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★ヤマハから2017年型 YZF-R6が登場

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2017年型のYZF-R6が発表されました。YZF-R1と同様の見た目となり、アルミニウム製タンク、トラクションコントロール、LEDライト、43mmフロントフォーク、ABSなどを装備しています。ただ、基本的なエンジン、フレーム、スイングアームは2016年モデルと同様のようで、基本的なアプローチとしては外観とエレクトロニクス、ブレーキなどを現代版に改修したといった内容となっています。 f:id:teletele916:20161013132412p:plain

新しくなり、デザインを改められ、並外れたバイクとなった

欧州では160,000以上が販売され、過去7年間でワールドスーパースポーツチャンピオンシップで3度の優勝を飾り、YZF-R6はヤマハが今までに作りあげた中でも、最も有名で究極のスーパースポーツバイクです。軽量で軽快で速くこの象徴的な600ccのバイクは、向上したいと願う現代のスリルを求める人達にとって最高の選択です。

f:id:teletele916:20161013132413p:plain ヤマハがこのセグメントのスポーツバイクに本気(スポーツがヤマハにとってはナンバー1の鍵となること、レースブランドとしてのDNAがあること)であることを強調する内容として、この先進的なデザインの2017年型YZF-R6は、最新のYZF-R1のシャーシテクノロジー、先進のエレクトロニクスが使用されています。新しく開発されたロードラッグのボディワークとアグレッシブなルックスはヤマハのサラブレッドであるRシリーズに流れる特徴を受け継いでいます。

レースが我々の世界。R WORLDへようこそ。

全てのYZF-RシリーズはR WORLDへの招待状と言えます。そしてスーパースポーツカテゴリーの中でも特別なクラブにの一部になるというチャンスなのです。我々の世界では、レーシングと勝利とはDNAに深く刻まれた生き方です。すべてのYZFスーパースポーツモデルは、その祖先をMotoGPバイクであるYZR-M1に持ちます。我々の世界では、誰もがスーパースポーツのパフォーマンスという言葉が持つ真の意味を体験する機会を与えられていると考えています。


125ccから1000ccまで、ここまで幅広くハイテクなスーパースポーツモデルをラインナップしているブランドはありません。YZF-R1M、YZF-R1、YZF-R6、YZF-R3、そしてYZF-R125。この各Rシリーズモデルは最も洗練されたレースの血統というテクノロジーを使用しています。


R WORLDはヤマハのレースに勝利してきた歴史の価値、新たな技術的経験を歓迎するライダーに開かれています。R WORLDはYZF-Rシリーズのオーナー達に、彼らの持つ本当のライディングのポテンシャルを、ストリート、トラックで開放させる事が出来るのです。


我々の世界はここにあります。

M1にインスパイアされたデザイン、そして次世代のコントロール性

f:id:teletele916:20161013133038p:plain YZF-R6は常にスーパースポーツデザインの最先端をいくものでした。デビューから10年以上、現行モデルは今でも、このクラスでもっともダイナミックな見た目のバイクで強い関心を引いています。


2017年にヤマハはこの象徴的なミドルウェイトのスポーツバイクのデザインを改め、YZF-R6は新たに、最新のYZF-R1にインスパイアされた先進的なデザインを手に入れました。M1タイプの中央に寄ったエアインテークと、LEDツインヘッドライトを装備。このバイクのアグレッシブな顔立ち、じっと見つめるようなルックスは、一目みただけでRシリーズファミリーとわかります。


この威圧的な雰囲気を加速するように、YZF-R6はスリムなLEDライトを装備。これによってまるで獣のようなペルソナをダイナミックな顔に与えています。このポジションライトのスタイルと位置は、スリリングなアピアランスとなり、明らかなRファミリー、明確にYZF-R6とわかるイメージとなっています。


f:id:teletele916:20161013133040p:plain 次世代のRシリーズのDNAの証拠はシャープなボディワークにもあります。サイドダクト、サイドに水平に走るラインは、このバイクの洗練されたエアロダイナミクスを表しています。新しいYZF-R1スタイルのテール部分はレースで培われたスタイルです。そして力強いスーパースポーツのデザインはフラッグシップのYZF-R1にインスパイアされたものです。YZF-R6は独自のユニークなキャラクターとプロファイルを持っています。

最も効率的なYZF-R6のエアロダイナミクス

ヤマハのスーパースポーツデザインチームは全てのエリアでより高いレベルのパフォーマンスを達成するために作業を続けてきました。2017年のYZF-R6は新しいフロントカウル、ウインドスクリーン、このモデルとして今までで最も効率の良いエアロダイナミクスに身を包んでいます。


ロードラッグのフロントフェアリングはYZF-R1の要素を持ち込んでいます。最新のデザインにより8%のエアロダイナミクス上の向上を果たしています。デザインを改められたフロントカウルとスクリーンに加えて、このバイクはLEDのターンシグナルはミラーと一体化しており、乱流の発生やドラッグの発生を抑えています。

洗練されたエレクトロニック・コントロールテクノロジー

f:id:teletele916:20161013133037p:plain 新しいYZF-R6は、ヤマハチップコントロールドスロットル(YCC-T)、ヤマハチップコントロールドインテーク(YCC-I)をより正確なコントロールのためにこのクラスのバイクとして初めて搭載。さらに幅広いレンジでのコントロール性のため、YZF-R6はアドバンスド・トラクションコントロールシステム(TCS)を装備。ハンドルバーから操作が可能です。


