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★MotoGP2017 最終日のヘレステストは雨

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2016年内のMotoGPに関連するイベントは全て終了してしまいました。12月1日からテストが禁止となり、次にMotoGPのテストが行われるのは1月30日〜2月1日のセパンです。その先は2月15日〜2月17日にフィリップアイランド、3月10日〜3月12日にカタールでテストが行われます。 f:id:teletele916:20161128073537p:plain (Photo courtesy of michelin)

MotoGPとWSBKの合同テストの最終日となった金曜日は激しい雨に見舞われた。ラップタイムは10秒から12秒落ちとなり、金曜日はホルへ・ロレンソ、アンドレア・ドヴィツィオーゾに変わりテストを行っているDucatiのミケール・ピッロが1:51.651秒でトップタイムを記録した。これは2位につけたライダーよりも1.9秒速いタイムとなった。Avintia Ducatiのエクトル・バルベラよりはドライだった水曜と木曜にコンスタントに良いタイムを刻み、木曜日にはAsparのアルヴァロ・バウティスタがトップタイムを記録し、これはMotoGPクラスのヘレステストの中で最速タイムであった。


最終日にスズキのテストライダー津田拓也が2位タイムを記録、49周を走りこみ、トラックで最も周回を重ねたライダーの1人となった。Red Bull KTMファクトリーのテストライダーのミカ・カリオは41周を走り、2017年の正式なデビューの前にデータを収集。最終日を3位タイムとなる1:53.814秒で終えた。

ブラッドリー・スミス

「ここでずっとやってきた内容の1つはフロントエンドの改善です。バイクを曲がるようにするということに集中してきました。ヘレスはこうしたテストを行うのに最適なトラックですね。良い仕事が出来たので嬉しいですね。自分達が得た情報を出来る限りエンジニアに伝える必要があります。そうすることでエンジニア達はセパンで持ち込むものの開発を始められますからね。全体的なパフォーマンスは今の時点ではあまり重要ではありません。今必要なのはバイクを快適な状態にするということで、エンジニアに対して正しい開発の方向性を示すということです。」


青山博一は最終日にMotoGPバシンを走らせたもう1人のライダーで、34周を走行し1:54.326秒のベストタイムを記録している。Marc VDSのジャック・ミラーは今回ホンダのためにテストに参加していた。

ジャック・ミラー

「バレンシアでも使用したシャーシには満足しています。今は作業をとにかく進める必要があります。バイクは実に良くなりましたし、ライディングを楽しみました。テストではずっと新しいエンジンに集中してきていて、オフシーズンの後にホンダがセパンに持ち込むものに期待しています。」


今回のテストに参加したMotoGPクラスのライダーはバウティスタ、アブラハム、バルベラ、ロリス・バズ、ピッロ、ミラー、アンドレア・イアンノーネ、スコット・レディング、ダニロ・ペトルッチ。モビスターヤマハとテック3はヘレスではなくセパン・インターナショナル・サーキットでテストを行った。レプソル・ホンダのダニ・ペドロサ、マルク・マルケスもヘレステストには参加していない。その代わりホンダはミラーと青山を参加させた形だ。


アレイシ・エスパルガロとサム・ローズもアプリリアからテストに参加している。エスパルガロはバレンシアテストで怪我をしたローズよりも長く走り、ローズは2日目に20周走行をしている。


次のテストは来年初めてのテストとなり、1月末にセパン・インターナショナル・サーキットで行われる。冬期のテスト禁止期間中にも様々なレースが行われる。その中にはモンツァラリーショー、バレンシアではSuperprestigioが行われる。

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