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★ホンダから2017年型CBR1000RRが登場?

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MCNから2017年型のCBR1000RRについての詳細情報が出てきました。そこそこ信頼性があるメディアではありますが、ペドロサ選手がヤマハに移籍するというニュース内容などもありましたので、話半分くらいで受け止めていたほうが良いのかなと思います。

★ホンダから2017年型CBR1000RRが登場?

クラスをリードするセミアクティブサスペンションを搭載

来年の2017年型ホンダCBR1000RRについて詳細な情報が明らかになってきた。それによるとこのバイクは当初想定されていたよりも大きな改修を受けて登場するようだ。変更点はさらなる馬力、新しいライダー補助システム、エレクトリックセミアクティブオーリンズ製サスペンション、さらなる軽量化などだ。ホンダは長年スーパーバイクの車両においてライバルの後塵を拝してきた。ただ現行のマシンの人気も未だに高く、レースでの成功も重要であることから、新しいバイクで大きなインパクトをもたらそうというものだ。


MCNは公道、そしてレーシング部門に近いソースから様々な情報を得、新型モデルは現行モデルと大きく異なるという情報を得た。MCNの日本のソースが明らかにした内容によると「変更点は多く、ライバルに対して競争力を持つために多くの作業が行われた。軽量化はバイクの旋回性能を上げ、シャープなバイクに仕上がっている」という。


その他のソースではホンダは新型をより直感的に操れるバイクにしようとしたということで、長年ファイアーブレードが公道でも扱いやすいバイクであるという伝統も守ろうとしているとのこと。ホンダは新型のCBR600RRの開発を停止しているためにその売上は落ちてきているが、ホンダは新しいファイアーブレードの生産に対して準備が出来ているという。

★ホンダから2017年型CBR1000RRが登場?

更なる馬力と軽量化

ホンダは過去10年のパワー競争に負け続けてきた。新型のファイアーブレードがクラスをリードする馬力があるとはやはり思えないが、後輪で180馬力は期待しても良いだろう。馬力と言えばBMW S1000RRが195馬力、カワサキのZX-10Rが200馬力であるが、現行の175馬力から考えると着実な進化と言え、8kgほど軽量になったという車体は今までにになく軽快に操れることだろう。


★ホンダから2017年型CBR1000RRが登場?

巨大なラムエアシステムが新しいヘッドストックエアインテークを特徴づける。進化した燃料供給システム、エンジン内部のフリクションを減らす為の多くの作業がさらに多くのパワーを発生する手助けをする。エアーボックスの変更は実に顕著で、公道とレーストラックでのパフォーマンス向上を考えたものだ。


さらにホンダの重量がかさむC-ABSシステムに代わりBoschのエレクトリックコントロールシステムが装備される。ホンダのC-ABSシステムはファイアーブレードの総重量に10kgのインパクトも持つが、Boschの9.1MP ABSは重量3.5kgで、さらに洗練されたコントロール性能のABS、トラクションコントロール、アンチウイリー、コーナリングABSなどの機能を持つ。新しいEuro4があるため排気システムへの変更も重要だ。厚い触媒のせいで重量は増えるが、その他の重量軽減と相殺される。

新しいエレクトロニクス

一番大きな変更としてはBoschのエレクトロニクスパッケージで、これには慣性計測ユニット(IMU)が装備される。これはバイクの動きを6軸で計測し、バイクをコントロール下に置くために最適な形で機能するもの。IMUはトラクションコントロール、ABS、コーナリングABS、アンチウイリーなどを操作し、さらにオーリンズ製のセミアクティブサスペンションが新型ファイアーブレードに装備される。

新しいサスペンション

オーリンズはホンダとともに新型車両の開発に取り組んできており、スマート EC セミアクティブサスペンションを提供する。これはDucati 1299 パニガーレSに初めて装備されたものであるが、ファイアーブレードに装備されるのはさらに進化したものとなる。オーリンズのセミアクティブサスペンションは、ブレーキング、加速においてバイクを出来る限り安定した状態に保とうとするもので、前後ダンピングをIMUと共に管理、電子ステアリングダンパーも路面状況とライダーからのインプットによって反応を変える。


Ducati 1299 パニガーレSに装備されているものは、フィクスドとセミアクティブという2つのモードがあった。フィクスドではライダーは特定のレベルの前後コンプレッション、リバウンドを設定可能で、ステアリングダンパーのセッティングも設定が可能。また、イベントベースでのセッティングも可能となっており、セミアクティブではコンプレッション、リバウンド、ダンパーセッティングをハードからソフトまで選ぶ事が可能だ。

新しいスタイリング

新しいファイアーブレードのスタイリングは革新というよりは進化に近い。とは言えそれでもいくつかの大きな変更点がある。 昨年発表されたCBR250RRコンセプトから、どのような見た目になるかの方向性が見える。同様に幅が狭いヘッドライト、パテント登録された内容から考えるとライトはLEDとなるであろう。


By Andy Downes www.motorcyclenews.com