★MotoGPイギリスGP クラッチロー「明日のタイヤ選択はギャンブル」
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高速サーキットとして有名なシルバーストーンですが、クラッチロー選手はDucatiがとてつもないスピードを発揮する可能性を指摘しています。いずれにしても今週末はドライセッションが少なめでしたので、序盤の速さを活かしてソフトを履くか、後半の追い上げを考えてハードを履くかという、タイヤの選択が勝利の鍵となるのは間違いなさそうです。 ホームGPでポールポジションを獲得したカル・クラッチローは、決勝でDucatiを恐れている。クラッチローは、雨の予選で2位に約1秒近い差を付けてポールを獲得したが、決勝の予報はドライだ。スリックタイヤでのロングランのデータが少ないことから、クラッチローは決勝に関しては宝くじと一緒と語るが、唯一確かな事としては、ファクトリーDucatiの圧倒的なストレートでのスピードだ。
カル・クラッチロー
「正直に言うとDucatiにぶち抜かれるんじゃないかと思ってるんです。彼らの速さは狂ってますよ。マルクは良いペースですし、マーヴェリック、ヴァレンティーノも明日の朝に何かを見つければ、やはり速いでしょう。でもDucatiはね、自分達と比べるとタバコを吹かしながら乗ってるようなもんですよ。自分達は加速に関するビデオシステムを持ってるんですが、このサーキットに関しては加速の際にウイリーには苦戦していないんです。ただDucatiはストレートに向かう全てのコーナーの出口で、毎度0.3秒稼いでいるです。ということは、自分達は他の部分で最低でも0.6秒は速く走らなきゃならないんです。」
クラッチローはDucatiがリアタイヤを使用するだろうと語る。これはイアンノーネがオーストリアで採用した作戦だ。そして、彼自信もギャンブルを冒すと語る。
「明日の前後タイヤの選択は宝くじですね。Ducatiは多分リアをソフトでくると思います。ペースに悩む数名のライダーが同じようにリアを履いて、序盤に逃げを打つでしょう。これは少しギャンブルだと思います。明日安全策で走るライダーはいないんじゃないでしょうか。自分はしませんし、ギャンブルを張ります。失うものは無いですからね。」
なお、昨年のクラッチローはチームメイトのジャック・ミラーによって3周目に巻き添えを食う形でリタイアしている。
「予選ではジャックが後ろにいるのが見えて、「これはヤバイ、バイクを止めなきゃ!」と思ったんですが、その後彼は別のコーナーでコケてましたね。それをみて「そら見たことか!」と思ったんです。」