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★MotoGP2016バレンシアGP ロッシ「多くのコーナーで苦戦している」

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バレンシアは毎回大変なレースと語っているロッシ選手ですが、現状FP2でセッティングが上手くいかずに苦戦しているようです。FP3でトップ10落ちという事はまさかないと思いますが、2017年型のバイクの戦闘力についても気になるところです。 f:id:teletele916:20161112082639j:plain

(Photo courtesy of michelin)

ヴァレンティーノ・ロッシはFP2での結果を受けて土曜に改善の方法を探している。ロッシは朝のセッションではチームメイトのロレンソに次いで2位タイムであったが、午後のセッションはロレンソから0.8秒遅れの8位、1:31.257秒というタイムとなった。ロッシはチャンピオンシップ2位を確実にしているが、ハードタイヤでのリアグリップが無いと語り、フロントにも問題を抱えていると言う。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「朝は良い調子で始める事が出来ました。FP1は特に良かったんです。リアにハードを履いて、気温が低かったにも関わらずタイヤとバイクに良いフィーリングを感じました。それで2位を獲得出来たんです。実際のところ、午後もハードタイヤで作業を続けたんです。そしてフロントにもハードを試してみました。ただこれはかなり難しくて、特にリアが十分なグリップを発揮せずリズムが得られませんでした。他のライダー達もリアにハードを履いてグリップ不足に苦しんでいるようです。最終的にソフトを試してフロントも変えたんです。それでタイムとペースが向上したんですが、十分と言えるほどのスピードはありませんでした。セッティングに満足していません。そしてバイクのバランスに関してもそうです。多くのコーナーで苦戦しています。これからデータをチェックして明日に向けてバランスを向上させたいと思います。」


ロッシと新しいチームメイトであるビニャーレスは、来週のバレンシアテストで2017年型のバイクに乗る。ロッシはM1のどこを改善すればよいかについて明確なアイディアがあるようだ。


「エンジンパフォーマンスを改善する必要があります。ストレートでもう少し速くなる必要がありますね。あとはエレクトロニクスに関しは改善の余地が大きいでしょう。エンジニアは皆レース後半にタイヤを保たせる事に注力しています。これが自分達の現状の弱みでしょうね。今年はシーズン中、シーズンの始めにもタンクがリアにあるシャーシを試すなどしていて、本来であれば違うバイクに変わっているはずなんですが、タイヤが今年は大きく異なるため、結局2015年のバイクを使ってしまっているんです。こうした観点から作業が必要なんですが、シャーシに関してはヤマハがベストだと思います。これからも作業は必要なんですが、個人的にはエンジンとエレクトロニクスの改善が必要だと思います。日曜か月曜に新しいバイクを見ることになりますけど、それほど大きく変わっているとは思いません。ヤマハは通常は細かいディティールを変えますから。自分としてはトップスピードよりも加速力を向上したいですね。そして馬力をいかに路面に伝えるかという部分もそうですね。」

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