★Lazareth(ラザレス)電動バイクE-Wazumaを発表
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Lazareth(ラザレス)と言えばクレイジーな車両を作っている事で有名なフランスのメーカーですが、今度は電動バイク(と言っても4輪ですが。。)を発表したようです。40馬力のモーターを2つと馬力はそれほどでもありませんが、トルクが361lb·ftと恐ろしい事になっています。
車名の前にeが付いていることから、E-Wazumaが電動バイクであるという事はすぐにわかるだろう。ただこの車体の場合361lb·ft ものトルクを発生する。停止状態からすぐにこのトルクを発生する事を考えると背筋が凍るだろう。E-Wazumaに対する最初の印象は、恐らく「極端」「キチガイ」「危険」「アホか」といった類のものだろうが、この車両がスイスのジュネーヴからほど近いフランスのカスアムメーカーであるLazareth(ラザレス)の車両であると知ればそうでもなかろう。
Lazareth(ラザレス)は恐らく470馬力のマセラティV8エンジンを積んだ4輪バイク LM 847で最も知られているだろう。マセラティエンジンを搭載した車両がE-Wazumaと異なるのは、ホイールが接近している事で2輪に近い乗車感覚を生み出し、V8エンジンのパワーを路面に伝えるだけのタイヤが装着されていることだろう。E-WazumaはフェラーリのV8やBMWのV12のように内燃機関を持っているわけではなく、大げさな馬力があるわけでもない。フランス企業であるNTN-SNRと共に開発された電動バイクで、リアホイールの内部に40馬力の電動モーターを持ち、合わせてトルクベクタリングを装備している。(※左右の駆動輪の駆動力の配分をコントロールする機構)
80馬力というの大した数字ではないかもしれないが、361lb·ftというトルクを考える必要がある。ラザレスはE-Wazumaの加速について「驚くべきものがある」と語っているが、アクセルを僅かに捻るだけでイーロン・マスクのスペースXロケットのような加速を発揮するわけだ。E-Wazumaは一般的な電動車両のイメージ、どのような見た目であるかの通年を打ち破るものだ。現在のところ、この電動4輪車両はプロトタイプに過ぎない。しかしLazarethによると公道バージョンも簡単に作れるという。