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★Ducati ドヴィヅィオーソと2017年、2018年の2年契約を発表

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予想されていたとおりとなりましたが、Ducatiはロレンゾ選手のチームメイトとしてドヴィヅィオーソ選手を選択しました。やはりマシン開発力だけでなく、安定感(※今シーズンは不運続きですが。。)が評価された形かと思います。イアンノーネ選手はファクトリーシートを希望するとなると、現実的にはスズキしか残りませんね。

★Ducati ドヴィヅィオーソと2017年、2018年の2年契約を発表

Ducatiは来年ホルヘ・ロレンゾのチームメイトにアンドレア・ドヴィヅィオーソを選択した。ホルヘ・ロレンゾとの契約を発表した後、Ducatiはどちらかのイアンノーネをチームに残すという事を公言していた。

Ducati ジジ・ダッリーニャ

「こうした結論を出すのは簡単ではありませんでした。2人のアンドレアのように素晴らしいライダーがいる場合はなおさらですね。ドヴィヅィオーソがあと2年チームに留まるという選択をしてくれたのは本当に嬉しいです。我々が設定した目標を達成するために、彼と共に4年前に始めた素晴らしい仕事を引き続き共に続けて行くことが出来ます。イアンノーネは今シーズン限りとなりますが、彼には申し訳なく思います。彼は重要な仕事を成し遂げてくれ、DucatiデスモセディチGPの開発に大きな貢献をしてくれました。こうした理由から彼には大きな感謝をすると共に、今後のラウンドで我々も彼に対してフルコミットし、彼の手の届くところにある最高の結果を得る事が出来るようサポートを続けます。」


若いイアンノーネはチームに留まるものと思われていた。彼は昨年5位でチャンピオンシップを終えDucatiのライダーとしては最上位を獲得しており、2年目の今年はさらにその結果を伸ばして行くものと思われていた。しかし今シーズンの5戦ではドヴィヅィオーソとイアンノーネの成績に大きな差はない。いずれも表彰台を1度獲得しており、その他の3戦で完走出来ていない。決定的な違いはイアンノーネは自らのミスで転倒しているということだ。最も明確なのはDucatiにとってダブルの表彰台を獲得出来るはずだったアルゼンチンにおいて、自らの転倒にドヴィヅィオーソを巻き込んでしまったことだ。ドヴィヅィオーソの不運はその後も続き、オースティンではダニ・ペドロサの転倒に巻き込まれ、ヘレスでは技術トラブルによるリタイア、ル・マンでは転倒している。スピードも似たようなものであり、イアンノーネにミスが多いこと、そしてロレンゾもチームメイトはドヴィヅィオーソのほうが良いということなどもドヴィヅィオーソには有利に働いたのだろう。

アンドレア・ドヴィヅィオーソ

「Ducatiとこうして合意に至ることが出来、2013年から続けてきた冒険を再び続ける事が出来るのが嬉しいです。過去数年は本当に多くのコミットをする形でともに働いてきており、デスモセディチGPをこうして素晴らしいレベルに引き上げる事が出来ました。ですから、すぐに最高の結果が得られると確信しています。」

アンドレア・イアンノーネ

「今年でDucatiと過ごした時間が終わってしまうのは残念です。でもDucatiには本当に感謝しているんです。ここ数年自分に与えてくれたチャンスに対して本当に感謝しています。MotoGPクラスでのデビューはDucatiでしたし、Ducatiのバイクで育ってきました。常に自分のパフォーマンスを向上させてきたと思います。残りのレースではいつもそうしているように全てを出して戦います。デスモセディチGPのパフォーマンスには大きな自信を感じていますからね。」


イアンノーネとドヴィヅィオーソは現在チャンピオンシップで10位と11位。ビニャーレスがヤマハに移籍する事を受け、イアンノーネの2017年に考えられる移籍先はスズキだ。Ducatiは2017年のライダーラインナップを最初に決定したファクトリーチームだ。ヤマハとホンダはロッシとペドロサの続投を正式にアナウンスしている段階。スズキは今のところライダーの公表はしておらず、KTMはブラッドリー・スミスのチームメイト、アプリリアはサム・ロウズのチームメイトというポジションが空いている。
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