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★MotoGP2016マレーシアGP 決勝プレスカンファレンス翻訳

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遅くなってしまいましたが、マレーシアGPの決勝プレスカンファレンスの翻訳です。Ducatiで嬉しい初優勝となったドヴィツィオーゾ選手。Ducatiで主にバイクを開発してきたのはこの人ですから、オーストリアでイアンノーネ選手がDucatiの6年ぶりの優勝をした時は「この優勝は自分のものだと感じた。」と、いかに悔しかったかを語っています。その他、来年のインターミディエイトタイヤについて(※既に記事にしています。)、カーボンブレーキを雨の中で使用することについてなどの話題が出ていました。 f:id:teletele916:20161104115150p:plain

ニック・ハリス

「それではドヴィツィオーゾ。Ducatiでは初勝利、MotoGPでは2勝目となります。あらゆる意味でDucatiをテストしてきたと思いますが。このコンディションでのレースは非常に大変だったでしょう。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

f:id:teletele916:20161104115227p:plain 「ええ。レースは本当に大変でした。外から見るとコントロールしているように見えたでしょうが、実際はそんなことはなかったんです。レースの前半はコースに水もあって、ヴァレンティーノとイアンノーネが速いペースで走っていました。ただ自分は諦めずミスもしませんでした。それに関して本当に嬉しく思っています。そのお陰で最後に勝利するチャンスへと結びついたと思います。バイクは始めから終わりまで同じスピードを維持することが出来たので、それに関して非常に嬉しく思っています。今週は非常良い形で作業が出来て、予選も良い方向に進める事が出来、レースも完璧でしたから実に気分が良いです。この結果を得ることは本当に重要な事でした。マレーシアは自分に合っているトラックなんですが、どのカテゴリーでも一度も勝利したことはなかったんです。ですから今になってこの結果を得られた事は本当に良かったと思います。Ducatiにとってもイタリアで仕事をしている人々にとってもね。Ducatiで勝利をするということは、本当に特別なことです。

ニック・ハリス

「レースの開始はどのような事を考えていましたか?激しい雨でレース開始が延期されたわけですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「こういうコンディションでは色々な事が起きますからね。こういうコンディションでは何度もレースをした事がありますが、レースが終わってみると全く想像もしない形で終わることがありますから、そうした事を色々と考えていました。コンディションに関しては自分達がコントロール出来るものではありませんからね。このコンディションで自信はありましたけど、ドライでも自信がありました。今朝のフィーリングは本当に良かったですしね。ただこういう形で勝利出来た事を本当に嬉しく思います。今日はライバルを完璧にやっつける事が出来ましたし、こんな事は今までキャリアでほとんど無かったことですから最高ですね。」

ニック・ハリス

「最後のほうではヴァレンティーノとのバトルがありましたが、一度リードを獲得した後はターン1でヴァレンティーノがトラブルを抱えていて、あなたがリードを広げたようですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「ヴァレンティーノは通常諦めませんから、リードを奪った後に差が開くとは思っていなかったんです。もう一度ホームストレートに戻ってきて1.7秒と出ていて、もしかしたらチャンスがあるかもなと思いました。それにペースを維持できるということ、プッシュすればラップタイムを向上出来る事もわかっていました。もちろんかなりのリスクを取る必要はありましたが、今日は本当にバイクが良かったんです。今日はリアのトラクションがヴァレンティーノよりも良かったんです。その事で全体のラップタイムで彼よりも速く走る事が出来たんです。」

ニック・ハリス

「オーストリアでは2位で本当にガッカリしていましたが、今回の結果はまさに待ち望んだという結果になるでしょうね。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「そうですね。この勝利はメディアが扱うよりも、自分にとって物凄く大きな意味があるんです。どのライダーも優勝するためにレースをしているわけで、皆勝利を感じたいんです。ただ自分はチャンピオンシップ争いをしたいんです。それにオーストリアでの感覚としては、「この勝利は本来自分のものだ」という思いがあったんです。リアタイヤの選択を間違えてしまって、本当に本当にガッカリしたんです。その週末は完璧なライディングをしていましたからね。ですから今年の最後になってこの結果を得られたということは、本当に重要なんです。」

