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★MotoGP2016ブルノテスト アレックス・ローズ「人生最良の日だった」

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来年は兄弟のサム・ローズ選手がアプリリアからMotoGPデビューを果たしますが、アレックス選手のほうも、鈴鹿8耐優勝のご褒美としてブルノテストにおいて、ポル・エスパルガロ選手のM1をテストする機会が与えられました。 f:id:teletele916:20160826012033p:plain ヤマハのWSBKのスターライダーであるアレックス・ローズは短くはあるが、MotoGPマシンデビューを月曜のブルノテストで果たした。これはヤマハの鈴鹿8耐の優勝のご褒美と言えるもので、ローズはポル・エスパルガロが乗るテック3のマシンを操縦。ローズは3度の走行をし、15周で1:59.558を記録。その後彼は残り10分を残して転倒した。ローズのタイムはその日のトップタイムのロレンゾから4.164秒、43周を走行したポル・エスパルガロから2.606遅れとなった。

アレックス・ローズ

「転倒したのは理想的とは言えませんが、次回このバイクに乗れる機会がいつかはわかりませんから、何もかもやって全てを理解したかったんです。そして理解するには多少プッシュする必要がありますからね。出来ればまたこのバイクをテストしたいですね。あと数周でもね。でも、もしそれが叶わなくてもヤマハとテック3には本当に感謝しています。鈴鹿8耐の優勝は素晴らしいもので、これは本当に最高のギフトでした。本当に人生最良の日でした。子供の頃からMotoGPバイクに乗るのが夢だったんです。あまり多くは周回出来ませんでしたが、バイクのフィーリングは驚くべきものでした。パワー、曲がり方などは自分が想像していた以上でした。ブレーキとタイヤは自分が使い慣れているものとはかなり異なり非常に敏捷性があるものでした。切り返しの時の動きは、まるで自転車のような軽やかさでしたね。ただ最大の違いはパワーです。ストレートでフルスロットルにした時のパワーは最高でした。あそこまで速いなんて信じられませんよ。本当に最高の経験で、この日のことは一生忘れないでしょう。」


ロウズは転倒は不慣れなカーボンブレーキによるものだと語る。


「カーボンブレーキは噛みつきが強いですね。あれは残り数周というところで、まだあまり全てを理解しないうちにもう少しブレーキングでプッシュしようとしていたところでした。リアが浮き上がってしまってワイドにはらんでしまったんです。トラックが汚れている部分でフロントを失ってしまったんです。ただ正直に言って素晴らしい経験でした。たった15周であってもね。自分が今までに経験した中で最高の15周でした。」


彼の兄弟であるサム・ローズは今週のミサノテストにアプリリアのライダーとして参加。アレックスは来年もPata YamahaでWSBKから参戦するようで、チームメイトはマイケル・ファン・デル・マークとされているが、いずれも正式発表はまだだ。