気になるバイクニュース。

世界のバイクニュース、MotoGP最新情報、各メーカーの新車情報などを紹介しているブログメディアです。

★MotoGP2016ブルノGP イアンノーネ「残り7周でタイヤが終わった」

Sponsored Link

このままオーストリアと同様に優勝してしまうのか?と思わせたイアンノーネ選手でしたが、フロントタイヤに泣かされ8位で完走しました。コメントを聞く限り、ちゃんと状況を把握して走っているあたり、優勝して心の余裕が出来たのかもしれません。 f:id:teletele916:20160822110320p:plain アンドレア・イアンノーネは表彰台獲得の可能性があったが、フロントタイヤが急速に摩耗した事でレースの残り3分の1で無力な状態だった。彼はオーストリアで初勝利を祝い、チェコでも長い間首位で走行した。しかし残り7周の段階でフロントタイヤが力尽きた事で急激に順位を落とした。彼のフロントタイヤのセンター部分は完全に崩壊していたが、彼は何とか8位でレースを完走した。

アンドレア・イアンノーネ

「レースの内容にはガッカリしています。今回もまた素晴らしいポテンシャルがあると思っていたんです。レースは出来るだけタイヤをセーブするためにあまりプッシュせずに走り始め、残り7周の段階でもまだリードしていたんです。しかし残念ながら、最後の7周でフロントタイヤが完全に終わってしまったため、状況をコントロールするのが難しくなりました。悪い選択だったとは思っていません。問題はトラックが完全ウェットコンディションではなかったことです。ドヴィやスコット、ホルヘは自分よりも前に問題が出ていました。彼らは最初からプッシュし過ぎてしまったんでしょう。自分はマージンがありましたから、プッシュせずにライディングが出来ました。」


ソフトタイヤを選んだのはレースの半分でバイクを交換するだろうと思っていたからです。でもトラックの乾燥が遅かったですね。リアのソフトタイヤは問題ではありませんでした。ダメになったのはフロントだけです。ここではウェットコンディションでは今日の午前中に走っただけでした。3周だけです。そのせいでデータがあまりなかったんです。そのためリスクを冒したわけですが、完全なウェットコンディションでなければ、このフロントタイヤは柔らか過ぎでした。でも多くを学びましたから、次回は良くなるでしょう。ウェットでのフィーリングを向上出来たのは嬉しいですね。ザクセンリンクから大きく向上しました。」


彼のチームメイトのアンドレア。ドヴィツィオーゾはラッキーではなく、フロントタイヤのセンターが完全に摩耗しきったことからピットインを余儀なくされた。彼はイアンノーネとスコット・レディングとトップ3で走行しており、2台目のマシンに乗り換えた。このマシンにはインターミディエイトが装着されていたが、このタイヤがトラックに合わない事を受けて16周目にリタイアした。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ

「レースで起きた出来事は最悪です。競争力も高く、良い結果を得られる位置でした。レースではウォームアップで使用したタイヤを使いましたが、酷いウェットコンディションの中では素晴らしかったんです。レース前に雨は止みましたが、それでもトラックは濡れていました。フロントタイヤはすぐに異常に劣化し始めたんです。自分達が使っていたフロントタイヤは本当に柔らかかったので驚きませんよ。雨が少ないとこういう事が起きるってことです。ただ今回のタイヤアロケーションに関しては満足ではありません。ザクセンリンクではエクストラソフト、さらに固いタイヤもあったんです。」


「2つのタイヤの違いはあまりにも大きすぎました。例えば今日はフロントにハードタイヤを履いたライダーは少なかったですけど、今日のハードよりも柔らか目のタイヤを履いたライダーは皆グリップに問題を抱えていました。あるライダーはリスクを冒しましたけど(ハードタイヤを選んだ)、それは正しい選択でしたね。カルはその選択で勝利しました。ただ非常に難しいことです。このタイヤは路面のグリップが良く、雨が少なかったためです。ただ今朝はエクストラソフトタイヤも9周走っても新品のようだったんです。ですから今回の状況をコントロールするのは非常に難しいことでした。ミシュランは未だに雨の中で状況をコントロール出来ていないと思います。今の段階ではさらなる性能が必要です。自分がこの問題が出た最初のライダーでしたけど、皆この問題が出ていました。タイヤからタイヤ辺が飛んでいくというのは危険です。」 www.crash.net