ニック・ハリス

「ドヴィツィオーゾありがとうございました。今年9人目の優勝ライダーとなりました。それではヴァレンティーノ・ロッシ、これでチャンピオンシップ2位を確実なものとしました。一時はあなたとドヴィのバトルが最後まで続くのかと思いました。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

f:id:teletele916:20161104115418p:plain 「今日は特に序盤に良いレースが出来たと思います。個人的には1周目から良い感触でした。スタート前はトラック上の水が多いので心配していたんです。ただ雨が止んだ後はコンディションは通常のウェットになりました。フロントにいようとしたんですけど、イアンノーネとのファイトの後は難しかったですね。彼は常に抜き返そうとしてきますからね。とにかく彼は良い走りで速かったですね。後ろで走っているとグローブがびしょびしょになってしまってスロットルをキープ出来ないので、前に行きたかったんですよね。ただ毎回彼に抜きかえされてしまってね。ただ良いバトルでしたよ。抜き返す事が出来た後はレースに関して優勝出来るなと楽観的に考えていたんです。ただトラック上の水が少なくなってきてからは、フロントタイヤに苦戦し始めたんです。ミスもあったんですが、アンドレアのようなペースで走る事はまったく出来ませんでしたね。右コーナーで2度転倒しそうになって、転倒はしたくなかったし20ポイントを捨てることもしたく無かったんです。勝てなかったのは残念ですけど、2位を獲得出来た事は良かったですね。」

ニック・ハリス

「そしてチャンピオンシップで2位を獲得しました。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「最終的には良い結果だったと思います。結果を確定するチャンスがある時は挑戦すべきと思っていて、もし今日自分がミスをしてホルヘが2位だったら、彼が20ポイントを獲得して、ヴァレンシアを4ポイント差で迎える事になるわけです。それにホルヘはヴァレンシアではとても速いですから、良い結果になったと思います。」

ニック・ハリス

「ヴァレンティーノありがとう。それではホルヘ・ロレンソ。ラッキーだったという話もありますが、そのためにはそこにいる必要もありますよね。」

ホルヘ・ロレンソ

f:id:teletele916:20161104115437p:plain 「確かにその通りですね。あまりフィーリングは良くなかったんですが、予選よりも水が多かったので苦戦していました。自分の前で多くの選手が転倒しましたからラッキーだったと思います。そのお陰で6位から3位になることが出来ました。こうしたコンディションの中で表彰台を獲得することは自信になります。素晴らしいレースというわけではありませんが、キャリアにおいて新たに表彰台を獲得出来たと言うことは素晴らしい事です。」

ニック・ハリス

「スタートはどの程度困難だったのでしょうか?スタートが遅れて欲しいと語っていたとカピロッシが話していました。」

ホルヘ・ロレンソ

「ミックスコンディションのレースは望んでいなかったので、雨が激しく降って良かったですね。ただ少し降りすぎという感じでしたね。ウォームアップでターン7、ターン8で転倒しそうになったんです。それでレースディレクションにトラック上の水が多すぎるからレース開始を遅らせたほうがいいと話したんです。幸運にも彼らはレース開始を遅らせて、皆安全にレースが出来ました。」

ニック・ハリス

「あと2週間でヤマハに乗るのが最後となるわけですが、これはあなたにとって大きな瞬間となるでしょうね。」

ホルヘ・ロレンソ

「感動的な瞬間でしょうね。8年、9年と一緒にやってきたチームですから。感情的になると思います。ですから大きなモチベーションを感じていますし、可能な限りハードにトレーニングをしようと思っています。ライバルが強いので簡単ではないでしょうけど、ヴァレンシアで優勝出来ればと思っています。ただ挑戦はしますよ。」

