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★MotoGP2016 ロッシ「オーストリアはヤマハにとって厳しい」

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オーストリアで行われた2日間のプライベートテストにおいて、Ducatiが圧倒的な速さを発揮しましたが、ヤマハはロッシ選手がトップから約1秒遅れとなりました。ここまでの差がつくとなると確かにレースでもDucatiが強さを発揮しそうな予感ですが、一体どのような展開のレースとなるでしょうか。

★MotoGP2016 ロッシ「オーストリアはヤマハにとって厳しい」

ヴァレンティーノ・ロッシは来月のオーストリアグランプリにおいて、Ducatiのペースから考えるにヤマハは苦戦するだろうと考えている。Ducatiのライダー達はレッドブル・リンクのプライベートテストにおいて両日トップ4を独占、火曜にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ、水曜日にはイアンノーネがレースをリードし、2日目はストーナーが3位、サテライトチームのライダーが後に続いた。


初日はDucatiに最も接近したのはスズキのマーヴェリック・ビニャーレスで、0.831秒遅れ。ロッシは水曜日にDucatiに続き、0.929秒遅れとなった。ロッシはヤマハの進歩を喜びながらもこう語った。

ヴァレンティーノ・ロッシ

「Ducati相手だと非常に厳しいですね。ここは非常に高速なトラックです。ここは自分とM1にとってはベストなトラックではありません。2日ともに良い形でしたが、特に水曜日はパフォーマンスとバイクのバランスをだいぶ良くする事が出来ました。トラックも良くなりました。ゴムがトラックに乗ったのが良かったですね。ラップタイムを向上することが出来ましたし、ポジションも向上出来ました。トップの選手たちには少し接近出来ました。前進は出来ましたし、8月にここに戻って来るときに何が出来るかです。ただ、自分達よりも早いファクトリーチームがいますから、レースでは厳しいでしょうね。」


チャンピオンシップリーダーのマルク・マルケスとチームメイトのダニ・ペドロサ、テック3ヤマハはテストに参加しなかった。ホルヘ・ロレンゾはロッシから0.025秒遅いタイムで、スズキのビニャーレス、アレイシ・エスパロガロよりも僅かに前にいただけだった。ペースに関してはDucatiから1.411秒ほど遅いタイムだった。


ホルヘ・ロレンゾ

「テストは厳しかったです。いくつかのライバルチームが速かったですね。このトラックは彼らに対して大きなアドバンテージとなります。特にブレーキングスタビリティ、加速、トップスピードが彼らに合っています。彼らは(Ducati)自分達が持つ全てのパワーを路面に伝える事が出来ますが、この違いは大きいですよ。彼らから比べるとそこまで離されていませんが、多くのライバルがいて皆速いですよね。彼らが持つマージンを削ろうと思いますが、全体のマージンを詰めるまでにはいかないですね。自分達のバイクのバランスとエレクトロニクスで、全ての状況に対する最適なセッティングを見つけて、出来るかぎり速く走れるようにしたいと思います。」

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