮していましたがMotoGPは勝手が違ったようです。もちろんかなり乗りにくいと言われているRC213Vの問題もあったのかもしれません。クラッチロー選手、ミラー選手もフィーリングが良くなったと語っている新シャーシ(レプソルホンダからのお下がり)で、来年は良い結果を残せるでしょうか。 f:id:teletele916:20161129123147p:plain (Photo courtesy of michelin)

ティト・ラバトはMotoGPライダーとしての初めてのシーズンを終えた。その2日後彼は2017年シーズンのプレシーズンテストを始め、リカルド・トルモで好調な結果を得た。ラバトは新しいシャーシを試し、新しいクルーチーフと初めての作業を終えた。バレンシアの2日間のテストによって、彼は冬休みに楽観的に向かうことが出来る。2年目も彼は再び元世界チャンピオンのジュリアン・シモンのガイドを受ける形となる。

Q

「ルーキーシーズンを振り返っていかがですか?」

ティト・ラバト

「とても辛いシーズンでしたが、MotoGPバイクの動き方、バイクの上の自分の感情の理解、このクラスがどのように動いているかを理解出来ました。ポジティブに考えないといけないと思います。そして、最もポジティブな事は自分が来年もチャンスを与えられたということで、今年という良いベースがあるということです。」

Q

「MotoGPバイクを初めて乗った時と比べて、どのようにあなた自身変化しましたか?」

ティト・ラバト

「全ての意味で変わりました。ライディング、考え方、トレーニングの仕方、ライディングポジション、ライディング最中にどのようなことに集中するかなど多くのことです。学んだことで最も重要なのは、忍耐強さです。自分の居場所はわかっていますし、自分が望む位置を手に入れるには、バイクの乗って多くのレースに参戦する必要があると思っています。」

Q

「メンタル面でも成長しましたか?」

ティト・ラバト

「ええ。シーズン最初のころは全く違いました。ライダーとして人間としてより成長しました。今年の始めはバイクの上で何もかもが速く過ぎていきました。すべてがとても難しかったんです。今は全てが遅く見えています。バイクの上で考える時間も増えましたし、良い選択を出来るようになりました。」

Q

「今シーズンで最も印象的だったのは?また最悪だった瞬間は?」

ティト・ラバト

「もちろん始めてMotoGPバイクに乗った時ですね。とても素晴らしいフィーリングでした。ミサノでのレースも覚えています。転倒したものの、1年の中でベストと言えるレースでした。最高のフィーリングで、最高のレースペースで走る事が出来たんです。逆にムジェロは最悪でした。転倒して鎖骨を折りましたからね。」

Q

「バレンシアテストの2日間の内容は?」

ティト・ラバト

「初日は新しいタイヤを試しました。そしてその結果には大いに満足しています。2日目は路面のパワーを伝えるということにフォーカスしました。あまり燃料を使わずにプッシュが出来ました。午後には疲れていたんですが、それでも良いタイム、ペースを維持できました。18位タイムは満足出来ませんが、フィーリングはポジティブで、転倒しなかったということがとても重要です。来シーズンの作業が待ち遠しいです。今年は素晴らしいフィーリングで終える事が出来ましたからね。」

Q

「最初のプレシーズンテストから、どんな点を反映していけますか?」

ティト・ラバト

「3つの理由で本当に嬉しいんです。まずは何よりも新しいシャーシについてです。このシャーシはフロント周りに関して良いフィーリングを与えてくれ、グリップや機敏さの不足を感じた場合に調整出来る範囲が広いんです。来年に関して大きな希望が抱けます。2つ目はクルーに関してです。素晴らしい雰囲気を作ってくれ、互いに良く理解出来ています。最後はジュリト(※ジュリアン・シモン)がいることが素晴らしいですね。」

Q

「来年はジュリアン・シモンがどのような点を助けてくれると考えていますか?」

ティト・ラバト

「自分の事を知ってくれている人とのトレーニングはポジティブなもので、100%の力を出せるように集中出来ます。基本的には彼はアルメリアに一緒にバイクトレーニングをするためにやってきてくれるんです。ライダーというのは自分だけの問題をかかえていたりするんですが、誰かそれを理解してくれる人が必要なんです。一緒に話したりなんだりしてね。こういうことをジュリトはわかってくれるんです。チームとして働いていれば、彼がトラックにいってどのラインを走るべきかなどを教えてくれる事もあります。自分が何を間違えて、何を正しくやっているのかなどということもそうです。簡単に言うとどの部分で向上出来るのかということですね。彼はとても素晴らしい人ですし、彼と一緒に時間を過ごすのはいつだって楽しいんですよ。」

Q

「冬休みの予定は?」

ティト・ラバト

「1週間前に手術を受けたんです。鎖骨、手首からプレートやビスを抜き取る作業です。今は力を取り戻す前に休む時間で、それからトレーニングを再開し、来年に対して準備を行います。」

Q

「何か準備にあたって変える点は?」

ティト・ラバト

「まずはより多くの人と一緒にバイクに乗ってトレーニングをするということです。それによるものは大きいと思います。ジムの時間は減らすと思います。ストレッチと有酸素運動を増やそうと思います。ウェイトトレーニングも控えめですね。休養を取ることは忘れずに、バイクでのトレーニングの時間を増やそうと思います。」

Q

「来年の目標は?」

ティト・ラバト

「トップ10で完走出来たら素晴らしいですね。良いレースをして競争力を保ち、進化していくことです。」

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