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★バレンシアテスト1日目 マルケス「新しいエンジンはコントロールしやすい」

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トップエンドでの激しいパワーを持ったスクリーマーエンジンを捨て、ビッグバンエンジンに変更されたと言われているホンダのRC213Vの2017年型エンジン。統合ソフトウェアではウイリーや開け始めのコントロールが上手く行かなかったために、こうした変更が施されたと言われていますが、ホンダの2017年シーズンの滑り出しは、2016年シーズンにに比べて順調なように思えますね。 f:id:teletele916:20161117020635p:plain

(Photo courtesy of michelin)

マルケスは火曜日のバレンシアテストで2017年型のエンジンを試したが、彼のブラックのバイクにおいて、新しいパーツはエンジンだけだと言う。詳細は明らかになっていないが、新しくなったV4サウンドは既存のスクリーマーからビッグバンになったように思える。ホンダのエンジンに対するアプローチの変化によって、KTMのみがスクリーマーエンジンを使用していることになる。

新しいエンジンのテストが火曜日に進んでいるが、これは単純にコンセントに繋いでプレイボタンを押すようなものではない。エンジンをエレクトロニクスに合わせるのには多くの作業が必要なのだ。マルケスはこの日4番手タイムを記録。これはトップタイムを記録したマーヴェリック・ビニャーレスから0.172秒遅れとなった。しかし彼は2016年のバイクでずっとテストをしていれば、さらに速く走れただろうと言う。

マルク・マルケス

「現行型で速いペースで走り、トラックや色々な事を理解するために4、5周しました。その後新型で作業をはじめました。現行型のバイクであればさらに速く走れたでしょうが、新しいバイクに集中してテストを行いました。新しいエンジンのほうがライディングは簡単なように思えます。スロットルを開ける時が容易で、そしてコントロールしやすいです。ただ現状ではエレクトロニクスをエンジンに合わせてやる必要があります。全てのトルクマップやエンジンブレーキマップなどは2016年型エンジンに合わせてあるので、これは最も重要なんですよ。」


「ですからライディングの中で予期できない事があります。全てを調整しなおす必要があります。エンジニアは仕事が山積みという感じですね。エンジンキャラクターはとても良いと思います。ただ一番重要な事は速いかどうかです。今日の段階では速いとは言えません。現状ではコーナー出口のウイリーに関してあまり大きな違いはありません。明日は完全に新しいバイクに集中してテストをします。1日の終わりには全ての面でよりよく理解するために現行型と乗り比べをするかもしれません。」


チームメイトのダニ・ペドロサは先月の茂木の怪我から復帰して、10位タイムを獲得。 f:id:teletele916:20161117020703p:plain

ダニ・ペドロサ

「明日のためにエネルギーをセーブしようと思って、少ししか走っていません。今日は純粋にバイクを試すことにして、セッティングはあまり変えていません。新しいエンジンを試しました。ご想像どおりあまり多くは勝たれませんが、フィーリングは良いですね。問題なく走りますし、多くの周回をこなせます。大きな変化の1つは耐久性と信頼性が向上したことです。パフォーマンスに関してもそうですね。現行型と新型を比較してフィーリングを得ようとしました。ボックスの中ではデータに関して、エンジニアが数多くの作業をこなしています。」

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