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★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

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ミシュランタイヤのムジェロGP開幕前のプレスリリースをご紹介します。今週のレースはトラックの要求が多いことから、リア2種類、フロント3種類に加えてレインタイヤ2種類、インターミディエイト1種類というフルラインナップになります。毎回物流が大変だというコメントが多いピエロさんですが、今回は有名イタリアンにレース後に行きたい。。とのことですが、レース後にわいわいレストランで語り合うのも楽しそうですね。

★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

今シーズンからMotoGPに復帰しているミシュランの次なるミッションは第6戦となるイタリアで、レースは他に比類するものが無いムジェロ・サーキットで行われる。素晴らしいトスカーナのカントリーサイドに位置するこのトラックはフィレンツェから35kmの距離にあり、堂々とした岡に囲まれている。ムジェロはライダーと同様にファンにとっても愛されているトラックだ。観客席は高速でテクニカルなレイアウトのトラックの完璧な位置にあり、このコースはミシュランにとっては間違いなく挑戦的な試験となるだろう。ムジェロは高低差の変化を含む高速コーナーと低速コーナーの完璧なコンビネーションを誇るトラックで、最終コーナーを立上がってからのストレートはMotoGPカレンダーでも最速のストレートでもあり、ライダーは時速350km/hに達する。

★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

ブレーキングセクションもこの5,245mのサーキットの特徴だ。そのためバランスの良いバイクセットアップに加えてフロントタイヤの安定性も求められる。リアタイヤも同様にハードワークを強いられる。タイヤのセンターは低速コーナーからの加速を助けるために優れたグリップが求められ、アラビアータ1、2、パラジオ、カサノヴァなど有名な高速コーナーではタイヤエッジのグリップが必要とされる。こうした多くの要求がムジェロサーキットではタイヤに求められる。ミシュランは先のレースから休むことなく作業を続け、今週のレースにもトラックの要求に沿うような幅広いレンジのタイヤを持ち込む。

★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

リアのミシュランパワースリックはル・マンで発表された構造的に柔らかいタイヤが持ち込まれる。コンパウンドはソフト(ホワイトのライン)ミディアム(ラインなし)となり、タイヤのサイドにかかるストレスを考え両タイヤは非対称デザインとなり、タイヤの右肩部分が少し固いものとなる。フロントのミシュランパワースリックは3種類のコンパウンドから選ぶ事が出来る。これはソフト(ホワイトのライン)、ミディアム(ライン無し)ハード(イエローのライン)だ。天候の悪化に備え、ミシュランパワーレインタイヤもソフト(ブルーのライン)、ハード(ライン無し)が使用可能となる。また同様にミシュランパワーインター(シルバーのライン)も変化の多いコンディションに備えて使用が可能となる。

★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

第6戦は20日金曜のフリープラクティスから始まる。日曜の23週の決勝レースのための予選は土曜の午後に行われる。これによってシーズンの中でも最も待ち望まれているカラフルで情熱的なレースのグリッドポジションが決定される。ライダーが限界までプッシュした走りを披露した後は、観客がトラックに雪崩れ込みあざやかな発煙筒が炊かれることだろう。

ピエロ・タラマッソ

「ムジェロはカレンダーの中でも特別なもので、全てを備えてる場所です。この素晴らしいレイアウトはライダーにとっても多くを試される場所となっています。アップダウンのセクション、長いストレート、ブラインドコーナー、素晴らしい景色、情熱的な観客。特にPoggio Seccoではそうですね。そしてエキサイティングなレース。こうした内容に加えて素晴らしい食事とワインが楽しめるレストランもありますから、絶対に行かねばならない種類のレースと言えます。ただ、私達もここにパーティーをするために来ているわけではありませんし、非常に厳しいタスクがあることも理解しています。ル・マンは新しいタイヤが機能しましたので、私達にとって良いレースとなりました。しかしムジェロは完全に異なります。非常に厳しいブレーキングでタイヤが機能するようにしないと行けませんし、優れたグリップと同時に最高のエッジグリップも流れるような高速セクションで求められます。」

★MotoGP2016ミシュラン ムジェロGPプレビュー

「これに加えて気温がかなり変化するという事も考慮しなければいけません。山が近くにありますので朝は非常に冷えるんですが、太陽が登って最も暖かくなると、トラックは40℃を超えます。ですから万一の出来事にも備えている必要があります。雨も降ることもありますからね。そうした事を考え、ライダーが必要とする性能を提供ししっかりと機能するような幅広いレンジのタイヤを用意します。いつものようにレースウィークを通じて状況を注視しています。日曜の夜には我々も何らかのパーティーが出来れば良いなと思っています。有名なイタリアンのDolce Vitaにも行けたらと思っているんですよ。」

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出典元:ミシュランタイヤ