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★MotoGP2016 ロッシ「フィリップアイランドは3月開催のほうが良い」

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ブレーキにただでさえ厳しい日本GPの開催が秋〜冬になるのは当然としても、海沿いで天候が不安定なフィリップアイランドの開催が冬なのはいかがなものかという議論はかなり長いことされています。しかし、間違いなく選手の中で発言権が一番強いロッシ選手が発言してもドルナが動かないのであれば、他にいくら選手がこうした意見を口にしてもドルナは動かないのでは。。 f:id:teletele916:20161022034037p:plain ヴァレンティーノ・ロッシはオーストラリアGPの開催時期を10月よりも前にすべきだという考えを新たにした。金曜日のフィリップアイランドは酷い天候の中で行われ、FP2は悪天候のためにセッションが中断された。海沿いのこのサーキットでは雨は常に脅威となる。また10月の冷たい気温もあり、この時期はメルボルンでは冬の終わり、春の始まりの季節となる。昨年はトラックは17℃となったが、金曜は12℃、気温は10℃であった。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「本当に残念です。特別な場所でスペシャルなトラックなんですけど、自分達のレースシーズンはいつも危険な時期なんです。昨年みたいなのはラッキーなんですよ。ほとんどの場合はアンラッキーで、まるで冬なんですよね。問題はトラック上の水の多さと気温です。アスファルトの温度が低いと本当に危険なんですよね。ここでの開催日を変えたほうがようと思っているライダーの1人ですけど、5、6年前から言ってますね。冬の時期にこのトラックを訪れるなんてのは本当に残念ですよ。冬の間ではないほうがいいのはどこも同じですけど、ここは特に最高のトラックですし、もし晴れたとしたらTV写りもいいし、バイクを乗るには最高なんですよね。でも今回は気温10℃なんですよね。」


メルボルンの夏は12月から2月となる。グランプリの開催を前倒しするのに最も問題となるのは、3月のF1の開幕戦だが、ロッシはこれはもはや言い訳にはならないとしている。


「強く要望しているんですけど、カルメロはF1が3月にあるし、F1のオーガナイザーはMotoGPのオーガナイザーと同じだから無理だと言うんです。でも日本ではF1の翌週にMotoGPを開催してますよね。それに今年はイタリアもモンツァの後にミサノがありました。何もかもうまくいっていたと思います。チャンピオンシップの開幕戦を3月にここでやるか、カタールの後にここでやるかすれば、良い気候の元でレースが出来るでしょう。自分も頑張っていますが、十分な力がないようです。ライダーにも良いですし、ファンにも皆にとって良いですよね。昨年は最高の週末で20℃ありました。常に晴れていてね。ただ今年のような天候になる可能性のほうが高いんですよね。このトラックの問題は高速であることと、タイヤの左側ばかりに負荷がかかることなんです。ですから常に注意を払う必要があります。トラック自体は危険なわけではありませんけど、ヨーロッパでは路面温度が25℃でここは10℃なんです。問題はトラックじゃなく気温なんですよ。」


MotoGPのテストとWSBKの開幕戦は2月に行われているドルナがMotoGPとWSBKの商業権を持っていることから、両グランプリの開催日を変更することに障害はない。土曜のFP3はFP2が途中でキャンセルされたことから15分間延長される。天気予報によると週末に従って天候は回復に向かうという。

www.crash.net