ニック・ハリス

「ホルヘありがとう。それではフロアからの質問をどうぞ。」


Q

「ヴァレンシア戦が残っているのでシーズンはまだ終了していませんが、ヴァレンティーノは2位、ホルヘは特に何も無ければ3位がほぼ確定しているわけですが、今シーズンを振り返っていかがですか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「まだヴァレンシアが残っていますし、キャリアを通じて自分がいつも苦戦するトラックなんですよね。ですから競争力を高く保って戦いたいと思っています。そしてその後にそういう話が出来ます。ただ、今の段階では非常に満足しています。多くの表彰台を獲得出来ましたからね。もう少し勝ちたかったですけどこういう形に終わってしまいました。それに自分のスピードも速くて、非常に競争力が高かったと思います。ただ最終的にはチャンピオンシップ争いが出来なかったということで満足は出来ませんね。ミスが多かったしムジェロで多くのポイントを失ってしまいました。満足するにはチャンピオンシップで勝利する事しかないですし、今年に関してはマルケスのアドバンテージが常に大きかったですね。」

ホルヘ・ロレンソ

「順位に関してはまだ決定したわけではありません。スタートは開幕のカタールで優勝、オースティンで2位と良い形だったんですけどね。序盤の7戦ではネガティブだったのはアルゼンチンだけでしょう。ですからモントメロまでは完璧だったと思います。そしてモントメロから全てが狂ってしまいました。特に冷たい雨のコンディションにおいてですね。特にフロントタイヤに関して良いフィーリングを得ることが出来なかったんです。ですからいつもの自分のようにコンスタントに走るということが難しかったんです。将来的にはミシュランが今年の経験を活かして、どのトラックにも最適なタイヤを用意してくれると良いですね。そうすれば全てのライダーがより問題なく、転倒も少なく走行出来るでしょう。今年に関してはミスが多すぎました。そのせいでチャンピオンシップを戦う事が出来なかったんですよ。」


Q

「以前ミックスコンディションのレースでは後ろに控えているというようなことを話していましたが、今日は雨の中でも競争力を発揮していましたが、その秘訣とは?」(※香港出身の記者の英語がかなりひどく、聞き取りにくいですがこんな意味かと。ロッシ選手はもともと雨でも速いですし、この記者の質問は毎回少し的ハズレだと感じます。)

ヴァレンティーノ・ロッシ

「フルドライかフルウェットであれば自分達は強いんです。今週末は自分もホルヘもずっと良いペースで上位にいました。ミックスコンディションでは苦戦していて、これを改善しようとしているんです。ただ、もともと自分達のバイクはウェットでは速いんですよ。」


Q

「これがDucatiの今季2勝目となりますが、これはあなたにとって良い事ですか?来年はDucatiに乗るわけですし。」

ホルヘ・ロレンソ

明らかにバイクは毎年進化していますね。過去に比べて、Ducatiが強さを発揮するサーキットが増えてきました。これは良い兆候ですね。セパンの勝利には驚きませんでしたよ。アンドレアは雨の中ではベストのライダーの1人ですし、Ducatiはドライでは競争力が無いときでもレインでは速いですからね。ですから今日はそうした相乗効果があったんだと思います。彼は勝利にふさわしいと思いますし、ほとんどのトラックでDucatiがフロントにいるのを見ることが増えてきたのも良い兆候です。」


