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★2017年にヤマハから新型のYZF-R6は登場するのか?

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新型のYZF-R6が登場するのかどうなのかという議論はだいぶ長く続いていますが、こうして新型のR1が登場した以上、弟分のR6のフルモデルチェンジもそろそろ行われるというのは当然考えられます。Asphalt and Rubberでは触れていませんが、エンジンがクロスプレーン型クランクシャフトになるのか否か?というのも気になるポイントですね。

★2017年にヤマハから新型のYZF-R6は登場するのか?

(※写真は2010年モデル)

ヤマハが新型のR6を遂に登場させる準備が出来る状態にあるというのは腑に落ちる話だ。現在のモデルは2008年にオリジナルが登場したバイクであり、2010年に簡易的なアップデートが施されてはいるが、これによってトップエンドを犠牲にしてミドルレンジのパワーがアップしたものになった。日本のこのメーカーはプロダクトデザインと新型車の登場に関しては、徐々に元々の彼らの姿に戻りつつある。そして昨年完全新型のYZF-R1が登場した。そして次は600ccの番だろう。そして日本、欧州では2017年モデルとして今年の終わりに新型のYZF-R6が登場するという噂が出ている。この噂のほとんどは日本のヤングマシンからによるもので、この雑誌は新型車のレンダリングイメージで有名であるが、その情報の正確性は低い。

A&Rは他のソースからも似たような情報を得ており、どうやらこの噂は実現する可能性が高そうだ。ヤングマシンによると新型のR6は現行のR1にかなり近く、ブランドが関連するモデルに同様のイメージを与えたいという事を考えると悪くない推測だろう。このレンダリングイメージはあまりにも近親結婚で生まれたバイクのように見えなくもないが、YZF-R1の要素がYZF-R6にも受け継がれるというのは期待して良いだろう。スーパースポーツクラスのレースでは制限は厳しいだろうが、エレクトロニクスが大きなヤマハ車の特徴になるだろうと我々は考えている。ヤマハはR1でライダーの補助装置の開発に多額の投資をしている。そしてこうした多額の投資は他のモデルにも展開されて初めて意味があるのだ。


スーパースポーツセグメントはこれからトラクションコントロールを装備するようになるだろうし、”第二世代のトラクションコントロール”であるローンチコントロール、ウイリーコントロール、エンジンブレーキ制御などが装備されないとしたら、ある意味驚きとも言える。またヤマハが更にこれを進めてIMU(慣性計測ユニット)をYZF-R6のエレクトリックパッケージに含めるとしたら興味深い。これが実現すれば600ccのスポーツバイクにもYZF-R1と同様のパワースライドコントロールが装備される事になる。


他のスーパースポーツセグメントの車両を眺めてみると、ヤマハは破壊的なインパクトのある車両を産み落とせる機会がある。MVアグスタは600ccクラスにおいては最も先進的なバイクを投入しているが、アグスタの財政危機は販売の足を間違いなく引っ張るだろう。同じような問題がDucatiにも言える。この企業のスーパースポーツと言えるバイクはほぼリッターバイクの排気量になっており、トライアンフのデイトナ675は既にだいぶ古いバイクになっている。そして同じことがその他の日本メーカーにも言える。スズキはこの秋に新型のGSX-R1000を登場させる事は知られており、続いて600ccと750ccも来年あたりに登場するだろう。ホンダも今年の終わりに新型のリッターバイクを登場させると予想されており、CBR600RRがどうなるのかは想像するしかない。最近(2013年)にアップデートが施されたのは唯一カワサキのZX-6Rで、カワサキはトラクションコントロールを追加した。これがヤマハにとっては越えるべき水準となっているが、磐田のこの企業に望むのはR1で我々が見たような素晴らしいバイクの登場だ。

www.asphaltandrubber.com