YZF-R6はパフォーマンス志向のライダー、様々なスキルを持ったライダーに使用されることを考え、新しいTCSは6段階で調製が可能です。また同時にオフにする事も可能となっています。 TCSのインテリジェンスソフトウェアは介入において不自然さを感じさせないようにデザインされています。システムはまたコンスタントなパフォーマンスのため、リアタイヤの消耗にも役立ちます。


f:id:teletele916:20161013133043p:plain YZF-R6はまたクイックシフトシステム(QSS)が装備されており素早いシフト操作が可能です。このシステムはYZF-R1のものと似ており、シフトアップを感知すると駆動トルクを一瞬カットすることにより、フルスロットルでのシフトレスのシフトアップが可能となっています。クロスレシオの6速トランスミッションで素晴らしい加速をします。

YZF-R1タイプの43mmフロントフォーク

f:id:teletele916:20161013133041p:plain YZF-R1にインスパイアされたフェイス部分だけが、このバイクをフラッグシップスーパースポーツモデルとしているわけではありません。2017年のYZF-R6はYZF-R1 譲りの新しいKYB製の倒立フロントフォークを装備しています。先代モデルが41mmのところ43mmのフォークを装備しており、特にブレーキングとコーナリングにおいてしっかりとしたフィーリングを与えます。フロントホイールアクスル径もハンドリングの最適化のために25mmとなりました。


ハイスペックのサスペンションはフルアジャスタブルで、リアには新しいデザインのKYBショックを装備。異なるコンディションで、正確で反応性の良いハンドリングを達成出来ます。

YZF-R1タイプの320mmフロントブレーキ

新型のYZF-R6はYZF-R1タイプのラジアルフロントブレーキシステムを装備しています。320mmのダブルディスクはアルミニウム製の4ポット対向キャリパーと共に装備され、優れたストッピングパワーを発揮します。

スリムなマグネシウム製サブフレーム

f:id:teletele916:20161013133039p:plain f:id:teletele916:20161013133044p:plain 高いレベルでのハンドリングの自由度、正確性を実現するのはライダーの移動のしやすさは重要な要素です。YZF-R6は新しくデザインされたシートとサブフレームを装備。ライダーは体重を素早く簡単に移しかえる事が出来ます。軽量CFダイキャストマグネシムのサブフレームは20mmフロントで細身になり、ライダーがさらにバイクに密着してタックイン出来るようになっており、エアロダイナミクスが向上しています。シート高は現行モデルと同じですが、後ろに向かって徐々に角度が付いているため、シート上での移動がしやすくなりました。

軽量のアルミタンク

f:id:teletele916:20161013133042p:plain 2017年モデルの目立つ変更点の1つでもあるのがダイナミックなデザインの燃料タンク。先代モデルと比較して重要なアドバンテージと言えます。アルミニウム製で、この流線型のタンクは深いニーグリップエリアがあり、ライダーはバイクをよりしっかりとホールドすることが可能となっており、彼らの体やライディングスタイルにマッチするポジションを見つけルことが出来ます。


ヤマハは新しいタンクのえぐれたデザインを作るためコールドメタルトランスファー溶接技術を使用、ロボット溶接に加えて、熟練工の手作業によってフィニッシュされています。 このタンクはスチール製のタンクよりも1.2kgほど軽く、素早い荷重移動を実現する優れたライディングポジションとなっています。

ライディングポジション

「新しい燃料タンクと組み合わさり、新しいサブフレームと市シートも向上したライディングポジションを実現するのに役立っています。これはライダーにストリートとトラックで優れたコントロール性を与えるものです。 20mmスリムになった”腰”の部分は優れたエルゴノミクス、足つき性を向上しました。シートとえぐられたアルミニウム製タンクによって、ライダーはよりバイクに近く座る事が出来ます。これによってより自由なライディングポジション、より移動が自由となっており、荷重の受け渡しが効率的に行なえます。これによりライダーはより高いレベルでのハンドリング、ブレーキング、加速を享受することが可能となり、これらはまた、新しいフロントフォーク、フロントディスク、エレクトロニクスの技術によるものです。

Rシリーズインストゥルメンタル

YZF-R1のデザインから開発されたもので、新しいインストゥルメンタルディスプレイはアナログスタイルのタコメーター、デジタルスピードメーター、マルチファンクションディスプレイとなり、TCS、ABSの状態表示などが加わりました。

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新型YZF-R6主要諸元

  • 599ccエンジン 水冷4バルブDOHC 4ストローク4気筒

  • ボア x ストローク:67mm x 42.5mm

  • 鍛造アルミニウムピストン

  • 圧縮比:13.1:1

  • チタン製吸排気バルブ

  • エアイントロダクションシステム、ヤマハチップコントロールドインテーク(YCC-I)

  • ツインインジェクター ヤマハチップコントロールドスロットル(YCC-T)

  • スリッパークラッチ

  • クロスレシオ6速ミッション

  • マグネシム製ヘッド、ケースカバー

  • EXUPバルブ

  • チタニウム製エキゾーストサイレンサー

  • アルミニウム製フレーム、スイングアーム

  • カラー:レースブルー テックブラック インテンシティホワイト/マットシルバー(※おそらく北米モデルのみのカラー)

  • 発売:2017年4月

  • 価格:12,199ドル(約127万円 ※北米市場での価格)

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<参照元>ヤマハヨーロッパ プレスリリース