Q

「今があなたのキャリアの最高潮ですか?そしてヴァレンシアでは今年10人目の優勝ライダーが誕生するでしょうか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

f:id:teletele916:20161104115643p:plain 「そうですね。色々な意味でそう言えると思います。Ducatiと共にこうして戦闘力を高めてこれた事は素晴らしいと思います。チャンピオンシップ優勝を目指していますから、今でも十分ではないんですけどね。4年前は本当にDucatiの状況は悪くて、今や色々なコンディションでも戦闘力が高いわけです。ドライでも表彰台争いが出来ますしね。本当に誇りに思います。それにレースだけということではなくて、自分自身の成長でもあるんです。そういう事を考えると今が最高の瞬間だと思いますし、もう30歳ですけど色々な部分を向上させる事が出来ると思います。自分のキャラクターだとか走り方というのは、1つのレース、1ラップでどうこうというものではなくて、ステップ・バイ・ステップなんです。Ducatiとの関係もどんどん大切なものになってきて、彼らも自分を信じてくれています。ですから来年も自分はDucatiに乗れるわけです。それに自分もDucatiを信じています。こうした結果をDucatiで獲得するのは難しいというのは、誰もがわかっています。それに来年に関しては良い結果が出せると思っています。10人目のライダー?そうですね。アレイシじゃないですかね。」


Q

「3人とも素晴らしい結果おめでとうございます。ヴァレンティーノに質問ですが、昨日の予選は素晴らしかったですが、今朝のウォームアップはそうでもありませんでした。レースの前には何を考えていましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ウォームアップも最後の3周まで悪くありませんでした。というのもクラッチに問題が出てしまったんです。それで一旦止まる必要があって、バイクを変える時間もなかったんですよ。その時点で残り2分でしたからね。それでトラックのコンディションが良くなっていたこともあって、皆タイムを伸ばしていったんです。でもドライのフィーリングも悪くはなかったんですよ。土曜の朝は悪くなかったのでドライでも戦闘力があると思っていました。ここでドライのレースとなると、タイヤ、バイク、ライダーにとって厳しいわけです。ですから、レインの場合は色々考えることはありますけど、肉体的には楽ですね。自分達が望んでいないのはミックスコンディションで、そのコンディションにおいても結果を向上していく必要があるんですけどね。」


Q

「1周目に3人のライダーを抜きましたが、それについて説明してもらえますか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「スタートは悪くなかったんですが、ホルヘに抜かれてしまいました。確か1コーナーだったと思いますが。その後にマルケスとドヴィも来たんです。ただ自分はブレーキングのフィーリングが良くて、昨日の練習走行でも今朝のウォームアップラップでも良い感触でした。ですからブレーキを強くかけたんです。最初はブレーキを強くかけすぎてこれでは止まれないと思ったんですが、大丈夫でした。1周目は見応えがあると思います。」


Q

「来年はインターミディエイトタイヤに関して必要だと思いますか?ミシュランはインターミディエイトを無くしたいようですが。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「インターミディエイトは安全性を考えると良いと思います。フィリップアイランドではタイヤの消耗が非常に激しいですからハードなタイヤである必要があります。ミックスコンディションで使うぶんには安全性が高いと思います。自分の意見としてはこのタイヤは残して、レースでは使わないという事で良いんじゃないでしょうか。ただ、それほど大きな問題ではありませんね。」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「インターミディエイトが使えるレンジというのはかなり狭いんですよ。それに自分の考えでは、ミシュランのレインタイヤはミックスコンディションの中では、ブリヂストンに比べて危険度が低いですね。ですからインターミディエイトタイヤが無くても大丈夫だと思いますよ。ただ、そこまで違いはないと思います。」

ホルヘ・ロレンソ

「自分はアンドレアと同じような意見です。フィリップアイランドの予選では自分はミックスタイヤ(※インターミディエイト)とスリックの両方を使用して、ミックスタイヤのほうが感触が良かったんです。冷たいコンディションでウォーターパッチがある状態では、スリックタイヤを温めるのは難しいですからね。 そして予選ではよりミックスタイヤのほうが熱を与える事が出来ました。ですからこうした状況での安全性という意味では、ミックスタイヤのほうが良いですね。既に決定されたのかどうかわかりませんが、自分はミックスタイヤがあったほうが良いです。」


