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★MotoGP2016ミシュラン アラゴンGPプレビュー

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今週末に迫ったアラゴンGPに関するミシュランのプレビューをお届けします。ミシュランにとっては初めてのアラゴンという事で、色々と難しい状況だと思います。ペドロサ選手にとって当たりとなるタイヤがあるのか?路面温度はどうなるか?など気になる点は多いですね。 f:id:teletele916:20160921052059p:plain ミシュランはフランスとスペインの国境を超え、テルエル地方にあるアラゴンに向かいます。これはMotoGPの2016年シーズンでは3度目のスペインラウンドとなり、MotoGP世界選手権における第14戦となります。


ミシュランにとってはこの近代的なサーキットであるアラゴンでMotoGPのレースをするのは初めてのこととなる。この事を念頭におき、さらにこのテクニカルサーキットの特殊な要求などから、タイヤは慎重に選定された。反時計周り、中程度の粗さの路面は、独特のストレスをタイヤ、マシン、ライダーに与える。全長5,077mのトラックの天候は変わりやすい。

f:id:teletele916:20160921052121j:plain モーターランド・アラゴンは17のコーナーを持ち、10個の左コーナー、7個の右コーナーを持つ。1kmに満たないストレート、回り込むようなセクション、ブラインドコーナーとなる斜面のコーナー、タイトなヘアピン、ダウンヒルコーナーが存在し、流れるようなライディングスタイルに良く合う。

f:id:teletele916:20160921052206j:plain こうした全てが含まれているために、ライダーにとっては非常にタフでチャレンジング、観客にとってはエキサイティングなサーキットとなっている。これらの挑戦に備えて、ミシュランはソフト(ホワイトのライン)、ミディアム(ライン無し)、ハード(イエローのライン)のミシュランパワースリックフロントタイヤを投入する。ハードタイヤもアシンメトリックデザインとなり、タイヤの左肩部分のほうが硬いタイヤとなる。

f:id:teletele916:20160921052501j:plain これに組み合わされるのはミディアム(ライン無し)、ハード(イエローのライン)のミシュランパワースリックで、サーキットのレイアウトに対応して、タイヤの左肩部分がハード目なコンパウンドになっている。これは左コーナーのほうが右コーナーよりも多いためである。雨のレースに備えて、ミシュランはミシュランパワーレインタイヤを持ち込み、コンパウンドは前後共にソフト(ブルーのライン)、ミディアム(ラインなし)となる。またパワーインター(シルバーのライン)もミックスコンディションに備えて前後が用意される。

f:id:teletele916:20160921052333j:plain モーターランドアラゴンは2009年に建造され、ハンガリーのバラトンリンクに変わりMotoGPのレースを2010年から開催している。アラゴンでのレースは成功で、IRTAのベストグランプリ・オブ・ザ・イヤーを同年に獲得している。サーキットとしてのデビューイヤーにこの賞を獲得したサーキットは初めてで、今ではカレンダーの中でもおなじみのサーキットとなっている。サーキットはロードレースイベントを1963年から2003年に開催していた町であるアルカニスの近くに位置する。位置としてはサラゴサの南東90km、タラゴナの150km西、バルセロナの南西250kmになる。


イベントは9月23日金曜日の練習走行から開始となり、23周のレースを争う予選は土曜日に行われる。決勝レースは25日日曜日の14時に開始となる。

ピエロ・タラマッソ

「ミシュランにとってアラゴンでのレースは初めてとなります。ですから我々にとっては完全に新しい挑戦です。昨年MotoGPライダー達とテストを行いましたので、何を予想すべきかという基本的な知識はあります。しかしタイヤはその当時からは大きく変わりましたので再スタートする感じです。今まで聞いていることや見てきた限りでは、アラゴンは気温に関しては予想がしにくいところですね。流れるような高速コーナーもあれば、ロングストレートもあります。ハードブレーキングゾーンもありますので、全ての状況に対応出来るタイヤを用意する必要があります。この時期のスペインの気温は非常に過ごしやすくもありますが、アラゴンの位置を考えると朝は冷え込むこともあります。ですからそうしたコンディションでも素早く温まるタイヤも必要ですが、同時に気温が上がった後も1日中機能する必要性があります。ここが非常にテクニカルなサーキットだという事は理解しています。しかしこのチャレンジを楽しみにしていますし、ミサノでの素晴らしいレースからの流れを続けていきたいと思います。またエキサイティングなレースとなることよ良いですね。」


出典元:ミシュランタイヤ