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★バレンシアテスト2日目 クラッチロー「パッケージの向上は簡単ではない」

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ホンダは努力をしてくれていると言いつつも、シーズン中にバイクの戦闘力が上がらないという話をしていたクラッチロー選手。サテライトチームであるため、自分好みの方向にバイクが進化していくわけではないというのは辛いですね。

来シーズン、サテライトチームとしてホンダのバイクを使用しているチームが苦戦を続けるようだと、2018年からサテライトチームを走らせると言われているスズキのバイクを使用するチームが出てくるかもしれません。 f:id:teletele916:20161115143207j:plain

(Photo courtesy of michelin)

カル・クラッチローは彼が今までホンダのためにして来た仕事が、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサに引き継がれていないことに懸念を示した。クラッチローは最終日のバレンシアテストで6番手タイム。彼がずっと試してきたパーツをレプソルの2人が試していれば、さらに作業が進んだはずだと言う。クラッチローはレプソルの2人がバルセロナの後に使わなかったシャーシを使用して今年2勝している。このフレームはMarc VDSのジャック・ミラーとティト・ラバトも今回のバレンシアテストで使用し、良い評価をしている。

カル・クラッチロー

「この数日はエレクトロニクスの作業をしていましたが、問題は過去4戦で自分が試してきたパーツをレプソルは使いたがらず、開発が遅れていることです。自分が使っていたものも使っていれば、作業はぐっと進んだと思いますよ。ただこれはホンダにとって良い情報で、異なるマップを試せますから可能性はさらにあります。なぜ全てのライダーが足並みを揃えずにいるのかという事を理解する必要があるでしょう。いくつかの部分では明らかに可能性が大きいんです。シャーシにしても、ジャックやティトが試して「なんでもっと前にこれを使えなかったんだ?」というようなものでね。ただホンダはレプソルの2人が望まないシャーシなので作らないんですよ。そして自分たちが文句を言っているこのエンジンを彼ら2人が選んだわけです。来週ヘレスにテストに行かなければならないかもしれませんけど、どうなるかわかりません。」


クラッチローは水曜日に新しいビッグバンエンジンと旧型エンジンをそれぞれ試した。1:30.709というタイムを記録し、モビスターヤマハのマーヴェリック・ビニャーレスから0.7秒遅れのタイムであった。


「昨日より少しマシです。バイクのセッティングを変えたりしたんですが、特に新しい内容はありません。昨日と同じようにレプソルホンダから来たパーツを試しましたが、彼らはそれらのパーツを今年一度も使ってないんですよ。昨日は旧型ののバイクで非常に良い感触で、その後新しいエンジンを試しました。今日は比較テストをして、最初に2度今のエンジンで走って、新しいエンジンを試したんです。その後セッションが1時間ほど中断になって、古いタイヤ、新しいタイヤの両方で新しいエンジンを試しました。良い点も悪い点もありました。」


「新しいエンジンは前回乗った時と感触が違いました。おそらくファクトリーの2人は自分と全く同じエンジンでは無いんだと思います。ですからデータを比較するのは難しいですけど、異なるライダーが異なるバイクでライディングした際の比較は出来ました。いずれにせよ、ホンダは良い仕事をしたと思います。自分たちのパッケージを向上させるのは簡単ではないと思います。ただ、エンジン以外にも改善出来る面はありますし、ホンダもそれはわかっているでしょう。」


クラッチローはMotoGPの新顔であるジョナス・フォルがーとヨハン・ザルコのペースについてホンダと比較してこう語る。


「明らかなのは、フォルガーとザルコはサテライトヤマハにいきなり乗って、すぐに競争力を発揮しているってことです。彼らはこの世界では最速と言えるライダーではありませんが、彼らのパッケージはライディングが容易なんですよね。ティトを見れば、彼が(Moto2で)この2人を完璧に負かしているのに、まったく同じレベルで走れていないことがわかりますよね。これは自分が始めてこのバイクに乗った時から言っていることです。ホンダがベストを尽くしていることは理解していますが。」


またクラッチローはテストを行ったニッシンのブレーキに関して非常に良い感触を得ている。しかし、ファクトリーチームが使用しているブレンボから切り替えるのはリスクが高いとも感じている。


「ニッシンのブレーキは常にポジティブなんですが、ただファクトリーと違う内容でレースをするのは気が進みません。彼らはフィーリングの面で少し良くない面があったんですが、非常に良くなってますね。ただニッシンのブレーキでは3回しか走っていませんから数日テストしてみる必要があるでしょう。いつものように他のライダー達にも試してみるように言うんですが、彼らはテストをしないんですよ。そういう事になるまでは、自分が使うことにはならないでしょうが、ポテンシャルは非常に高いですね。」


クラッチローはアレックス・リンスとアンドレア・イアンノーネが転倒したターン12についてこう語る。


「皆あそこでウイリーをしているんですよ。フロントホイールが路面に接地していない状況でブレーキをかけるから、ストレートでブレーキがロックするんです。MotoGPで6年間あそこであんな転倒は見たことがありません。コーナーの中でフロントを失うならまだしもね。大きな転倒でセッションが中断されましたが、来年はどういった対策が出来るか考えないといけませんね。あそこはスピードが乗る部分ですから。セッションを中断したのは良かったですね。」


ドヴィツィオーゾがウイングレットが無くなったことが、事故に繋がっているのでは?との指摘に対して、クラッチローはこれを一笑した。


「嘘っぱちですね。何年もウイング無しでレースしてきたんですから、安全上の懸念はありませんよ。彼はウイングをつけていたから、出来る限り多くのトルクが欲しいってことなんでしょう。」

www.crash.net