Q

「レースをするには年を過ぎていると感じるようになってきましたか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「はっはっは(笑)7、8年前からレースをするには年を取りすぎていると感じてますよ。アンドレアと同じくらいの年の頃にはね(笑)ただ諦めません。レースは続けますよ。」

Q

「2018年以降もレースをするんでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「うーん、どうでしょうね。。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「きっとレースをしてますよ(笑)」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「多分続け。。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

自分らのほうが先に引退しますよきっと(笑)」※横から口を挟んで (会場爆笑)


Q

「今が最高の瞬間ということでしたが、今シーズンで最悪の時というのはいつでしょう?特に今年は序盤に色々な事が起きました。」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「2戦、3戦、4戦は本当についていませんでした。自分のせいでは無いのに3戦ゼロポイントでしたからね。本当にこれは大きなポイントです。あれは3つのレースで2つの表彰台に相当しますからね。チャンピオンシップにおいては本当に多くのポイントです。前半に多くのポイントを獲得出来れば、多くの事が変わります。ですから本当に残念ですよね。カタールでは非常に良い形でレースが出来て、その後にさらにポイントを重ねることが出来たのに、そのまま20ポイントのままだったんです。その後はバルセロナですね。正しいタイヤを選択出来なくてスピードがありませんでした。トップとのタイム差が多いということは非常に良くないんです。これはつまりチャンピオンシップ争いが出来ないということですからね。表彰台圏外に接近出来ても、2位のライダーに本当に近くないと駄目なんです。チャンピオンシップを争う上ではこれはとても重要なことです。ですから今年のDucatiの性能向上には嬉しく思っているんです。ただそれでも十分ではありません。チャンピオンシップを戦う上ではまだまだなんです。」


Q

「ドヴィおめでとうございます。木曜日に勝利に何がかけているのかについてコメントしなかった理由がわかりました。今日はブレーキについて伺いたいと思います。数名のライダーがカーボンブレーキを使用していましたが、あなたはどうだったのでしょうか?またそれに関して何か問題はありましたか?」

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「マルクが確かカーボンブレーキでしたよね。(※あとは確かスミス選手もカーボンだったはずです。)マルクがブレーキに問題があったのかどうかわかりませんが、彼は転倒するまで前にいましたから、問題があったのかどうかはわかりません。ただトラックのグリップが高くて、ここのようにハードブレーキが必要なところで、気温と湿度が高い場合、通常のブレーキだと本当に厳しいんです。幸運にも自分はそうした問題がありませんが、本当にブレーキには限界なんですよ。ターン15やターン1のようなロングブレーキの後は、ブレーキにかなりの入力をするんですけど、あまり反応が無いんですよ。それで振動し始めてしまうんです。(雨のなかでカーボンブレーキを使うこと)新しい試みだと思いますけど、例えば昨日の予選などはカーボンブレーキを使うというのは正しい選択だったと思います。問題はレースの中で激しく雨が降り出した場合、カーボンブレーキは使えないということなんです。ですから、とてもリスクの高いギャンブルだと思いますね。」


Q

「娘がレースを見ていたか知っていますか?明日は彼女に何といいますか?」(※こんな意味かと)

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「彼女は自分がトロフィーを持って帰らないと、いつも文句を言うんですよ。これでようやく彼女も喜ぶでしょうね。彼女はレースでの全てを見ていますし、自分を誇りに思ってくれています。あと2週間後に会えるのを楽しみしてくれているんですよ。」


Q

「ヴァレンシアではすぐに2017年のパッケージのテストを始めるんでしょうか?」

ヴァレンティーノ・ロッシ

「ええ。いつもヴァレンシアの後の火曜日に新しいシーズンがスタートします。ロレンソがDucatiに、イアンノーネがスズキに行くなどの変化があるから面白いですよね。自分にとっても来年のバイクが見られるかもしれないですから、とても重要なテストです。セパンでもまたテストをしますから重要になってきます。開発が正しい方向に進んでいるか確認をするわけですね。とても面白いことになると思います。」