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★MotoGP2016 ユージン・ラバティ「WSBKも考えている。」

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サテライトチームながら素晴らしい走りが目立つユージン・ラバティ選手。当然Ducatiで走るのであれば最新のバイクでというのが希望するところでしょうが、果たして来年はWSBKに行ってしまうのでしょうか?

★MotoGP2016 ユージン・ラバティ来季はWSBK?

2017年のMotoGPクラスのファクトリーシートのラインナップは既に決まり、サテライトの残りのシートに注目が集まっている。ワールドチャンピオンシップのスタンディングを考えても最も上位にいるサテライトライダーのエクトラ・バルベラは7位だが、まだ来季の契約に関しては明らかになっていない。AvintiaのソースによるとバルベラはチームがGP14.2からGP16にマシンを変更する際に間違いなくAvintiaを継続すると言われている。

トップライダーは未だに契約が自由な状態にあり、そういう点から考えるとユージン・ラバティもバルベラからは10ポイントしか離されておらず、チャンピオンシップにおいても10位となっている。ラバティはMotoGP2年目に大きなステップアップを遂げ、アルゼンチンの4位を含み、現時点で2015年の5倍ものポイントを稼いでいる。


またAsparはホンダからDucatiにマシンを変更したことによってテストの時間も限られていたにも関わらずである。2017年のラバティのオプションはどのようなものがあるだろうか?


アプリリアのライダーのアルヴァロ・バウティスタはAsparに加わると噂されている。またAsparもラバティの継続を望んでいるようである。また、ヨニー・ヘルナンデスは現在ラバティと共に走っているが、ラバティの48ポイントと比較して僅かに3ポイントしか獲得出来ていない。ではなぜ、ラバティとAsparの新しい契約が結ばれていないのだろうか?


大きな問題はマシンにあるとされている。現行のGP14.2は2年前のバイクで、ミシュランではなくブリヂストン時代に作らたバイクだ。アッセンでの噂によると、Asparは2016年型のデスモセディチを1人のライダーにしか提供出来ないとされる。バウティスタのほうがGP16を手にする可能性が高く、Pramacのように片方の選手はGP15でレースをすることになる。


もしこうした基本レベルでの違いがAsparの選手の中で起こるとすると、これはラバティにとっては受け入れがたい事であるはずだ。彼は2015年にニッキー・ヘイデンが3戦も前に新しいスイングアームを受け取ったことについての不快感を表していた。Asparとの話し合いの中で、ラバティは3つの異なるメーカーで13勝という成績を誇るWSBKチームを薦められているようだ。また彼は2013年にはランキング2位を獲得している。


すべてのシートが埋まったMotoGPとは対照的に、WSBKでは2017年のシートが決まっているのはカワサキのみだ。またラバティは先ごろZX-10Rでのライディングをする可能性があった事を認めている。ラバティは最近WSBKのミサノ戦に姿を見せており、Ducati、ヤマハ、ホンダと話をしている姿が見かけられている。その後彼はワールドDucatiウィークに参加し、Ducatiコルセのジェネラルマネージャーであるジジ・ダッリーニャ、パオロ・チャバッティと話をしたとみられる。しかし彼らが話をしていたのはMotoGPなのかWSBKなのか、それとも両方なのか?

ユージン・ラバティ

「契約が決まるまでは何もコメントはしませんよ。自分のプライオリティは来年にできる限り戦闘力の高いマシンを確保するという事です。どの選手権で走るかはまだ決めていません。今年はMotoGPで大きな成果をあげる事が出来ました。しっかりとしたパッケージであれば2017年にさらに大きなステップを践む事が出来ます。しかしレースは勝利するためのものですので、WSBKに関してはかなり真剣に話を進めています。」

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