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★MotoGP2016バレンシアGP ポル・エスパルガロ「後戻りは出来ない」

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テックスリーヤマハに残ったとしてもヤマハファクトリーへの道が開くわけでもなく、かと言ってファクトリーバイク並のサポートが受けられるわけでもないというのが、ポル・エスパルガロ選手、ブラッドリー・スミス選手に共通するKTMへの移籍理由だと思いますが、どう転ぶかわからないギャンブルだともポル・エスパルガロ選手は考えているようです。 f:id:teletele916:20161115053131p:plain ポル・エスパルガロはテック3ヤマハでの最後のレースの後、道の世界へと歩いていくという状態であることを認めた。エスパルガロは兄のアレイシとアンドレア・ドヴィツィオーゾとのバトルの後に6位でレースを終えた。彼はブラッドリー・スミスと共にKTMのライダーとなることに不安があると語る。

「奇妙な感覚です。悪い気分でも良い気分でもありません。この黒のツナギを切るのが今日が最後で、同じチームに3年もいたことはないですからね。悲しさを感じますが、火曜日にKTMに乗るのを楽しみにしています。ただ何が起こるのかわからないので不安でもあります。それに、ここにあと1年残っていたら何が起こっただろうかとも考えます。確かな事は既に決断はしてしまっているわけで、一つしか方向はないわけです。後戻りは出来ません。」

「テック3ヤマハの良かったところは、常に良いベースがあったことです。週末がスタートすると常にトップ10を争う事が出来ていました。悪かったことはそこから向上させる事が出来なかったということです。トプ10で予選を終え、トップ10でレースを終えるんですが、トップ5にはなれませんでした。KTMで悪い事はあります。それはトップ10ではレースをスタート出来ないだろうということです。ただ、将来的にはトップ5で走る事が出来るかもしれません。これは誰にもわかりませんが、時には選択をして賭けに出ることも必要です。全てをテストするわけですが、テストすることは膨大にあります。実験用のマウスみたいなもんですよ。何が出来るのか、どこを向上出来るのかを知る必要があります。ただ予選の段階でカリオのタイムには驚きました。1:32.0は悪くないですよ。」

「アレイシは自分よりも少しプッシュ出来ていたと思いますね。彼のほうが少し速かったんです。彼を追うことも出来たんですが、後ろについて走るほうが良かったみたいです。ドヴィを捉えるまでプッシュして、彼を抜くチャンスがありました。2周待ってドヴィの後ろで少し安みました。ただ彼のバイクは本当にパワフルだったので、彼を抜くのは時間がかかりました。彼を抜いた後はあと1周だったので、アレイシはドヴィを抜いてこれないだろうと思っていました。」

「ドヴィはタイヤの問題があったと思います。ブレーキングに問題があるようでレース前半ほどのスピードがありませんでしたから、恐らくフロントに問題があったんでしょう。ストレートでは置いて行かれましたけど、ブレーキングで詰めることが出来ました。ですから彼をオーバーテイクするのは難しかったんです。彼はブレーキングに自信がないみたいで、彼をターン4で抜くことが出来ました。ただ簡単ではありませんでしたよ。ですから、兄貴も2周で彼を抜くことは出来なかったでしょう。トップとは常に16秒から18秒差なんです。全てのレースでこうした調子ですから悪くはなかったと思います。18秒の差は普通ですし、23秒以上あると悪いですからね。問題は序盤の5周から6周で、フロントタイヤの調子が悪いんですよね。レースの序盤ではいつもこうした問題があって、燃料満載でのブレーキングとトラクション不足があるんですよ。」

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